【バスケ】 最後まで流れを掴めず敗戦VS専修大

先週の試合の結果、今季の順位が10位に決定してしまった慶大。だがリーグ戦はまだ終わってはいない。11月7日から始まる入れ替え戦に向けても、浮上のきっかけを掴みたいところだ。そんな状況の中、この日は舞台を再び代々木に移して専修大と対戦した。前回の対戦では70-89で敗れている。そのリベンジを果たしたいところだったが、試合は終始相手にリードを許す苦しい展開となり、66-91というスコアでの敗戦となった。

 

2016/10/29(土)@国立代々木第二体育館

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 専修大戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

18

11

16

21

66

専修大

23

21

29

18

91

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#4 西戸良(総4・洛南高)

SG

#5 後藤宏太(環4・藤枝明誠高)

SF

#9 鳥羽陽介(環2・福大大濠高)

PF

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

#11 木村能生(環3・東山高)

第1Q、慶大は木村がポストプレーから最初の得点を奪う。以降も木村は得点とオフェンスリバウンドで奮闘し、慶大の最初の8点のうち7点を一人で挙げる活躍を見せた。中盤には鳥羽とサワの連続レイアップで加点するが、対する専修大も内から外からとバランスの良い攻めで得点を積み重ね、徐々にリードを広げられてしまう。それでも西戸が自ら持ち込んで3ポイントを決めると、残り15秒には#16高田(環1・徳島城東高)も3ポイントをヒット。しっかりと相手に喰らいついて最初のQを終えた。

 

第2Qは序盤から専修大が主導権を握り、連続で得点を許してしまう。慶大も後藤のレイアップなどで得点を奪い、ゾーンディフェンスに切り替えて対抗するが、流れを変えることはできない。それでも残り3分にサワがバスケットカウントを奪うと、直後には西戸のロングパスから、またしてもサワが見事なアリウープを決めて会場を沸かせた。その後はディフェンスも機能し始めたが点差を詰めるには至らず、15点のビハインドを負って後半を迎えることになった。

 

チーム最多の19得点を挙げたサワ

チーム最多の19得点を挙げたサワ

 

第3Q、最初の得点こそサワが奪ったものの、試合は依然として専修大のペースのまま進む。慶大は相手の高さを活かしたインサイドの攻撃に苦しめられてしまう。オフェンスでは西戸を中心に得点を重ねるも、一方で相手のブロックに遭うシーンも散見された。終盤は鳥羽やサワが得点したもののスコアに大きな影響はなく、45-73というスコアで最終Qに向かう。

                                           

第4Qは西戸、後藤の4年生コンビを休ませながらの戦いとなった。そんな中でも、序盤はテンポの速い攻撃で流れを掴み、#15山﨑(総1・土浦日大高)が立て続けに得点を挙げる。中盤以降も#13小原(法2・慶應義塾志木高)、#18澤近(環2・高知学芸高)が3ポイントシュートを決めるなど、ベンチメンバーの活躍が光った。このQは互角以上の戦いを見せたが、相手を脅かすには至らず試合終了。最終スコアは66-91となった。

得点でチームに貢献した山﨑

得点でチームに貢献した山﨑

ベンチメンバーを含め様々な選手たちの活躍が目立った試合だったが、結果は完敗となってしまった。だが下を向いている暇はない。ここからリーグ最終戦、そして入れ替え戦と厳しい試合が待っている。この最大の正念場を乗り越えることができるのか、ここからの慶大の奮起に期待したい。

(記事 徳吉勇斗)

 

阪口HC

(専修大は)ちょうど入れ替え戦で当たる事になる相手に似たチームなので、守り方や、選手の出し方など、今日の試合では色々なことを試してみました。(具体的な守り方は)身長の高い選手のところをどう守るかです。(今日の敗因は)もう入れ替え戦が決まってしまって、後の試合は消化試合になってしまっているので、なかなかやる気がでない試合になってしまうのは仕方ない事だと思います。しかし今、色んな準備を11月7日の為にやっているのでそれが入れ替え戦で発揮出来たら良いなと思います。ここで怪我人が出てしまっては入れ替え戦に響くので、そこは気を付けたいところだと思います。

 

小原陸選手

(今日の試合は)入れ替え戦が決まってしまいあまりチームとしての雰囲気がよくない状況ですが、そんな時こそ雰囲気を変えていかなければならないのに、良い状態にもって行けなかったって点で、今日の試合はあまり収穫のなかった一戦だったかなと思いました。(ご自身の3ポイントに関しては)控えとして出る中で、今まで少し試合に出た時も全然活躍できていませんでしたが、今日は出たら思い切って打とうという気持ちで試合に臨んだのが良かったと思います。(これまでのどんな練習が今日に繋がったと思いますか)今までの普段から、ちゃんと狙って練習していたのが今日に繋がったと思います。最近の練習では決まっていたので、それが試合でも出せて良かったです。

 

澤近智也選手

試合を振り返って最初ベンチから出た時はあまり気持ちが入れていなくて、そのままずるずるとプレーをしてしまった感じがしました。後半は、シュートも結構入って、自分の流れができたのですが、初めから自分で流れをつかめないと勝てないのかなと思いました。3ポイントを中心にシュートが決まっていたが朝練で3ポイントシュートの練習をしていて、それが実ったことが良かったと思います。(専修大への対策は)相手の方がインサイドに分があることはわかっていて、一対一で守ることは難しいので、ダブルチームでディフェンスをしようと意識していました。(リーグ戦最終戦に向けて)入れ替え戦はもう決まってしまったのですが、入れ替え戦に向けても明日の試合が大事になってくると思うので、全員で今日のような試合をせずにチームで勝ちたいと思います。

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