慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】 終盤詰め寄るも、あと一歩届かず敗戦 関東大学リーグ戦 vs早大

平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 DivisionⅠ GroupA

2017115日(日)1230F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学3-4早稲田大学

 

宿敵に惜敗

       1         2       3       Score

慶大     0(8)      0(6)      0(10)    3(24)

早大     1(16)    1(18)    2(20)    4(54)

()内はシュート数

 

目標とするリーグ戦4位以上を達成するために何としても勝ちたい今節。相手は前回1-2で惜しくも敗戦を許した早大。その雪辱を晴らすべく臨んだこの試合は第1ピリオド、立ち上がりから流れに乗れず、守備に回る時間が多くなる。第2ピリオドでも序盤は勢い振るわず、得点につなげることができない。0-2で迎えた第3ピリオド、早大の迫力ある攻撃に押し込められ試合終了残り6分の時点で4点のリードを許す。しかし、FW史習成リック(総3・駒大苫小牧高)のゴールを皮切りに、慶大は立て続けにパックを沈め、3得点を挙げる。残り20秒のタイムアウト明け、誰もが同点劇を願ったが、思い届かず3-4で惜しくも勝利を逃した。

 

試合は早大の得点で幕を明ける。慶大はコート中央でパス回しにもたつき、相手にパックを奪われると、そのままゴール前までパックを運ばれ、開始3分、早々に失点を許す。反撃したい慶大だったが、中盤もパスがつながらず、自陣ゴール前に攻め込まれる場面が多く見られる。さらに追い討ちをかけるかのように、慶大は反則で数的不利になる。しかし、GK小池丈二(経2・浦和高)を中心とした的確な守備で早大の追加点を許さない。その後はパックを保持する時間が長くなり、徐々にペースを掴む。相手ゴール前に詰め寄り、何度もパックを押し込めようとするも、早大の堅い守備に苦戦し、ゴールネットを揺らすことなく0-1で第1ピリオドを終える。

 

第2ピリオドも出足の鋭い早大攻撃陣に苦しめられる。4分、慶大は相手ゴール前でこぼしたパックを奪われると、そのまま失点を許す。何としても追いつきたい慶大だが、パスが噛み合わず、得点に結びつけることができない。しかし、DF大久保健介(経4・慶應義塾高)を中心に、DF陣は果敢に早大の攻撃からゴールを守り、追加点を最小限に抑える。16分、相手のペナルティを誘い、パワープレーのチャンスが到来。攻撃のエンジンをかけた慶大は、前へ前へという姿勢で早大のゴールに襲いかかる。何度かゴールの匂いを感じ取ることができる場面はあったものの、チャンスをものにすることができない。その後、得点が動くことはなく2点ビハインドで最終ピリオドへ向かう。

守備で貢献した大久保(経4)

 

どちらが先に点を取るかが大きな意味を持つ第3ピリオド、先に得点を挙げたのはまたしても早大。FW永田雅宗(総3・日光明峰高)が相手のパスをカット、一人でゴール前までパックを運び、慶大に待望の得点かと思われたが、反則をとられる。キルプレーの隙を突かれ、パックがゴールに吸い込まれる。悪い流れを止めたいところだが、度重なるペナルティで立て直すことができない。第3ピリオド15分、守備が薄くなった隙を突かれ4失点目を許す。試合終了まで残り5分、未だ無得点の慶大だが、ここから本来のハードワークを体現する。FW安藤直哉(政4・慶應義塾高)のフォアチェックからゴール前でパスを受けた史はパックを押し込み、待望の得点を挙げる。史の得点を引き金にFW滝智弥(政3・慶應義塾高)が無人のゴールにパックを沈めると、残り17秒、FW長谷川真之介(政2・慶應義塾高)、史がパスを繋ぎ、最後は安藤直が強烈なロングシュートを相手ゴールに突き刺し、3-4まで迫る。しかし、試合終了を告げるブザーは逆転する瞬間を待ってはくれなかった。

ゴールを決めた史(総3)

 

「3ピリオドの試合を最初からやっていければ勝てるはずだ」と史が語ったように、前戦の東洋大戦、今回の早大戦と序盤に勢い振るわず惜しくも白星を落とした慶大。今後は第1、第2ピリオドでいかにエンジンをかけてペースを掴めるかが鍵になってくるだろう。リーグ戦も残り3試合。1巡目では3試合とも勝利した相手だが、油断は禁物だ。1つでも上の順位に食い込めるよう、全力を見せつけて欲しい。

 

(記事 前田さつき)

 

安藤直哉主将(政4・慶應義塾高)

(今日の試合を振り返って)1ピリと2ピリに対策していた形で点を取られて、相手の長所が封じられなくて、こっちとしてはもったいない失点で2点与えてしまって、そこで主導権を握られてしまったという感じですね。(その主導権は、パックを持たれる時間の長さだったり、シュート数の多さから来ていたと感じましたか)そうですね。相手は速攻がすごく上手いチームなので、とにかく速攻を与えないようにしようって言っていたんですけど、結果的に何回か与えてしまって。そこで点を取らせてしまったら、相手としては乗ると思うので、気持ちよく相手にプレーさせてしまったのかな、良くなかったかなと思います。(シュート数の少なさもそうですが、守備が今日見えた課題になったのでしょうか)シュート数だけではないと思うんですけど、基本的には1対1、目の前の相手にどうやって勝つかというのを考えていかなければいけないですし、それが基本だと思うので。あとはとにかく、攻める時間をどうやって作るかっていうことで守りの時間も減ると思うので、そういったアタッキングゾーン、攻めるゾーンでの強さとかも大事かな、と思います。(第3ピリオド、終盤からかなり攻撃を仕掛けられていたが、選手たちにどういった言葉をかけたのでしょうか)第3ピリオド入るときは2点差だったので、まだうちとしては3ピリを得意としているので、やり直せるチャンスはあると言っていたので、みんなポジティブにはとらえていました。けれど結果的に3点は取りましたけど、その前に不要の反則で相手のパワープレーで点を取られてしまって、そこでゲームセットという感じだったかなあと思います。(ご自身が3点目を決められましたが、打ったときとゴールに入ったときの気持ちは)とにかく1点差でも10点差でも負けは負けなので、1点取れたことはもちろんよかったですけど、もう1点取らなければ次につながらなかったので、確か(残り)17秒だったんですけど、どうやって(次の)点を取るかということに頭をすぐに切り替えました。(日体大戦に向けて一言)4位という目標でやっていて、それはもう達成できないって決まってしまったんですけど、昨年と一昨年、8位で入替戦に回っているという悔しさはあるので、とにかく1個でも上の順位でリーグ戦を終えて、インカレと早慶戦で巻き返せるように、残りの3試合も大事に戦っていきたいなと思います。

 

史習成リック(総3・駒大苫小牧高)

(試合を振り返って)ポテンシャルを果たしていないという気持ちでしかないです。一巡目に早稲田に1点差で負けていて、このリーグ戦の目標である4位を達成するためにも勝たなければいけない試合だったのですが、僕たちの力不足で永遠のライバル早稲田に勝つことができませんでした。(どういう気持ちで挑んだか)今まで中央大・明治大と厳しい試合だったのですが、早稲田にはいつも張り切って挑むこともあり、今日だけに集中して挑みました。(前半は押され、第3ピリオドから巻き返したことについて)本当にもったいないという気持ちでいっぱいです。僕たちが3ピリオドの試合を最初からやることができていたら、勝っていける試合だったと思っています。今年は1、2ピリオドであまり良いプレーができなくて、3ピリオドで巻き返し、良い形で試合を終えられるものの、少しの差で勝てないということがよくありました。第3ピリオドでの活躍について)安藤選手、長谷川選手、滝選手など得点力がある選手が得点を決めることを当たり前と思って、プレーするのではいけないと思っています。第1ピリオドで1点、第2ピリオドで1点、第3ピリオドで1点と考えなければ、今日のような試合が続いてしまうと思います。なので満足できない試合でした。(自身の役割について)先程述べたように、僕たちみたいな点数を取らなければいけない選手が毎試合毎試合、スコアリングチャンスを作っていかなければいけないと思っています。また、与えてもらったチャンスを無駄にしないようにレベルアップしていきたいです。(次戦に向けて)1巡目では3連勝して、やれることはできましたが、今後としては今までの厳しい試合を忘れて新たな気持ちで来週の日大戦で勝利を収め、そこから上を目指していきたいと思っています。

Comments are closed.