【拳法】主将・木戸が準優勝 齋藤は敢闘賞 新体制で順調な滑り出し/令和7年度日本拳法・全日本体重別選手権大会

拳法

 2月23日、ひがしんアリーナにて令和7年度日本拳法・全日本体重別選手権大会が開催され、慶大拳法部からは5選手が出場した。男子81kg以上の部では主将の木戸拓磨(新経4・逗子開成)が準優勝。男子73kg未満の部では齋藤大誠(新商3・仙台第一)がベスト4の好成績で敢闘賞を受賞するなど、新体制となってから最初の大会でたしかな収穫を得た。

【慶大選手結果】

岡田真宙(新経3・徳島県立城東) 男子66kg未満の部2回戦(ベスト16)

齋藤大誠(新商3・仙台第一) 男子73kg未満の部ベスト4(3位決定戦敗戦)・敢闘賞

立村侑也(新商3・呉羽) 男子73kg未満の部2回戦(ベスト32)

木戸拓磨(新経4・逗子開成) 男子81kg以上の部準優勝

カーヤアナベルホーレ(別科 日本語研修課程・Leibnitz Montessori Gymnasium) 女子63kg以上の部棄権

 

 2025年は新人戦準優勝に早慶戦2連覇。全国ベスト8など、好成績を収めた慶大拳法部。新体制となってから最初の大会である日本拳法・全日本体重別選手権大会に臨んだ。日本拳法は無差別級の大会が多いが、本大会は体重によって階級が分けられていることが特徴で、体重の軽い選手が活躍できる貴重な機会となった。以下では、慶大から出場した5選手の戦いぶりを振り返る。

 

【岡田真宙(新経3・徳島県立城東)】

 男子66㌔未満の部に出場した岡田。初戦は、相手に胴蹴りで1本奪われるも、相手が面を狙ってきたところに胴突きを上手く決め、1本返す。終盤はお互い睨み合いの展開が続いたが、隙を突いた岡田が面突きを決め、2回戦へ進んだ。

 続く2回戦。胴蹴りの際に足を掴まれ、そのまま体勢を崩されると、面突きで1本を取られる。その後も相手に押される状況が続くと、またも足を掴まれ、面突きで1本。0ー2で準々決勝進出とはならなかった。

(文・塩田隆貴)

 

【齋藤大誠(新商3・仙台第一)】 

 男子73㌔未満の部に出場した齋藤。1回戦は自分のリズムを崩さず、まずは間合いの中で相手の出方を丁寧に探る。組み際で生まれた一瞬の隙を逃さず相手選手を倒して主導権を握ると、そのまま抑え込みから面突きで一本を先取し、流れを引き寄せる。相手との間合いが詰まった瞬間を逃さずに再び相手を倒し、これも抑え込み面突きで二本目を奪取。2回戦へ進むが、2回戦は相手の出場辞退で不戦勝となり、3回戦へと駒を進める。

 続く3回戦は、開始10秒で相手の蹴りの直後に組み際を制し、足をかけて倒して抑え込み面突きで一本を先取。以降は相手の攻勢を受け止めながらも粘り強く一本を守り切り、準々決勝進出を決める。

 準々決勝は相手の積極的な攻撃に押され、コート隅で防戦を強いられる時間が続いて先に一本を失う。それでも面への攻撃に偏った隙を突き、低い体勢からタックル気味に崩して倒すと、抑え込み面突きで一本を奪い返す。試合は残り30秒。柔道経験を生かした内股刈りで相手を鮮やかに倒して一本を奪取し、準決勝進出を決める。

 準決勝は、相手の突きで前のめりになったところを逃さず組みつき、倒しに来た相手の動きに合わせて上を取り切って馬乗りとなり、抑え込み面突きで一本を先取。しかし足をかけにいった場面で逆に足を取られて一本を奪われると、続く攻防でも再び足を狙ったところを押し返されて倒され、逆転負けを喫する。

 3位決定戦は序盤から互いに一進一退の攻防が続く。開始1分、内股刈りで崩しにいったところを逆に返され、上を取られて一本を献上。その後も間合いを探り合う時間が続く中で相手の胴蹴りを許し敗れ、3位入賞は逃した。それでも最後まで攻めの姿勢を貫いた齋藤は敢闘賞を獲得した。

(文・小野寺叶翔)

 

【立村侑也(新商3・呉羽)】

 男子73㌔未満の部に出場した立村は初戦、相手に先に1本を奪われた。残り1分37秒に面突きを決めて同点とし、勝負は延長戦へ。延長戦開始直後、立村が胴突きで1本を取り、1回戦突破を決めた。

 2回戦は後藤琉碧(関西大)と対戦。足を狙うもかわされ、体勢が崩れた隙を突かれて抑え込み面突きで先取を許す。以降も突きや蹴りで攻めたが、1本には届かなかった。
(文・山口和紀)

 

【木戸拓磨(新経4・逗子開成)】

 男子81kg以上の部に出場した主将の木戸。初戦と2戦目を不戦勝で勝ち進み、迎えた準決勝。開始30秒頃、相手の蹴りをすかして倒し、胴突きで一本を先取する。さらに開始2分頃、相手の寝技を冷静に対処すると、抑え込み面突きで勝負あり。危なげなく決勝へと駒を進めた。

 決勝は左のジャブを打ち合う、相四つの形。開始30秒頃に胴への膝蹴りで一本を先取されるも、直後に面突きですぐさま同点とする。その後も身体の大きな相手にひるまず、鋭い蹴りで試合を優位に進めるが、開始2分頃。面蹴りを狙ったところをかわされると、カウンターの胴突きを完璧に決められ、優勝の一本を許した。

(文・柄澤晃希)

 

【カーヤアナベルホーレ(別科 日本語研修課程・Leibnitz Montessori Gymnasium)】

 女子63kg以上の部に出場したカーヤ。3選手の総当たりによって優勝者を決める。まずは初戦。ステップワークと高さを活かして試合を優位に進め、開始1分50秒頃に内股をすかしてからの抑え込み面突きで一本を先取する。そのまま1点リードで試合は進み、勝利目前かと思われた残り10秒頃。一瞬の隙を突かれて寝技から一本を許し同点に追い付かれる。この接触の際にカーヤは負傷。棄権で今大会を終えた。

(文・柄澤晃希)

 

【インタビュー】主将・木戸

――今の率直な気持ち
やっぱり、優勝まであと一歩だったので悔しい気持ちが大きいです。

――2試合不戦勝となった後の初戦は準決勝。どんな狙いで臨んだか
自分はリーチを活かした戦い方をするので、しっかりと間合いから始めることに気を付けて、相手の攻撃をできるだけ受けないように意識していました。

――決勝ではどんな意識だったか
決勝の相手は全国的にも名前がある選手でしたが、とにかく自分の強みをぶつけることを意識していました。

――決勝を振り返って
途中まで自分の動きはすごく良かったと思うのですが、最後の最後で飛び道具の蹴りを出してカウンターを喰らってしまったのはかなり悔しいところがあります。

――チームとしては5選手が出場した。チームの出来は
この大会は出場選手が少なかったのですが、課題点もたくさん見られたので、引き続き春休みの練習もみんなで力を合わせて頑張って、これからシーズン始まった後の試合も勝てるように頑張っていきたいと思います。

――今年度のチームの目標
今年度のチームの目標は、一番は“早慶戦3連覇”、その次に“府立ベスト4”、最後は“新人戦優勝”です。
※府立とは、全日本学生選手権のこと

――その目標に向けて、意気込み
ゴリゴリにみんなで鍛えていって、絶対に勝ちます。

 

(取材:山口和紀、塩田隆貴、小野寺叶翔、柄澤晃希)

タイトルとURLをコピーしました