慶大の体育会を深堀りしていく連載企画、「What is 〇〇部?」。第42回目は、水上スキー部!今回ケイスポでは、Google Meet上で、主将に就任した西慧大(経3・武蔵)選手、副将兼女子チーフに就任したンバ桜凛那(政3・国際基督教大学高)選手、副将兼男子チーフに就任した大橋宏紀(商3・慶應湘南藤沢)選手にお話しを伺った。
後編では、主将の西選手、副将のンバ選手、副将の大橋選手のインタビューを掲載。水上スキーの魅力や、幹部としての意気込みや覚悟を掘り下げる。
西:大学入学当初けがをしていて、冬まで運動ができないほどだったのですけど、それでも体育会に入りたくて、その中で自分が活躍できる場所を探していた結果、大学からみんな始める大学スポーツの水上スキーを選びました。日本一を狙える競技だなと思い、入りました。
ンバ:私も同じく体育会系を探していて、水が好きなので、水にまつわる体育会を探した結果、水上スキーと出会いました。カレッジスポーツならではの一体感と部全体の雰囲気に魅力を感じて入部しました。
大橋:僕も同じように体育会系を探している中で、直属の先輩に誘われたのが一番のきっかけです。いろいろ説明を聞いていく中で、初心者から日本一を目指せ、かつ自分が主役になれるスポーツだなということで、ぜひ挑戦してみようと思い入部しました。
西:主将になった経緯としては、今年の9月に水上スキー部で一番大きい大会がありまして、慶應としては結構悔しい結果に終わり、「来年こそは勝ちたい」という思いがありました。その中で、自分がチームを引っ張っていけば、一番勝ちに近いなと思ったので立候補しました。
ンバ:水上スキー部は男女ともに総合優勝を目指していて、インカレというものに向けて、一年間みんなで練習していました。ですが、私自身初めて決勝で負けてしまい、同時に後輩たちに同じ思いを経験させたくないと強く感じて、私自身がチームを引っ張りたいと思いチーフ兼副将に立候補しました。
大橋:僕が務めている男子チーフというのは今年度から新設された役職です。これまで男子は10年近く優勝から遠のいていて、シルバーコレクターが続いている状態で、昨年度は4、5位にとどまっていました。そこで、男子を勝ちに導くために男子をまとめる役職を作って、男子の優勝への道標も見つけることができたらなということで新設されました。そのなかで僕自身は今年のインカレの直前にけがをしてでれなくてより一層悔しい思いが強かったです。その悔しい思いを糧にどうやって勝つかというのを組織として考えたくて、立候補した次第です。

主将の西慧大(経3・武蔵)
大橋:男子チーフとして、勝ちから遠のいている男子で優勝を目指したいなと思ってます。その中で男子女子とお互いに足りない部分を指摘し合える関係性を築いていけたらなと思っています。チームが一体になる中で、まずは男子の総合優勝を狙うという意味でチームをまとめていけたらなと思っています。
ンバ:私が目指しているチームは今年だけ勝つのではなくて、これから先もずっと勝ち続けられるチームを目指しています。女子は4連覇していたのですけど、今年初めて負けを体験して、このような思いを後輩にさせたくないという思いもあります。その中で個人の集まりではなくて、勝つために機能するチームを目指していて、そのために実力学年関係なく、全員が同じ目標を共有して必要なことを言い合えるチームを目指しています。
西:まずはチーム全体としての目標は9月に行われるインカレという場で男女ともに日本一を獲って、チーム男女アベック優勝を成し遂げたいなと思っています。主将としてそれを成し遂げるために、他の体育会にない男女混合で活動している部活ということもあって、男子は男子、女子は女子という考えではなく、二人が言ってくれたように言い合えるようなチームを作っていけたらなと考えます。
大橋:僕が考える部の一番の魅力は全員が初心者から日本一を目指せる点が大きいです。その上で、この部ならではのOB・OGのつながりや、地域との交流が多くあるので、その面においてたくさんの経験をできるところが強みかなと思います。水上スキー部の目標として、慶應義塾の目的でもある”全社会の先導者”になるという教えを強く受けていて、新たな水上スキー部界の先導者になるということで、慶應が前に出て日本一を目指せるという環境が魅力だなと思います。
ンバ:先ほど大橋くんがいったように、慶應が水上スキーを先導していくのももちろんそうですが、私が思う魅力はOB・OGの圧倒的なサポートです。試合は秋田で行われるのですが、現地まで駆けつけてくださったり、日々の練習の時も毎日のように的確なアドバイスを実行してくださったりしてます。そして、練習場が二つあるのですけど、一つの練習場は大人の方がいなければ開催できない練習場で、その時も平日に練習ができるよう支えてくれるOB・OGの存在が大きいです。水上スキー部としてOB・OGも含め、アベック優勝という目標に向けて、本気で部活に取り組む点は水上スキー部ならではの魅力なのではないかと思います。
西:競技として魅力はやはりカレッジスポーツということで、みんな大学から始める中で日本一を狙えることだと思います。サッカーとは違い、大学の水上スキー部でしか体験できないようなスポーツというところもあって、大学4年間という限られた時間で集中できることが良い点だと考えます。チームとしての魅力はやはり、先ほど2人が言ってくれたように、同期も10人くらいおらず、人が少ないゆえに人とのつながりや絆が深くなるところが良いです。サッカーや野球のようなメジャースポーツとは違って、結構マイナーというところもあって、練習場も四苦八苦したり、どういう練習法が良いのかなども自分たちで考えて、OBや現役内でコミュニケーションをとりながら、一個一個積み上げていくというのが良い点なのかなと個人的に思います。

副将のンバ桜凜那(政3・国際基督教大学高)
大橋:僕はジャンプという競技をやらせていただいてます。中高でラグビーとサッカーをやっていたのもあり、ジャンプという競技はボートにすごい振られるので、ボートに対して抵抗する力が第一で、それに耐える下半身やフィジカルが強みです。
ンバ:私の強みは、試合で崩れにくい安定感です。水上スキーは泉で練習するのですけど、ボートや場所が変わるだけで水質や滑りの感覚が変わるので、試合でも毎回練習とは異なる環境で滑ることになります。その中で、試合でも練習と大きく変わらない結果を安定して出し続けられる点が自分の強みだと考えています。
西:僕はトリックという競技をやっています。大橋と違って、一個一個の動きが細かくて、ちょっとしたブレがミスにつながるような競技です。そして、水上スキー部は一年に一回の大会しかなく、しかも一回転んでしまうと終わってしまう40秒という短い時間の中で、一回きりというプレッシャーがかかる中でも、緊張する場面で冷静に、練習と一緒のメンタルで滑れるというのが自分の強みかなと思います。
大橋:今年度は試合の直前にけがすることが多くて、試合にあまり出れてなかったのですけど、後輩が舞台の新人戦で、惜しくも2位にはなってしまったが、歴代の新人戦の中で見るとはるかに接戦を繰り広げていたことです。水上スキーの大会は3日に分けて実施されるのですけど、最終日の最後の一人まで、0.1m差というすごい僅差で負けてしまったというのが悔しい思いも強かったですし、ただ来年度以降にもしっかり期待ができる結果にもなったのですごい印象に残っています。
ンバ:私が一番印象に残っているのは、インカレです。男女ともに、スタメンの選手が複数名けがをして迎えたなかで、結果としてはアベック優勝は叶わなかったのですが、負けを覚悟しながらも最後まで諦めずに戦いぬいた今年引退した4年生の姿は心に残っています。
西:今年印象に残っているのは、僕も9月のインカレです。選手として出て、今までの大会では自分の中ではうまくいってたのですけど、今大会は転んでしまってチームに迷惑かけたことが、悔しい思いが強いという意味で印象に残っています。

副将の大橋宏紀(商3・慶應湘南藤沢)
大橋:来年度のチャンピオンシリーズとインカレなどのすべての大会で、一位を獲るというのは通年の目標としてもっています。それに付随して、チームを運営する身として、今年勝つことで後輩に勝ち方を伝承していけたらなと思います。練習方法とかOB・OGとの関わり方とか、部をどう運営していくかなどの見本になれるような4年生でありたいなと思っています。
ンバ:今年日本一を獲ることができて、来年も継続して日本一を獲ることに加え、インカレ記録まで届いたらいいなと思っています。チャンピオンシリーズとインカレのすべての大会で結果を残して、結果でチームを引っ張る存在になることが私の目標です。
西:これからあるすべての大会で一位を獲って、チーム全体が僕を信頼して見てくれるような滑りを一年間通してやっていけたらいいなと思っています。主将として、ここ10年程成し遂げられていないアベック優勝ができるように、背中を見せていけたらいいなと思っています。
大橋:水上スキーはカレッジスポーツということで、全員が同じスタートラインから日本一を目指せるスポーツだと思っています。その中で、この部の特徴である男女混合で練習することだったり、OB・OGのつながりだったり、色んな人や地域とたくさん交流をふかめて人脈を広げられるいい機会だとすごい感じました。いろんな背景を持った子が多く、学べることが多いなと思ってます。いろんな違いを持った部員の特徴をしっかり全員で理解しあうことで信頼関係が生まれて、チームとして一体感がある部活だなと思います。応援などもすごく熱くて楽しい部活なので、たくさん入ってくれたらこの4年間が充実したものになると思うので、是非入部をご検討してください!!
ンバ:水上スキー部は、本気で取り組んだ分だけ確実に成長できる場所です。部員のほとんどが未経験からスタートしています。覚悟と継続力があれば本気で日本一を狙えます。一緒に勝ちを目指したい人を心から待っています。
西:みんなに伝えたいのは、水上スキーは努力が報われる競技です。どんな中高を過ごしていても、帰宅部だったり、文化部だったりしても努力次第で日本一を狙えるかなと思います。水上スキー部は朝から晩まで練習していて、人数も少なくて深い人間関係が築けるかなと思うので、入部を検討していたら入ってほしいなと思います。
大橋:まずは来年のインカレに向けて、今年のスローガンである「積小為大」を掲げています。小さいことを積み重ねて、大きいことを為すという意味です。目先の小さなこと、例えば人との関わり方や地域の交流を大事にし、一つ一つの練習を自分で考え、後輩にしっかり指導し、結果を出すことにこだわって、チャンピオンシリーズや地方大会、遠征などのすべての大会に真摯に臨んで来年のインカレの頂という景色を全員で獲りに行こうと思います。
ンバ:これまで以上に責任ある立場ということで、結果と姿勢の両方でチームを引っ張りたいです。私たちのチームは「積小為大」を掲げて、インカレアベック優勝を目指しています。10年以上見られていない景色を今年こそ必ず掴むため、毎日練習に励んでいこうと思います。応援のほどよろしくお願いします。
西:男女ともにインカレでアベック優勝するためにチーム全体で考えたスローガン「積小為大」をまずは僕自身が常に持ち続けて、チーム全体に背中を見せ続けたらいいなと思っています。チーム全体がアベック優勝できるように、主将として引っ張っていきたいと思います。

――お忙しい中ありがとうございました!
※写真は水上スキー部より提供していただきました、ありがとうございました!
(取材:神谷直樹、水野翔馬)

