日本トップレベルの選手たちが集結するA1 ALL STAR GAME 2025に、慶大男子ラクロス部から4選手が出場。G・岩城敦大(法3・慶應)、MF・中西海(経4・海城)、前副将/FO・鈴木ケン春海(商4・慶應NY)、DMF・関志翔(政4・國學院久我山)が会場を盛り上げた。試合では、社会人チームが要所で強さを発揮。第3Q終了時点で、学生チームは2-6の4点ビハインドと苦しい展開に。後がない第4Q、ここで学生チームが意地のラクロスを展開する。積極的な攻撃が功を奏し、学生チームは立て続けに4点を追加。土壇場で6-6の同点に追いつくと、会場のボルテージは最高潮に。勢いを味方に逆転勝利を掴みたい学生チームでしたが、得点直後のFOからそのまま7点目を叩き込まれ、この1本が決勝点に。6ー7と僅かに及ばず、白熱のALL STAR GAME 2025は社会人チームの勝利で幕を閉じた。
2026年1月31日(土)@駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場
♢得点♢
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | FINAL | |
|---|---|---|---|---|---|
| 学生 | 1 | 0 | 1 | 4 | 6 |
| 社会人 | 2 | 1 | 3 | 1 | 7 |
◇スタメン
| ポジション | #背番号 名前(所属) | ||
|---|---|---|---|
| AT | #3 奥山廉汰郎 (明学大3年) | #8 長野将也 (岡山大3年) | #25 キーン丈治 (福島大3年) |
| DMF | #26 関志翔 (慶大/政4・國學院久我山) | ||
| LMF | #10 後藤遼真 (岩手大4年) | ||
| DF | #12 中園侑希 (京大4年) | #17 宇野哲平 (同志社大4年) | #19 近藤浩純 (日体大3年) |
| G | #23 松田涼平 (名古屋大4年) | ||
| FO | #4 赤松風幸 (大阪大4年) | ||
フィールド中央に膝をついたのは、大阪大4年のFO・赤松風幸。試合は学生チームのポゼッションで幕を開けるが、最初の攻撃で得点を奪うことはできない。オフェンス中にグラウンドボールが発生すると、ここは社会人の技術力が光り相手ポゼッションに。そして開始1分、チェイスから一気に切り込まれ、先制点を献上してしまう。その後も立て続けに5本のシュートを放たれるが、DF・近藤浩純(日体大3年)と DMF・渡邊悠人(成蹊大4年)で軌道をずらし、DF・宇野哲平(同志社大4年)がチェイスで攻撃権を奪還する。再びボールを奪われた場面ではDF3枚でボールダウンを誘い、LMF・須藤航一朗(同志社大3年)から一気に敵陣へ。相手の反則で数的有利の好機を迎えるが、パスミスから追加点を許し0ー2と離される。それでも、慶大DMF・関志翔(政4・國學院久我山)が厳しいチェックでボールダウンを誘い、クリアに成功。学生チームはパスを回してボールを落ち着けると、MF・山田泰成(東大4年)が正面からボールを叩き込み1ー2。オールを漕ぐゴールパフォーマンスで会場を盛り上げる。そして、慶大FO・鈴木ケン春海(商4・慶應NY)がポゼッションを勝ち取り、AT・奥山廉汰郎(明学大3年)がゴールに迫ったところで第1Qが終了する。

ALL STAR GAMEならではのゴールパフォーマンス
続く第2Qでは、赤松風幸のFOから慶大MF・中西海(経4・海城)とAT・キーン丈治(福島大3年)でゴールに迫っていく。守備では、G・松田涼平(名古屋大4年)がアンダーの難しいシュートに反応すると、MF・城戸口桜輝(明学大3年)とDMF・渡邊悠人で敵陣へ展開する。MF・秋山瑠斗(北海道大3年)が一気に切り込むも、これは相手Gの守備範囲。攻守が激しく入れ替わる中、3分にはグラウンドボールをAT・山中健太郎(徳島大3年)が敵陣でスクープ。攻撃のタイムアウトを経て、MF・中道智大(関学大3年)とAT・山中が立て続けにシュートを放つも、学生チームがファウルを取られてマンダウン。DMF・木下凜人(同志社大4年)の素晴らしいパスカットも光るが、ファウルからクリース内への侵入を許し1ー3。直後のFOでは、LMF・ 後藤遼真(岩手大4年)の素晴らしいグラウンドボールでポゼッションを獲得する。明学AT・奥山廉汰郎と慶大MF・中西を中心にゴールに迫るが、厳しいチェックを前に決定機が生まれない。前半終了間際には、再び慶大DMF・関志翔のグラウンドボールから、今度はAT・米本颯嵐(福岡大4年)がゴーリーとの1on1に持ち込むが、ここで相手Gのビッグセーブ。追加点を奪えないまま、1ー3で試合を折り返す。

社会人に劣らぬ”力”で魅せたDMF・関志翔
学生チームのポゼッションで再開した第3Q。立ち上がりからMF・秋山瑠斗がシュートを放つも、リバウンドをそのままゴールに運ばれ1ー4。チャンスを活かし切ることができないまま、ビハインドが膨らんでいく。それでも、DF・髙田浩志郎(福岡大3年)のマッチアップから、DF・近藤浩純の好守で社会人のペースを乱すと、相手のパスミスからアウトオブバウンズでターンオーバーに成功する。MF・田口光成(名古屋大4年)のアンダーシュートは相手DFに弾かれるが、AT・山中健太郎がルーズボールをしっかりとキープ。ゴール前にパスを出すと、最後はこぼれ球をAT・長野将也(岡山大3年)が叩き込み2ー4。直後のFOでは、慶大の鈴木ケン春海が社会人相手に一瞬でポゼッションを奪い取る。MF・山田泰成は裏を使いながらゴール前に侵入するも、社会人の厳しいマッチアップを前にファンブル。ここは相手Gに抑えられてしまう。さらに、ゴール裏からの素早い攻撃で1点を献上し、2ー5の3点ビハインドに。社会人の徹底したディフェンスに苦戦するが、守備では慶大の守護神・岩城敦大(法3・慶應)のセーブが炸裂する。しかし、最後は捲られて2ー6と大きく突き放されたところで第3Qが終了する。

幾度も相手ゴールを脅かした中西海

慶大が誇る前副将/FO・鈴木ケン春海
4点ビハインドと後がない第4Qは、相手の反則により学生ポゼッションで幕を開ける。AT・キーン丈治のシュートリバウンドを、ゴール前に走り込んできたAT・長野将也がゴールネットに突き刺しまずは1点。さらに、ゴール前に侵入した慶大のMF・中西海がシュートを放つも、これは相手Gの正面。得点を奪うことはできない。それでも、残された時間の中で積極的に攻撃を展開していく学生チーム。慶大G・岩城敦大のセーブから、駆け上がったDMF・木下凜人が自らゴールネットを揺らし4ー6。会場は大歓声に包まれる。熱狂冷めやらぬ中、今度は赤松風幸がFOを一瞬で制して圧巻のゴール。立て続けに3点を奪い、残り6分で5ー6の1点差に迫る。またもG・岩城の好セーブから、赤毛丈真(明学大4年)、田口光成、中道智大、秋山瑠斗らMF陣が幾度もシュートを放つが、ゴールネットを揺らすことはできない。学生チームが試合を支配し、残り3分にAT・奥山廉汰郎がグラウンドボールをスクープしたところで攻撃のタイムアウト。激しい攻防が繰り広げられる中、AT・長野がDF2枚をいなしてゴール。土壇場で学生チームに同点弾が生まれる。歓喜も束の間、数的有利の中でFOからそのまま失点。再び1点のリードを許し、これにはG・岩城も天を仰ぐ。最後まで果敢にゴールへと迫った学生チームだが、ここで試合終了のホイッスル。6ー7と僅かに及ばず、白熱のALL STAR GAME 2025は社会人チームの勝利で幕を閉じた。

慶大の守護神・岩城敦大

慶大選手と佐野清HC
(取材:長掛真依)


