新年早々開催された第89回早慶アイスホッケー秋季定期戦。第1ピリオドに先制を許し、第2ピリオドで追加点を奪われるも、FW・勝見斗軌(法4・Ontario Hockey Academy)のゴールで1点を返し反撃の狼煙を上げる。第3ピリオドはFW・ラカラ・ロッコ(総1・Burnaby Central Secondary School)のシュートがポストを叩くなど攻勢を強め、終盤には6人攻撃も仕掛けたがゴールは遠く、1ー2で惜しくも敗れた。
2026年1月4日(日)17:30試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ
| 1P | 2P | 3P | TOTAL |
慶應義塾大学 | 0(9) | 1(14) | 0(13) | 1(33) |
早稲田大学 | 1(22) | 1(8) | 0(10) | 2(40) |
※()内はシュート数
【メンバー】
慶應義塾大学
1. 茨城、有馬、三田、ラカラ、立島
2. 古舘、仁王、勝見、芝田、倉田
3. 土井、久恒、石村、小島(佑)、小島(壯)
4. 大塚、郷、木原、栖原、生原
GK:多田 控え:秋田
早稲田大学
1. 共田、松下、笹沼、清水、高見澤
2. 田村、榎本、杉本、飯塚、田中
3. 竹内、伊藤、岩村、樋口、村上
GK先発:大塚 控え:飯見
【得点者】
【1P 】
7分55秒 早大 高見澤英翔(アシスト:清水朝陽)
【2P】
4分34秒 早大 笹沼葵(アシスト:清水朝陽)
17分49秒 慶大 勝見斗軌(アシスト:三田輝明、ラカラ・ロッコ)
第1ピリオド序盤は両者パックを奪い合う展開で始まる。良いフォアチェックからゴール裏にいたFW・勝見斗軌(法4・Ontario Hockey Academy)からFW・倉田晃佑(商1・慶應湘南藤沢)にパスがわたり、シュートを放つも惜しくもシュートとはならない。
その後、早大に攻められる時間が続く。FW・清水朝陽(社4・武修館)からゴール前でパスを呼んだFW・高見澤英翔(ス2・埼玉栄)へバックハンドパスが通り、先制を許す。
反撃したい慶大だったが、シュート数も9対22と差をつけられた中、GK・多田圭之介(政4・慶應)のナイスセーブも光り、第1ピリオドを0ー1で終える。

何としてでも得点したい第2ピリオド。ゴール裏でパスをしたところを相手にパックをとられてしまう。ゴール前にいたFW・笹沼葵(教3・早実)にパスが通り、ゴールを決められる。痛い失点を許す展開に。追い上げを見せたい慶大は、FW・三田輝明(経3・慶應)からゴール前にいた勝見にパスが通り、バックハンドであわせてシュートを決める。会場に若き血が流れ、会場のボルテージも最高潮に。第2ピリオドは2ー1で終えた。

同点に追いつき、逆転したい第3ピリオドの序盤は慶大がパックをキープする時間が長くなり、チャンスの場面が増える。FW・ラカラ・ロッコ(総1・Burnaby Central Secondary School)が肩口を狙ったシュートを放つもポストに当たり、惜しくもゴールとはならず。

試合終了直前には6人攻撃を仕掛け、果敢に攻めるもゴールとはならず。1点差の1ー2で試合を終えた。
宿敵・早大には敗れたものの、慶大の魅力である堅い守りとフォアチェックからの攻撃を存分に見られた試合となった。この早慶戦で4年生は引退となる。春季大会では1部Aリーグの強豪に敗れることも多かったが、試合を通しても成長を遂げてきた慶大選手たち。このチームを引っ張り、創り上げてきた4年生の力もあり、秋季大会では来年度の1部Aリーグを決めた。互いに尊敬しあい、切磋琢磨してきた彼らの存在がチームに大きな影響を与えてきたに違いない。
来年度も彼らの想いを背負って後輩たちが新しいチームを創りあげていく。

4年生の皆さん
(取材:長掛真依、片山春佳、神谷直樹、塩田隆貴 編集:檜森海希)
試合後インタビュー
ゴールを決めたFW・勝見斗軌選手

──ゴールを決めたときの心境をお聞かせください。
純粋に引退試合かつ早慶戦という大舞台で自分に最も求められている結果を残せて嬉しく思った反面、試合状況的にそのままでは勝てないことも理解していたので、そこからあと数点は絶対に取るという強い気概がありました。
──最後の早慶戦の舞台は勝見選手にとってどのようなものでしたか。
個人的にはやはり笑顔で引退したかったという悔しさがあり、僅差だったからこそますますアイスホッケーが恋しくなるような試合でした。ただ、今シーズンのチームは私が在籍していた4年間で最も成長した年だと感じていて、これまで積み上げてきた組織力や諦めない気持ちが出し切れたという意味では、笑顔で引退できる内容だったと感じていますし、来年以降の後輩の活躍が楽しみになるような試合でした。
主将・DF・有馬龍太選手

──ご自身のプレー、チームのプレーを振り返っていかがですか。
自分自身としても、チームとしても、やり切ったように思います。特に第2、3ピリオドは慶應の方がシュート数で上回っており、チャンスも非常に多かったと思いますが、それらを決めきれなかった部分も含めて、今シーズンの最後として納得できてしまう自分がいます。早慶戦のような大きな舞台では最後の最後に決め切る力が非常に重要になってきますが、今回はその点において一歩及びませんでした。この悔しさは来期以降の後輩に託したいと思います。
──4年間共に過ごした仲間たちとの最後の試合になりました。最後の試合を終えた今、4年間の競技生活を振り返ってどのようなお気持ちですか。
自分自身としては17年間の競技生活の終わりとなりますが、その中でも大学での4年間は毎日が非常に充実しており、特に印象深い時間となりました。第一線での競技生活の終わりが確実に近づいていることを日々感じ、特に4年目は後悔のないように毎日全力で過ごすことを心がけていたため、最後の早慶戦に負けてしまった今も、清々しい気持ちです。
また、高校までの競技生活以上に非常に多くのOB・OGの方々から非常に手厚いご支援を頂けたからこそ完走することのできた4年間であったと強く感じております。この場をお借りして感謝をお伝えできれば幸いです。引き続き、スケート部ホッケー部門を何卒よろしくお願い申し上げます。


