慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】貫禄のラグビーで対抗戦開幕2連勝 日体大戦

ラインブレイクする阿井

秋の日差しが照りつける中、関東大学ラグビー対抗戦2戦目となる日体大戦が上柚木公園陸上競技場にて行われた。慶大は前半ミスが多く苦しんだものの、後半持ち直して41-12で勝利。次戦に向け期待と不安が入り混じる試合となった。

9月25日 関東大学対抗戦A 対日体大戦@八王子市上柚木公園陸上競技場

得点
慶大 チーム 日体大
前半 後半 VS 前半 後半
T
G
PG
DG
17 24 小計
41 合計 12
 

【得点】慶大のみ

T=小川、三木、高橋浩、児玉2、宮川

G=和田4

PG=和田

慶大選手
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1.PR 土岐昇平(総4) →17.小田基貴(商2)
2.HO 高橋浩平(経3)  
3.PR 古田哲也(環3) →16.渡辺祐吉(経2)
4.LO 立石真也(総4)  
5.LO 栗原大介(総3) →18.佐藤大朗(総2)
6.FL 柴田翼(環4)  
7.FL 阿井宏太郎(環4) →19.髙橋立寛(環4)
8.NO8 小澤直輝(総4)  
9.SH 小斉平聖人(商4) →20.猪狩有智(経1)
10.SO 和田拓(政4)  
11.WTB 三木貴史(経4)  
12.CTB 仲宗根健太(総3)  
13.CTB 落合陽輔(経4)  
14.WTB 金本智弘(理4) →22.児玉健太郎(環1)
15.FB 小川優輔(環3) →21.宮川尚之(環1)
 

突破を図る小澤

前半、キックオフから敵陣に攻め入る慶大は2分、日体大のオフサイドからゴール前でのペナルティを獲得しPGを選択。これをSO和田(政4)が落ち着いて決め、幸先よく先制する。ところが直後、自陣でノットリリースザボールを犯し、PGですぐさま同点に戻されてしまう。その後も慶大は反則が多く、リズムが掴みきれないも一方で、日体大もチャンスを活かせない時間が続いた。そんな中迎えた17分、慶大BKs陣のパスがつながり最後はFB小川(環3)が左隅にトライ。再び突き放す。ところがこの後もミスが目立つ両チーム。攻撃にスピード感がなくこう着した試合展開が続き、34分には再びPGを決められ4点差に迫られてしまう。しかしここで本来の姿を見せ始めた慶大。「積極的にテンポを上げ」(CTB落合・経4)はじめ、前半終了間際に日体大のオーバーザトップからクイックリスタートを選択し、最後はWTB三木(経4)がトライ。その後のゴールも決め、17-6で前半を終える。

鋭いタックルで日体大をノートライに抑える

後半、点差を広げて試合を決めたい慶大であったが1分、PR土岐(総4)が相手選手の足を引っかけ10分間のシンビン。スクラムが組めなくなった慶大はFL阿井(環4)を一時下げ、PR小田(商2)を投入する。この反則でPGを選択した日体大にきっちり決められ、加えて1人少なく窮地に立たされた慶大。10分にはラインを突破されピンチを迎えるも、ここはトライライン目前で三木がすばらしいタックルを見せ切り抜ける。しかしピンチを切り抜けたのもつかの間だった。12分、今度はPR古田(環3)がハイタックルによるシンビンを受け、この日4つ目のPGを決められてしまう。しかしここで底力を見せた。17分SH小斉平(商4)の突破で日体大は自陣22メートル付近で痛恨のノットロールアウェイ。さらにシンビンを受け14対14の同数となる。そしてこのペナルティからFL柴田(環4)が突破し、最後はHO高橋浩(経3)が中央にトライ。さらに攻勢を仕掛ける慶大は、終始安定したラインアウトに加え、慶大らしい「低いタックル」(No.8小澤副将・総4)も決まりはじめ、日体大に付け入る隙を与えない。そして迎えた25分、日体大のパスミスをCTB仲宗根(総3)が拾い阿井を経由しWTB児玉(環1)が左隅にトライ。リードを広げた慶大は児玉に加え、SH猪狩(経1)、SO宮川(環1)といった1年生を積極的に投入する。そしてこの交代が効を奏す。35分に児玉のゲインから宮川、40分には猪狩、宮川とつなぎ再び児玉がトライを決め、41-12でノーサイド。後半は慶大が実力を見せる恰好となった。

前半はミスが多く苦しんだものの、後半は「意識し直して自分たちで修正」(栗原)し、持ち直した慶大フィフティーン。「チームが徐々に成長しているのではないかと思う」(柴田)といったコメントにも表れているように課題だけでなく、手応えも掴んだゲームだと言えるだろう。加えて1年生の活躍も慶大にとっては大きな収穫だ。後半見せたラグビーを前半から見せることができるのか、次戦立大戦に期待がかかる。

                                                  By Daiki Yamamoto

選手コメント

小澤副将

攻めている時は強いんですけど、テンポコントロールの部分でしている最中にミスとかが出てしまい、結局テンポを上げられずに疲れてしまった。(ノートライだったのは良かったか)そうですね(前半)6、(後半)6だったので。1回ゴール前で押し込まれたんですけど、そこは慶應の低いタックルで守れたので良かったと思います。

高橋浩

(試合を振り返って)最初自分たちのペースでできなくて、トライもあまり取れなくてノーキックで行こうということになって、後半最後の方でトライを取れたので、やっぱりペースアップして自分たちのペースでやればトライを取れると思う。いっぱい走れてよかったと思う。(FW戦について)スクラムもまあまあ行けていたし、ラインアウトも取れていて、相手のボールも取れていたのでよかったと思う。(トライについて)FWでタックルが相手は高かったので、行けるかなと思って行きました。(スクラムの手応えは)何度か回されてしまったこともあったが、自分たちの形をもっていけば押せたのもあるので、それを毎回出せるように相手に付き合わないで、自分たちにとってよいスクラムをいつでも組めるように頑張りたい。(次戦、立教戦に向けて)今日よりいい試合をして、いっぱい走って、セットプレーだけでなくフィールドでも頑張っていきたい。

立石

(今日の試合を振り返って)もっと(点を)取れたかなと思います。序盤に少しミスが重なってしまったので、そこを直せればいいと思います。(相手にトライを許さなかったが)ノートライに抑えてはいますが、自陣でのペナルティが多くて、12点をPGで取られてしまったのでその部分を直さないとこれからの試合で辛くなってしまうと思います。(ラインアウトの出来はどうだったか)相手に対する対策がうまくハマって、いい形で競ることが出来て相手ボールを奪う場面もあったので、ディフェンスは良かったと思います。(シンビンで人数の少ない時間帯があったが)みんな特に気にしないでいこうということでした。練習も人数を少なくしてやったりしていたので、特に気にすることは無かったです。(今日見つかった課題は)やはりペナルティが多かったので、ペナルティを減らすということと、ブレイクダウンが安定しない部分があって球だしが遅れてしまったので、もっと綺麗にターンオーバー出来ればいいと思います。(次戦立大戦に向けて)相手は関係無く自分達のラグビーをするだけなので、しっかりと自分達のラグビーを練習していきたいと思います。

栗原

(振り返って)前戦同様、あまり良い流れができなくて、個人的にも復帰してからあまり良い試合ができていないので次からどんどんチャレンジしていきたい気持ちでいっぱいです。(復帰してからのコンディションは)(ケガをしたのが)前十字靱帯で復帰するまで基本的に8カ月と言われていて、早めに復帰した(*昨年12月末に負傷し、8月初旬に復帰)ので、膝と相談しながら今、練習しているんですけど、徐々に調子も戻りつつあるので、本領発揮していこうかなと(笑)(フィジカル的にはまだか)まだMAXでは無いですね。だから途中交代させていただいたりしているんですけど、もう甘えてもいられないので、そろそろちゃんと膝を直してがんばりたいと思います。(ノートライに抑えたことは)慶應はディフェンスのチームなのでノートライはベーシックなものとして捉えています。(Fwd戦について)セットプレーはスクラムもラインアウトも調子よく、ミスなく自分たちのコントロールする中でできたので良かったかなと思います。ブレイクダウンが相手にプレッシャー掛けられて良い流れが作れなかったのでそこが反省点だと思います。(前半にペナルティが多かったが後半に向けて修正したことは)ペナルティをしないというのはチームのゲームフォーカスであったので、前半が良くなくてハーフタイムに特別何か言われたわけではないんですけど、意識し直して自分たちで修正していきました。(立大戦に向けて)個人的にはもう少しボールを持って前に出ていきたいので、積極的にボールをもらっていきたいと思います。

柴田

(試合を振り返って)成蹊戦で全然いいアピールができなかったので、自分のフォーカスしてきたことが今日の試合では出せたので、自分の中ではよかったかなと思う。(前半は苦しい時間もあったが)苦しい時もあったが、自分たちのペースを上げるところと下げるところのコントロールがうまくできたと思うので、ミスは多かったがうまくコントロール出来たと思う。(一方後半は流れもよくなったが)ミスも少なくて、チームも前に出る力があったので、ボールもうまくつながってチームでフォーカスしていることができたと思う。(チームの手応えは)まだ発展途上だが、チームが意識していることをみんなが共有できているので、そこはチームが徐々に成長しているのではないかと思う。(次戦に向けて)試合に出られるかどうかわからないが、出れたら自分の強みをアピールして、次も勝てるように頑張りたい。

阿井

(自身の秋シーズン初戦だったが)前回出られなかったので、今回はその分取り返してやろう、と思っていました。いいプレーもあったと思うので、自分なりには良かったと思います。準備していたことも出来たので。(今日の試合を振り返って)しっかり準備して臨めました。前半なかなかテンポを上げられなくて、思ったラグビーが出来ませんでしたが、後半は自分たちのテンポでボールを動かせました。最後は良い形でラグビー出来たのではないかと思います。(相手をノートライで抑えたが)やっていて、(トライを)取られる気がしないな、と感じていました。自分たちのミスで陣地を取られてPGを入れられてしまったんですけれども、そんなに1対1でやられる感じではなかったので、トライされないだろうな、と思いました。結果的にノートライで良かったと思います。(慶大が)1対1でしっかり前を見て(相手を)止められたという感じでした。(Fwd戦は)セットプレーもラインアウトディフェンスも良かったです。スクラムもしっかり自分たちのスクラムが組めていました。ちょっとミスはありましたが、良かったと思っています。(今日フォーカスした点は)低いタックルと速いサポートです。速いサポートの練習は今週やってきていたので、出来たとは思うのですが、もっと良いサポートをし、より良い球を出せたのではないかとも思います。次の試合もサポートにフォーカスしていきたいです。(次戦の立大戦に向けて一言)(試合に)出られたら今日以上のプレーをし、前半からもっと自分たちのラグビーが出来るようにしたいです。(自身のこの秋の目標は)チームの目標でもあるのですが、対抗戦で1位になって、大学選手権で優勝することです。

和田

(試合を振り返って)点差にも表れているが、前半ちょっと苦労したという感じですね。(前半ペースを握れなかった原因は)ペナルティとミスが続いて、主導権を握れなかったことが大きかったと思う。(ゴールキックについて)毎日練習しているので、外した2本の方を決められるように頑張りたい。(後半は4トライ取ったが)後半も最初はあまり流れがよくなかったが、一人ひとりがボール持ってゲインし始めて、攻撃が続くようになったと思うので、そこのところをもう一度確認していきたいと思う。(対抗戦2試合を終えての手応えは)なかなか思った通りにいかない時間も多いなというのが正直な印象だが、それが対抗戦だと思うので、一試合一試合目の前の敵を倒していければなと思う。(次戦に向けて)課題が多く出た試合だったので、もう一回日吉で練習して次の試合でベストのプレーをしてみんなで成長していけたらなと思う。

落合

(今日の試合を振り返って)勝てたことは素直に良かったと思います。やはり課題であったノーペナルティという部分を全く守ることが出来ず、ペナルティが多くなってしまい、それによってテンポの出ない試合になってしまったという印象です。(今日はどのようなテーマを持って試合に臨んだか)とにかくテンポをあげて慶應らしいラグビーをしようということでした。前半にそういうテンポが作れず、前半の終了間際になってやっと積極的にテンポをあげていい形でトライが取れました。後半も同じように攻めていこうということで、そこでようやく意思統一が出来たかなと思います。(シンビンで一人少ない時間帯があったが)人数が一人少なくても、(攻撃を)狙える時は狙ってディフェンスの面ではみんなが一人で二人分の働きをしようということで、とにかく走ってディフェンスをしました。(今日見つかった課題は何か)ペナルティを減らすということで間違い無いと思います。(次戦立大戦に向けて)まだBKsの判断でチャレンジ出来るシーンもあったと思うし、細かいミスも多かったので、相手がどこであれ慶應らしいテンポをあげたゲームをしないといけないと思います。

児玉

(対抗戦初出場だったが、試合前の意気込みなどは)絶対に(試合に)出るということをイメージしていました。出たら1年生なので思い切ってチャレンジしていこうと思っていました。(今日の試合を振り返って)フリーで球をもらえたのにフルバックの1対1で止められてしまっていたので、その点は反省しなければいけないと思います。(自信の2本のトライを振り返って)2本とも本当にゴール前でフリーでもらえただけなので、僕はただ走るだけでした。ラッキーでした。(キックの出来は)タッチキックが風下だったのですが、距離を狙いすぎてしまってノータッチで蹴ってしまいました。また来週も(Jr.選手権の)試合があるので修正していきたいです。(今日フォーカスしていた点は)ボールを持っている時でも、ディフェンスの時でも熱を持ったプレーで積極的にいくということでした。気持ちだけでいきました。(次戦の立大戦に向けて一言)メンバーに入れていただけるように、また日吉に帰って練習を一生懸命頑張りたいと思います。

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