【アメフト】接戦を展開するも、一歩及ばず 法大戦

ランプレーで敵陣エンドゾーンへと迫る李

ランプレーで敵陣エンドゾーンへと迫る李

4連勝同士のチームによる戦いとなった法大戦。先制を許したものの、すぐさま同点に追いつく。前半は点を取られては取り返す展開が続いたが、後半開始後すぐに逆転。しかし、その後は3Qから4Qへかけて3連続でタッチダウンを決められ、劣勢に。試合終了間際にタッチダウンを決めたものの、逆転することはできず敗戦した。

 

 

関東学生アメリカンフットボール連盟リーグ戦

10/24(土) 13:45KO@富士通スタジアム川崎

慶大35-45法大

1Q 14-14

2Q 7-10

3Q 7-7

4Q 7-14

 

タッチダウンを決めた八木

タッチダウンを決めた八木

試合は慶大のキックオフでスタート。慶大は試合開始直後の法大の攻撃を止められず、タッチダウンを許す。トライフォーポイントのキックも決められ、わずか4ダウンで先制されてしまった。しかし、すぐさま反撃を開始。法大のキックオフをリターンし自陣からの攻撃を開始すると、RB李卓(総3)のランで敵陣へと攻め込む。さらに、法大の反則などもあり敵陣19yrdでのファーストダウンを獲得すると、再びRB李がランプレーを見せタッチダウン。K手塚太陽(経3)がトライフォーポイントのキックを決め、同点に追いつく。その後、再び法大にタッチダウンとトライフォーポイントを許し7点のビハインドを背負うものの、直後の自陣からの攻撃でQB小田裕太(商2)からWR八木雄平(政4)へのパスが通る。パスをキャッチした八木はそのまま敵陣エンドゾーンへと走り込み、タッチダウン。K手塚がトライフォーポイントのキックを決め、瞬く間に追いついた。

2Q、先にリードを奪ったのはまたしても法大だった。慶大はパスをインターセプトされ相手に攻撃権を奪われると、フィールドゴールを決められてしまう。さらに、直後の攻撃をパントへ追い込まれ法大に攻撃権を渡すと、自陣深くまで攻め込まれる。最後はランプレーを決められタッチダウン。トライフォーポイントのキックも決められ、10点のビハインドとなってしまった。それでも、直後の攻撃でRB李とRB田中英暉(法4)のランプレーを中心に敵陣へと攻め込むと、最後はRB田中のランプレーでタッチダウン。手塚がトライフォーポイントのキックを決め、ビハインドを3点として前半を終えた。

 

一時逆転となるタッチダウンを決めた田中

一時逆転となるタッチダウンを決めた田中

3Qは慶大の得点で始まった。3Q2度目の攻撃でQB小田からRB田中へとボールが渡ると、RB田中がそのままランを開始。法大のディフェンスを切り抜けると、エンドゾーンへ走り込みタッチダウン。K手塚のキックによりトライフォーポイントも決まり、ついに逆転に成功した。しかし、このリードはつかの間のものとなってしまった。直後の法大の攻撃、パスを中心にゲインを重ねてくる相手を止められず自陣深くまで攻め込まれると、最後もパスを決められタッチダウンを許す。トライフォーポイントのキックも決められ、再びビハインドを背負ってしまった。

4Qは法大の攻撃で始まったものの、すぐさまインターセプトを決め攻撃権を獲得。しかし、この機会を生かせず法大へ攻撃権を渡すと、自陣深くまで攻め込まれてしまう。絶体絶命のこのピンチ、守備陣が奮起する。ランプレー中心に攻めてくる法大の攻撃を食い止めると、フォースダウンギャンブルも防ぎ切り攻撃権を奪取。絶体絶命のピンチを切り抜けたかと思われた。しかし、すぐに状況は一変する。慶大の攻撃開始直後、ファンブルしたボールを法大に確保され再びピンチに。今度はタッチダウンを決められてしまった。トライフォーポイントのキックも決められビハインドは10点に。さらに、直後の攻撃で今度はインターセプトされ、自陣内で攻撃権を与えてしまう。そして、法大のランプレーを止められずタッチダウン。トライフォーポイントのキックも決められ、わずかな間で点差を17点まで広げられてしまった。このまま終わるわけにはいかない慶大も、直後の攻撃でパスを続けてゲインを重ね、最後はRB李のランプレーでタッチダウン。トライフォーポイントのキックも決めて点差を10点に縮めたものの、試合終了。4連勝同士の対決となった一戦を落としてしまった。

 

序盤から接戦を演じ、一時は逆転に成功した慶大。しかし、4Qに痛恨のプレーが連続してしまい、敗れた。今シーズン初の敗戦となってしまったが、下を向いている時間はない。次なる戦いは、2年連続で甲子園ボウルに出場している日大が相手。リーグ制覇に向けて絶対に負けられない一戦となる。“ユニコーンズのフットボール”で、勝利を飾りたい。

(記事 布寺智裕)

 

金子陽亮主将(政4)

(今日の試合を振り返って)前半と後半の入りの部分で、立ち上がりが悪かったことが敗因の一つだと思います。(逆転後の試合運びは)細かいところを詰め切れなくて、モメンタムを相手のチームに持ってかれました。そこは、普段の練習から甘かったためだと思います。(次戦への意気込み)僕たちがやることは変わらないので、残り2試合ユニコーンズのフットボールをして勝ちきる。それだけだと思います。

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