【ラクロス(女子)】〜10連覇へ〜早慶戦企画⑤幹部対談!(主将・渡邉×副将・浅野×主務・早川)

早慶戦企画対談の最終回は主将のMD渡邉ひかり(#44法4=慶應女子)、副将のMD浅野玲子(#54環4=国際基督教大)、主務のDF早川芳(#87総4=日本女子大附属)の3人の登場です!幹部としてチームをまとめる大変さ、そして10連覇のかかる早慶戦への熱い思いを伺いました!

幹部対談①

左から早川、渡邉、浅野

 ———まずはお互いを他己紹介していただけますか?

 

早川渡邉:ひかりは主将としてはカリスマ性があって。「背中で引っ張る」っていう言葉通りの選手です。プレーとしてもすごいパワフルで力強いプレーが人の目を引くなと思って、いつもすごく刺激を受けます。普段はエネルギッシュなあたりあまり細かいところを気にしないところもあって、そこは浅野選手とのバランスがいいです。

 

渡邉浅野:わたし的にはチームのバランサーかなと思っていて、選手としてもプライベートでもバランスを保ってくれてます。わたしは突っ走っちゃう分、いろんな部員の子に目を向けて、話を聞いたり、振ったり、まとめてくれててそこがわたしと正反対でそこがいいなと思います。プレーも結構、MDっていうポジションで12人の全員をつないでくれてるなと思います。

 

浅野早川:はなは主務をやってくれてるんですけど、チームのためにいつも動いてくれて、それに対するアクションを起こせていてとても頼りになれます。プレイヤーとしては泥臭いといいますか、落ちたボールにも貪欲に追い続けていて、はなの背中を見ると自分もやらなきゃと思わせられます。

 

渡邉:コメントが素敵〜

 

———六大学戦を振り返ってもらって

 

渡邉:一応5戦負けなしではあったんですけど、私たちが目指している一番大きな目標はリーグ戦日本一というところなので、それを考えるとまだまだなところが多いなというのが率直な感想です。

 

浅野:2月から新チームが始まって、その時になりたい像があったんですけど、それについてもう一度考え直さないとなと思ったり、そこにちゃんと向かえているかとかそういうのに気づかされる試合が多かったかなと思います。

 

———印象に残った試合は?

 

渡邉:わたしは法大戦です。

 

早川:わたしも法大戦です。法大はFINAL4とかに毎年残る学校ではないっていう部分もあるし、私たち自身も甘く見ていたわけではないけど、もっとやれることがあったことを後になって考えられたってことはもっと準備しなければならないことがたくさんあると思ったし、次のリーグ戦で当たるかもしれない相手なので、もっと詰めなきゃという気持ちを沸かせてくれた相手です。

 

———3校合宿はどうでしたか?

 

渡邉:楽しかった!(笑)

 

早川:苦い部分も相当あった・・・

 

渡邉:それまでも練習試合は毎週末組んではいて、そんなに危機感をそんなに持ってはいなかったんですけど、三校合宿を通して、たくさん試合をして、どの学校も新チーム始動したては変わらないんですけど、レベルが高くて、早大に関しては始動から一番最初に練習試合をしてその時は私たちが勝ったんですけど、それから1ヶ月経って急激に上手くなっているなっていうの肌で感じて、私たちもっとやらなきゃなと思いました。

 

———今年のスローガン(WIN THE DAY)はどうやって決まりましたか?

 

早川:5個くらい最終的に絞られて、それまでは100個以上ありました。キーワードにするか、漢字にするか何も決まっていなくて笑、とにかく案を出していいものを絞って絞って、満場一致ではなかったけど、”WIN THE DAY”になりました。

早川対談写真

今季からトップチームでプレーする早川

———どういう思いが込められていますか?

 

浅野:”WIN THE DAY”なのでDAYのところに3冠=日本一というのを目標にしていて、リーグ戦の”日”、準リーグの決勝の”日”、Vリーグ決勝の”日”ていうその日を常に勝ちに行こうという意識をもって練習しようというのと、本当に毎日1日1日を勝っていこうという意味を込めてです。

 

———どういった経緯でこの役職に就きましたか?

 

早川:3年生の時に副務という仕事をしていて、それは自分でもやりたいという気持ちもありましたし、上の先輩からの勧めもありました。自分がこの部のために何ができるかというのを考えて、組織運営に何かしら携わりたいと思っていて、主将とかになるような技術とか器ではないなと思っていて、主務だったら自分の持っている力を出せると思って主務になりました。

 

浅野:私も3年生の時から副将をやらせてもらっていて、主将副将決めの時に主将に立候補したんですけど、最終的に自分が副将という立場の時に何がしたいのかを考えたら、これだけ部員数がいる女子部なので1人1人がこの部にいて良かったとか、ここで自分がんばりたいなと思えるような環境作りをしたいなと思って、1選手としてもそうだし、4年生としてみんなのことを考えられる人がいてくれたので、そういう役割につけたり、ひかりのサポートではないですけど、一人で回すのは大変なので、バディみたいなので一緒にチームを回せたらなと思って副将をやっています。

 

渡邉:私も3年生の時に副将をやっていたんですけど、1年間副将という立場で部の運営に関わっていて、去年は目標よりも前段階のFINAL4で敗退してしまって、すごい個人としてとても悔しくて、やっぱりラストイヤーは全てをラクロスに捧げたいと思っていたし、あとはこのチームでみんなで勝つ喜びを味わいたいと思っていて、そのためには自分が主将になって全てをやりたいなというふうに思ったので立候補しました。みんなからも前を向いているといわれてやらせてもらっています。

 

———この役職において大変なことは?

 

渡邉:部員数が多い(笑)、基本的に全員のことをちゃんと把握するだけでも、大変だなって感じています。

 

早川:選手と主務の両立。そこは副務のころから感じているんですけど、やることが多いので、ラクロスの技術向上に捧げる時間と部のために捧げる時間を自分の中でうまく割り切って配分しないと難しいなと感じています。

 

浅野対談写真

主将とともにチームを支える浅野

浅野:いろいろ大変だけど笑、思うのは幹部だからこそ色んな問題が見えるなと思って、例えば部員が苦しんでるなとかチームが成長していないのもそうだけど、そういうのが見えるからこそ逆に楽しむというのが難しくて、みんなが苦しいチームをどう楽しんでどう明るくするかが幹部たちを筆頭にその姿を見せていかないといけないなというのは私自身の課題だなと感じています。

 

———今年のチームはどんなチームですか?また魅力はどこだと思いますか?

 

渡邉:例年に比べて学年問わず意見が言えるチームにはなってます。そこが私は意識をしているところで、自分が下級生の時に技術も自身もなくて自分から発信するのが難しくて、自分が最高学年になったのでチーム全員が思っていることをなるべく発信できるようにというのは私も意識しているし、そういうのは(浅野選手が)うまいので(笑)、みんなで頑張っています。

 

早川:各学年バランスはとれてるかなと。3年生とかすごい個性も強かったりするので、あんまり学年関係なく、みんなで作っていくという意味でバランスが取れているかなと

 

———期待している後輩選手は?

 

早川:いっぱいいる(笑)、うーん・・・期待の意味も込めて、Gの大沢選手(#28=経2・学芸大附属国際)。背も高いし、今後期待できるかなと。

 

渡邉:176cmね

 

早川:いるだけで存在感も大きいし、新人戦でも目立つし「慶應のGなんだ??」みたいにすごく目立っていて、期待してます。未来の慶應を背負うと思っています。

 

渡邉:私も新2年生なんですけど、伊藤選手(#73経2=慶應女子)。一番練習していても、かなは初心者で大学からラクロスを始めた子なんですけど、一番勝負勘があって、技術的な部分で追いつかない部分はたくさんあると思うんですけどその中でちゃんと考えてすぐにフィールドで体現できるなと感じるので強くなるんじゃないかと個人的に思っています。

 

浅野:選手ではないんですけど、今シーズンを通して部の鍵になると思うのは新3年生のとむ(友岡=経3・慶應NY)。

 

渡邉:きた(笑)

 

浅野:マネージャーなんですけど、副務も担当していて、もちろん今年一人残らず日本一に向かうというのを目標にしているんですけど、とむを見ていて、自分で何ができるんだろうというのを自主的に行動に移していて、私が知らない範囲でいろいろしていることを間接的に知ることが多くて、チームが強くなるために大事なのは選手だけじゃないなっていうのを感じて逆に今まで私が感じたことなかった部分で貢献してくれている後輩がいるというのは嬉しいですし、私が頼っちゃうくらいの大きな器だったり、行動力だなと思っているので、スタッフがチームを動かすくらいチームに新しい風を吹かせて欲しいなとは思っています。

 

———今年の早慶戦は、慶大の10連覇がかかった特別な一戦になります。そのため、今回の早慶戦前インタビューではどの対談でも10という数字にちなんだ質問を一つさせていただいていこうと思います。もし、10日間お休みをもらえたら何をしたいですか?

 

渡邉:私あります!あります!私カリブ海のクルーズ旅行。昨日テレビで見て、豪華客船なんですけど、一週間カリブ海を回るものなんですけど、本当にすごくて、海も綺麗だし、お風呂につかりながら広大な海を見渡せるし、プールもあるし、ここ本当行きたいと思って、いつかお金が貯まったら行きたいなと思いました!

 

浅野:今朝、車で練習に行く時に目の前がキャンピングカーで、いいなーと思って。車で移動しながら寝れる空間もあって、人生これで済んじゃうと思って、もちろん海外も行きたいんですけど、国内もいろんなところを回りたいなと思って、心が休まるところを求めて、キャンピングカーでキャンプしたいです。

 

———具体的に行きたい場所はありますか?

 

浅野:引退したら絶対行きたいなと思うのが屋久島。杉を見ると心が洗われるって聞いて、あそこまでに行く道のりですごい精神にいろいろ宿るらしいよ(笑)

 

早川:そういう具体的なものではないですけど、心が休まる場所ならどこでもいいです。箱根温泉とかでもいいです(笑)

 

渡邉:心休まってない人みたい(笑)

 

早川:落ち着いた場所に行きたいです。

 

———早慶戦はどんな舞台ですか?

 

浅野:リーグも大きいし、緊張するけど、「慶應」とか「早慶」とか気負うよね。

渡邉対談写真

持ち前の明るさでチームをまとめる渡邉

渡邉:私、逆にお祭りみたいに思ってる、

 

浅野:大イベントみたいな

 

渡邉:本当にお祭りみたいな舞台で、普段のリーグ戦も結構一体になって楽しめるというのは変わらないけれど、それとは違った空気感があるよね。

 

早川:空気感は全然違う

 

渡邉:早大っていう因縁のライバルと真剣勝負しているっていうのが、すごい私的にはお祭り感があるなって感じています。

 

早川:私は早慶戦もサブチームが出ている女子高戦も出たことがなくて、早慶戦のフィールドに立ったことがないので、今年は、何としてでも活躍したいというあこがれの舞台です。

 

浅野:1年生はそこから入部だもんね。1年の時は来年絶対立ってやるって思った。

 

———相手の早大に関してどんな印象を持っていますか?

 

早川:急成長が怖い。

 

渡邉:単純に強いなって思います。大久保コーチにも言われていることなんですけど、早大の方は9連敗していて、悔しい思いをずっとしてきて、そういうチームの今年こそは勝つという思いは三校合宿とか普段の練習からでも伝わってきて、一番女子ラクロス界では慢心していないなっていうのを感じていて、そういう部分でうちも9連勝しているからって慢心してはいけないなと思いながらやっています。

 

浅野:怖いもの無しっていうのは絶対あると思うし、絶対にとってやるという勢いはすごく感じるので、意地と意地のぶつかり合いではないですけど、私たちも絶対譲らない。10連覇って言われてるけどこのチームにとっては1回の早慶戦にすぎないし、しっかり私たちの1勝をどう取るかを意識していきたいです。

 

早川:早大は練習試合をしたり、練習を一緒にしていても、1人1人がいつでも戦っていると感じて、本当に一つのボールに対する執着心とかこの相手に負けないという熱がすごいチームなので、試合していても刺激されるし、学ばなきゃいけない相手だなと思います。

 

———最後に早慶戦に向けての意気込みとファンの方々に一言お願いします

 

早川:応援してくださっている方には感謝の言葉しかないんですけど、早慶戦は毎年きてくださる方が増えていて、今年も一番多い人数の人が来てくれればなと思っていて、とにかくたくさんの人に見てもらいたいです。意気込みは、自分自身もそうですし、チームとしても10連覇したいので、その10連覇に貢献したいし、チームとしても勝ちにいくというのを念頭に置いて練習していきたいです。

 

浅野:応援してくださる方々には感謝の気持ちを表したいっていうのはもちろんなんですけど、私たちが他のチームよりも楽しんでラクロスをしている姿を見て、元気を与えたり、いいなと思ってくれるような試合をしていきたいと思っているので、笑顔になるような試合じゃなくても、とにかく一瞬一瞬を楽しんでる姿を見てもらいたいなと思います。意気込みは勝つことのみ。なんですけどチームで楽しんでラクロスをしているところを誰よりも体現して、その一瞬一瞬を相手チームに負けずに楽しんで、最終的にその楽しんでる結果が勝ちにつながればいいなと思います。

 

渡邉:もちろん10連覇したいです。10連覇したいという強い思いもあるし、周りからも今年勝てば10連覇になるねと言われてプレッシャーもあるんですけど、私的にはネガティブなプレッシャーは感じていなくてただただ目の前の勝負に勝つその始動の時に掲げた”WIN THE DAY”もそういう意味で一戦一戦勝ちにこだわるというのはぶれないところなので、もちろん早慶戦も一戦なのでその1試合を勝ち切る、というのを私は主将なのでフィールドで体現していきたいし、部員全員が勝利にこだわるというのを体現できればなと思います。早慶戦は普段のリーグ戦とは違ったお祭りのような試合になるので、ぜひ見に来て一緒に10連覇する景色を見て欲しいなと思います。

幹部対談②

 

———女子ラクロス部の皆さんお忙しい中取材を受けていただき、ありがとうございました!この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(取材:森田 悠資)

 

 

第24回早慶定期戦は5月15日日吉陸上競技場で行われます!

当日タイムスケジュール

09:05 大会宣言
09:30~10:10 男子高校戦
10:30~11:10 女子高戦
11:20~11:50 OB・OG戦
12:10~12:30 開会式
13:00~14:10 女子大学戦
14:40~16:20 男子大学戦
16:35~17:00 閉会式

 

ケイスポでは当日のTwitter速報はもちろん、早慶戦の戦評もアップいたします!さらに5月28、29日に明治神宮野球場で行われる野球早慶戦で販売(1部100円)する春野球号の紙面の中でも当日の様子をたっぷりお伝えしますのでお楽しみに!

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