【ソッカー(男子)】4発快勝で今季2度目の3連勝! 第7節 vs立大

ソッカー男子

 

前節は攻守において支配して快勝した慶大。今季2度目の3連勝を目指し、実力のある立大と対戦した。試合開始早々、福本拓海(環4・済美)がゴールを決めるとチームは勢いづき、16分にはピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)が今季初ゴールを記録。29分には橋本健人(総2・横浜FCユース)のボールが相手プレイヤーにあたりオウンゴール、さらに53分には山田盛央(総4・藤枝東)とゴールを量産した。守備面でも相手を引き寄せず圧倒。結果4対0と大勝で今季2度目の3連勝を飾った慶大は勝ち点を18まで伸ばした。

 

2019/05/29(水)18:00ko @立教大学グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学 4-0 立教大学

【得点者】
1-0 4分 福本拓海(慶應義塾大学)
2-0 16分 ピーダーセン世隠(慶應義塾大学)
3-0 29分 オウンゴール(慶應義塾大学)
4-0 53分 山田盛央(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)
DF沼崎和弥(商4・暁星)
DF酒井綜一郎(政2・慶應義塾)
DF野村京平(総4・國學院久我山)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)
MF多嶋田雅司(商4・國學院久我山)
MF橋本健人(総2・横浜FCユース)
MF福本拓海(環4・済美)→71分 杉本崇太朗(政3・名古屋グランパスユース)
MF山田盛央(総4・藤枝東)→55分 松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)
FWピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)→79分 立石修也(経3・慶應義塾湘南藤沢)

平日18時キックオフというこれまでとは異なる不規則な時間帯でのプレーとなった今節。今季2度目の3連勝をかけた相手は淺海監督も「能力の高いチーム」と評価する立大だ。さらにチームをけん引してきた主将佐藤海徳(政4・桐光学園)が欠場と難しい展開が予想された。

しかし試合は前半の早い時間から動く。4分にキャプテンマークを巻く八田和己(総4・桐蔭学園)のパスを受けた福本が、持ち前のドリブルで駆け上がるとゴール右のネットを揺らして先制ゴール。

福本はチームトップの4点目を決めた。

3戦連発となる福本のゴールで勢いづいた慶大は攻撃の手を緩めない。9分にはピーダーセンのパスから福本がシュートを続けて放つも相手プレイヤーにあたり、さらに相手GKの必死のプレーで得点ならず。その後もチャンスを作り続けた16分、佐藤に代わってセットプレーを担当した橋本からのCKをピーダーセンが頭で決めて追加点。これまでリーグ戦無得点だったストライカーにとっては嬉しい初ゴールとなった。

精度の高いセットプレーで追加点を上げる。

その後自陣でボールが展開されるがリーグ最少失点の守備力をみせつけ失点を許さない。そして26分からはCKを連続で獲得してゴールに迫ると、28分にCKのこぼれ球を拾った橋本が左サイドからグラウンダーのクロスを供給。これが相手プレイヤーにあたりそのままゴールへ。早い段階で3点リードをした慶大は守備面でも気を抜くことはなく、無失点で前半を折り返す。

後半に入ると日も沈み照明が灯った。後半も慶大ペースは揺るがない。空いたスペースに橋本、八田、福本を中心になって走り込んでチャンスを作り出すと、53分にはその橋本が正確なロングクロスをゴール前に走る山田へ。山田はこれを冷静に押し込み4点目。

ダメ押しゴールを決める山田

70分、慶大のPA手前でのFKを与えてしまうもこれはなんとか守りきった。71分には福本に代え今季初出場の杉本崇太朗(政3・名古屋グランパスユース)を投入すると、その杉本も78分と84分にシュートを放ち積極性を見せた。

今季リーグデビューの杉本

そのまま集中力を切らさなかった慶大は無失点のまま試合終了。

ナイトゲーム、さらには主将・佐藤の欠場とこれまでとは異なる環境の中での大勝。荒鷲軍団の層の厚さと対応力の高さを見せつけた試合だった。

今節キャプテンマークを付けた副将の八田

さらにエースストライカーのピーダーセンに今季初ゴールが生まれたことも、チームにとっても大きな収穫となった。今季の慶大の強みはセットプレー。得点を決めたピーダーセンが「計算されたゴール」と語ったようにセットプレー前に選手が集まって話し合っているシーンも印象に残る。前回達成できなかった4連勝をかけて行われる次節の日大戦は淺海監督も「しっかりとしたコンセプトがあるチーム」と気の抜けない相手だ。そして厳しい中2日の日程であり疲れを取って試合に臨んでほしい。さらに8月には今節と同じく18時キックオフのリーグ戦が3試合ある。この前期を締めくくる3試合は、後期への弾みをつける上で重要な試合なだけに、今回の経験を活かせるだろう。

(記事:室留裕介 写真:東修司、室留裕介)

淺海友峰監督


--ナイトゲームだった今回の試合を振り返って
後半暗くなってから(選手たちが)見づらそうだなと思いました。この時間帯に練習を含めてする機会が少ないので。

--主将が欠場する中での試合でしたが
本当にチームのことを考えてやってくれているキャプテンが、ケガで一時的に離脱してしまっているのですけど、その分4年が中心になってしっかりと埋め合わせしてくれたのはすごく大きいなと思います。

--早い時間帯での得点、追加点を挙げた攻撃陣は
1点目は彼(福本)のスーパーゴールだったと思うのですけど、そのあと失点するのではなくて引き締めてもう1点取れたのはすごく大きいなと思っています。

--無失点に抑えた守備については
割と得点直後だったり、終了間際での失点がうちはあったのでそれを4点差つけても集中を切らさずに抑えたのは大きいと思います。

--次節に向けて
日大さんもコンセプトを持った素晴らしいチームだと思うので、しっかりとコンディション調整をして全力で戦いたいと思います。

 

八田和己(総4・桐蔭学園)副将


--試合を振り返って

ゼロで勝てたというのが大きいと思います。

--キャプテンマークをつけて試合でしたが意識していたことは
特別な意識はしていないのですけど、海徳がケガをしてしまって僕が副将としてしっかりとチームをまとめなきゃなと思ってプレーをしていました。

--次の試合に向けて
まだ4連勝をしたことがないので、それが絶対にできるように、短い期間ですけど準備して次の試合に臨みたいです。

 

ピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)


--試合を振り返って
今節はキックオフの時間がいつもと違ったので、やりづらい部分があったのですけど、試合開始直後に福本が決めてくれたのであれがあったからこそのゴールラッシュに繋がったのかなと思います。

--ご自身のゴールを振り返って
コーナーキックからのヘッドなのですけど、セットプレーは自分たちの強みの一つなので練習から緻密にやっているところなのでそこが出てよかったなと思います。あれは計算されたゴールです。

--今季初ゴールですが
長かったですね。自分自身そんなに背番号を気にしてはいないのですけど’10番’を背負っている中で6試合終わって点が取れていなったのを自分でも少しプレッシャーを感じていて、セットプレーのヘッドからのゴールですがとりあえず結果が出たというのは自分にとってもチームにとっても良かったなと思います。

--次節そしてこれからのリーグ戦に向けて
中2日の厳しい日程なのですが、僕たちは層も厚いのでしっかりとリフレッシュをして、チーム全員で向かって行こうかなと思います。

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