【バスケ】新たなるスタート!接戦を制し優勝を果たす! 慶関定期戦

ドライブを仕掛ける伊藤

第80回 慶関バスケットボール定期戦

毎年行われている、慶大と関大の歴史ある定期戦が今年は慶大のホームである日吉キャンパスで行われた。六大学リーグ戦での5位という悔しい結果を更なる力に変えるために。そして、2月12日のシーズンインからの2ヶ月の集大成という意味でも、勝利という結果が求められる試合だった。そんな中、新生ユニコーンズが見せてくれたバスケットは、今季の大きな期待を感じさせるものだった。

2012/4/14(土) @慶應義塾高等学校日吉会堂

慶大-関大 1日目

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 21 22 11 26 80
関大 15 18 21 19 73

慶大のスタメンは、本橋(環3)、矢嶋(総3)、伊藤(環2)、権田(政2)、黒木(環1)。

試合立ち上がりは、伝統のスタイルである堅守速攻から、矢嶋、伊藤のレイアップ、本橋のゴール下で小気味良く得点を重ねる慶大がリズムに乗って行く。関大も持ち前の運動能力を生かした高さのあるリバウンドを武器に、慶大に対抗。ファーストシュートで外れてもセカンドチャンスを作り出し、慶大に流れを渡さない。慶大はなかなか点差を離せない嫌な流れに苦戦するが、平石(環3)の投入を皮切りに再びディフェンスに活気が戻り、一気に9点差まで突き放す。しかし関大も対抗。慶大の扇の要である伊藤に執拗なディフェンスを仕掛け、慶大のリズムを崩す。リードはやや縮まり、21-15で1Qを終える。2Q、試合は急速にスピード感を増して行く。慶大は大元(環1)のバスケットカウントで流れを掴みかけたかに思えた。だが、関大の気迫溢れるディフェンスに対し、ミスも重なり掴みかけた流れを自ら手放してしまう。しかし慶大も、シュートまで持ち込まれるものの、本橋を中心に粘り強いディフェンスで相手の猛攻を耐え凌ぐ。すると試合中盤。伊藤のカットインで均衡を崩すと、ゾーンディフェンスにシフトした関大に対し黒木のハイポストからのジャンプシュートで加点。最後のワンプレーで大元のスクープショットがするりとネットに吸い込まれ、二桁10点差の43-33で前半を折り返す。

大元はルーキーとは思えぬ堂々としたプレーを見せる

3Q開始早々、関大の猛反撃に合う。足が止まり集中力が切れてしまった慶大の隙に付け込む関大に、両チーム通じて初の3ポイント、ゴール下のイージーシュートなど多彩な攻めで押され始めてしまう。慶大も伊藤を中心に反撃を試みるが、流れを引き戻すことが出来ない。残り2分を切ったところで関大に逆転を許してしまうが、終了間際に獲得したフリースローを矢嶋が1本沈め、54-54の同点で3Qが終了。このピリオドでは11-21と大きく負け越す苦しい展開に。4Qになっても、両校一進一退の攻防は続く。立ち上がりこそ関大のペースで試合は進むが、投入された大木(経3)が相手のエースに対して厳しいディフェンスを仕掛けて相手の攻撃のリズムを狂わせると、ここから慶大の逆襲が始まる。ルーキー大元の三連続得点で勢いづくと、伊藤のバスケットカウントで流れを引き戻すことに成功。ここから1点差の間で試合が揺れるシーソーゲームになるが、最後に底力を見せ付けたのは慶大だった。伊藤の鋭いカットインで3点リードとすると、残り19秒で大元が相手の息の根を止めるレイアップを沈めて勝負あり。80-73で慶大が定期戦の初戦を白星で飾った。

2012/4/15(日) @慶應義塾大学日吉記念館

慶大-関大 2日目 

Bチーム戦

スタメンは吉川(環2)、平石(環3)、大木(経3)、田中(環3)、真木(環1)。

試合序盤は関大ペースで試合が進むが、慶大も大木のジャンパーなどで次第に試合の流れを引き寄せる。吉川のスリーポイントや速攻といった積極的なオフェンスがチームに更なる勢いをもたらし、29-35で2Qを終える。3Qに入ると、勢いそのままに長命(経3)、真木、清家(経1)も立て続けにシュートを沈める。その後は関大が猛攻を見せるも、中島一(環1)が3Q終了直前にフロントコートでボールを奪い得点に繋げ、なんとか踏みとどまる。4Qは一進一退の攻防が続く中、終盤に吉川がジャンパーを4本決め、試合を決定づけた。71-70で慶大が勝利を収めた。

Aチーム戦

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 24 16 13 15 68
関大 15 16 16 22 69
スタメンは伊藤(環2)、矢嶋(総3)、権田(政2)、本橋(環3)、黒木(環1)。

慶大デビューとなった黒木

1Qは矢嶋が得点の面でチームを牽引する。ディフェンスリバウンドからの速攻も多く見られ、イージーシュートをしっかり沈めていく。慶大とは対照的に関大は得点が停滞し、1Qを24-15で終える。2Qも矢嶋のアリウープで幕が開く。所々で慶大のイージーミスもあったが、全体的に互角の戦いを繰り広げる。権田と大元(環1)の速攻が決まれば、ゴール下では黒木(環1)がリバウンドを押し込む。新戦力の台頭が感じられた2Qは40-31で終了。

3Q序盤、権田がジャンパーを24秒ギリギリで押し込む。矢嶋も味方のオフェンスリバウンドを無駄にせずジャンパーを沈める。そして関大を一気に突き放すかのように、権田のスリーポイント、大元のドライブ、福元(環1)の速攻が決まる。関大はたまらずタイムアウトを要求。このタイムアウト後、慶大は失速し始める。関大が着実に得点を重ねる中、慶大は前々からの課題である決定力不足が露呈。3分間で関大が10点を挙げたにもかかわらず、慶大は無得点と攻撃陣が沈黙してしまう。ここで今度は慶大がタイムアウトを要求。その直後、大元が最後に1人で持ち込み、慶大の得点で3Qを終える。4Qは本橋のインサイドでの活躍が慶大に流れを引き寄せた。ガード陣の絶妙なパスもあってゴール下で楽々と得点すると、リバウンドを押し込むなど一時は点差が10点にまで広がった。だが、関大はスリーポイントを立て続けに2本沈め、4点差まで追いあげる。ラスト26秒の慶大のタイムアウト後、関大はファールゲームを仕掛ける。慶大は伊藤がフリースローを1本沈めるも、関大が再びスリーポイントを沈め68-66と2点差まで縮まる。再びタイムアウトを取るも、タイムアウト後、慶大のターンオーバーで関大ボールとなる。そして関大の選手が放ったスリーポイントが無情にもリングに吸い込まれる。最終日は68-69と、まさかの逆転負けという結果に終わった。2試合通しての成績は1勝1敗のタイだったが、得失点差で上回った慶大が25年連続の優勝を飾った。

主将の桂(政4)、副将の蛯名(法3)、中島祥(総3)といった主力メンバーを欠く苦しいチーム状況の中、昨年からのメンバーと活きの良いルーキー達、スタートとベンチメンバーがうまく噛み合い、25年連続の優勝に輝いた慶大。各々の役割を責任を持ってこなす慶大バスケの理念は、今年も健在だ。だが、第2戦の敗戦で関大に煮え湯を飲まされたのも事実。後半の失速などまだまだ修正すべき点が存在するのは確かだが、それらが解消され歯車が噛み合った時、慶大がどのような姿に進化を遂げるのか。その可能性が垣間見えた、価値ある定期戦となった。

(文:大地 一輝、丸山由鶴)

◆コメント1日目

佐々木三男HC

この時期なので、本当は関西大学みたいに1対1で崩せるチームであって欲しいんです。ただ今それが出来ているのが大元と伊藤しかいないので、それが少し辛いです。まあでも勝てたので良かったですね。(ディフェンスの出来は)今日は73点取られたんですけど、トーナメントの筑波戦を考えるとあと10点ぐらい抑えないといけませんね。うちのオフェンスが少し攻め切れてないんですけど、その分ずっとディフェンスの練習をしてきたので、このチームを60点台に抑えるぐらいでないとダメですね。あとはやっぱりリバウンドなんですよ。やられているようだけど相手も結構落としていて、それを拾われてるのが10点以上あります。それをきちんと取れば問題ないわけなので、やっぱりディフェンスとリバウンドですね。(インサイドの出来は)黒木は本当はもう少し出来ますよ。本橋は不要なファウルをしてはいけませんね。あと本橋に関しては、両手で取ればいいものを、相手をブロックしながら片手で取ろうとしてるので、そこがもったいないです。(新入生については)もう十二分にやってくれていますね。黒木はもう少し出来るけど、大元は十分にやってくれています。(主力に怪我人が多かったが)怪我をしてしまってはしょうがないので、残った人が気概を持ってやってくれればいいと思ってます。今日あたりは平石と大木が、短い時間だけど自分のやるべきことが出来ていましたね。あそこで23番をほったらかしにしていたら負けていたと思うので、後半に彼らが頑張ったのは良かったですね。(新入生に求める役割は)積極性です。大元みたいに積極的にやることが大事ですね。とにかく思い切りよくやること。だからさっきも言ったけど黒木はまだ遠慮してるので、本当はもっと出来ますよ。福元はもう少しはつらつとしたプレーが見たいですね。いずれにしても、新人がいないと相当苦しいです。

PG伊藤良太(環2・洛南高)

前半は10点差で勝ってて、自分達のやりたいバスケットを出せてた場面が多かったと思うんですけど、3Q・4Qで足が止まってしまい自分達のバスケが出来なかったんで、その状況で自分がガードとしてゲームをコントロールしなければいけなかったと思っています。(後半の苦しい展開の中、自身の役割をどう認識していたか)僕の役割は、何分出ようともどんな状況でもガードとしてゲームをコントロールしていくことで、先生がやりたいこと、自分に求めていることをコートで表現することを第一として、それにプラスして現在チームに足りていない得点やリバウンドに、少しでも貢献して行きたいと思っています。けれど、自分の得点が多い時程チームの流れは悪くなっていることが多いので、良いセレクションで味方を動かすパスを出しつつ、なおかつ自分もゴールを狙って行くようなプレーをしていきていと思っています。(後半の悪い流れは、昨季のリーグ戦と似ていたが)流れが悪い時こそ声が出なくなってしまうんで、自分から大きな声を出してチームの変える様な声掛けをして行くことも役割の一つだと思いますし、苦しい時こそチームを引っ張って行ける様なプレーが出来る選手になりたいです。(後輩達が多く出ていますが)自分としては、先輩が出てようが後輩が出てようが、フロアリーダーとしての自分の役割は変わらないとは思っていますし、1年生には昨季自分が言われていた様に思いっきりでプレーして欲しいんで、後輩達が少しでも気持ち良くプレー出来る様にガードとして気を配ってやっていきたいです。(今後に向けて)今日の試合は、結局は接戦になってしまったんで。自分達のやるべき慶應のバスケットをしっかりと体現して、チームの勝ちに貢献していけたらとおもっています。

SG大元孝文(環1・洛南高)

1Qは慶應らしく速攻が出てて、関大を突き離せたんですけど、2Q、3Qになるとリバウンドとディフェンスっていう部分から差を縮められて、逆転というところまで行ったので、最終的に勝ちはしたんですけど、なかなか慶應のバスケットをやらせてもらえなくて、ディフェンスが課題に残りました。(一度追いつかれた時の対策について)ベンチでも指示が出ていたように、ディフェンスが非常に悪くて、3番、4番、5番のところからドライブで突破されてしまうという部分が多かったので、苦しいシュートを打たせてリバウンドに繋げようという指示が出てました。ですがまだリバウンドを取られてしまったり、セカンドチャンスを与えてしまうという部分が多く残っていたと思います。(一年生として)一年生なので、先輩と同じようにやろうとか、ミスを恐れるとかは考えてなくて、フレッシュマンらしくハツラツとして、チームワークの起爆剤となれるように、ガムシャラにプレーすることを心がけてます。今日はミスを恐れずにリングに目を向けてアタックすることが出来たので、自分が置いてた課題としてはクリアできたと思います。(自分の持ち味について)高校時代からシュート力とスピードとジャンプシュートには自信を持ってて、入学前から来てた練習でも六大学リーグでもある程度通用したので、そこは強みだと思ってます。(高校と大学の違いについて)やっぱり高校から大学に上がるにつれて、あたりの強さというのは大学生の方が一回りも二回りも強く、また全体的に身長も上がっているので、高校では普通に打ってたシュートが大学ではチェックが厳しくなったり、高校では抜けきれていたところのドライブが大学ではあたり負けしてしまうというところがあります。そこはまだ慣れてなくて、行けると思ってもやっぱり行けない部分が多いので、そういうのを少しずつアジャストして、自分のプレーの幅を広げつつ大学のバスケットに慣れるという面もこれから意識してやって行きたいと思います。(今後に向けて)今年の慶應は全ての試合で120%の力を出し切って勝つという目標を掲げているので、一年生なんですけど気を引かず、どんどん積極的に、フレッシュマンらしくアタックしていきます。今日の反省を生かして、今後のプレーに繋げられるように先輩達とコミュニケーションを取りつつ、がんばっていきたいです。

PF黒木亮(環1・延岡学園高)

自分は高校を卒業してからすぐ慶應バスケ部の練習に参加して、最初は何事も経験という感じでやっていたんですけど、先輩達とかもサポートしてくれましたし、同学年も11人いて、話し合う機会もたくさんあったので上手く馴染めたかなと思います。今日は大学生になって初めての公式戦で、最初は緊張してたんですけど、先輩とかもアドバイスをしてくれました。前半は良かったんですけど後半はリバウンドしか出来なくて、オフェンスで貢献出来なかったので、これからの公式戦では1年生らしくもっともっと攻めていけたらと思います。(高校と大学で違いを感じますか)フィジカルとか身体の当たりの面で、高校の時はやれていたんですけど、大学だと全然違います。今日やってみてもマッチアップした選手は身体が強かったですし、ハードなプレーもあったので、そういったことに早く慣れていけたらいいなと思います。(自身の持ち味は)自分の役割はリバウンドとディフェンスなんですけど、あとは合わせのプレーで中間距離のシュートとゴール下のシュートをしっかりと決めたいと思ってます。(そうした持ち味は発揮できましたか)今日は前半は結構出来ていたんですけど、後半は相手のいい流れに乗っかってしまって、自分も体力的にまだ未熟なので、後半は良くなかったです。(これから伸ばしていく所は)自分のような4番、5番ポジションが走ることでバリエーションも広がっていくと思うので、走っていきたいです。あとはリバウンドを取るためにボックスアウトを徹底して、合わせのプレーとかゴール下のプレーを安定させていきたいと思います。

◆コメント2日目

佐々木三男HC

負け方が相変わらずで、少しは楽になるかなと思うところで、自分たちのミスで相手に流れを渡してしまっている。どうもそこらへんの決定力が不足してしまっている。 (悪い流れを断ち切れないことについて)今日の速攻3本を走られたというのがありましたよね。オフェンスできちっとしてプレーをしないものだから、相手にプレッシャーかけられた状態でプレーをしているので、流れを戻せない大きな原因だなと思います。あれでもうちょっとリングに向かうようなピボットとかができれば流れを取り戻せたんだろうと思うけど。走られたのがまずかったですね。とりあえずはディフェンスを頑張らなければいけないということで、やっているつもりなんだけど、ディフェンスが完成するにはまだ時間がかかると思っているし、今日は60点ぐらいで、本来であればうちが80点くらい取らなければいけない流れでしたね。(60点台に終わった理由)やっぱり決定力がないよね。ディフェンスはある程度できてると思うんだけど、オフェンスの決定力がないよね。重心が後ろにかかってしまっていて、相手としては全然怖くないよね。あとは相手が負けているわけだから、ファール気味に来るのが当たり前なのに、それを嫌がっちゃっている。それだから審判の笛も鳴らないし、もっと前かがみに向かっていけば、笛も鳴るはずです。(今後の課題)まずディフェンスをちゃんとやるということ。それから例年はいれないんだけど、土日ずっと練習試合が入っていて、怪我人が復活する暇がないと思うんだけど、もう一回ディフェンスをやるしかないですね。(実戦経験を増やす意図は)昨シーズンが終わったところで、なんで負けたのかというの聞き取った所、僕はシステム練習をしていれば練習試合をそんなにしなくてもいいという考え方なんだけど、あんまり理解ができていないということがあったので、京王電鉄杯を含めて、試合の数が増えたって感じかな。あんまり意図はないです。ただ学生が少しゲームをやりたいと。まぁ去年負けているので、流れを変えてもいいかなとは思ってます。

C本橋祐典(環3・佼成学園高)

昨日はなんとか勝てたんですけど、今日は負けてしまったので、しっかりと反省点を洗い出して修正していきたいと思います。(オフェンス面について)オフェンスのオプションとしてまだあんまり絡めていないかなという感じがして、オフェンスの第1オプションでなくてもいいんですけど、僕のポストプレーから何かが始まるということだったり、1つのオプションとして使ってもらえるような感じになればと思います。今も点数的にはそこまで悪くないとは思うんですけど、オフェンスの流れの中でどういうプレーが出来るかというのが重要だったり鍵になってくると思うので、そういう所を先生にももっとアピールして、自分のオフェンスの機会を増やしていきたいです。オフェンス面でガードにマークが集中する展開は避けたいので、そういった所を春までに仕上げていきたいです。(試合中にも積極的に声を出していたように見えたが)六大学の早稲田戦の後の全体ミーティングとかでも反省点が出たんですけど、その中で出たのが、流れが悪くなった時に声が出ないということがありました。今は蛯名がいなくて、フロアリーダーがいない状態なので、悪い流れを意図的に断ち切ることが出来なくなっていると思います。10点離れてる時にそれを20点にすることが今日は出来なかったんですけど、そういう所で1本ディフェンスを頑張るという声を出すことで流れを良くすることを意識していました。(今のチームの状況は)全体の流れとしては悪くないと思うんですけど、今日も試合後の反省として出た中で、ゲームメイクが出来ていないというのがあります。ゲームの流れを読んでコントロールしたり、ディフェンスを頑張ったりしてやればチーム状況は上向いていくのかなと思います。例えば矢嶋の調子が良さそうだと思ったら矢嶋に預けたり、ファウルをもらってフリースローから点を取らせたりだとか、そういうことの中で自分も1つのオプションとして使ってもらえるようになれたらと思います。(今年は練習試合などの実戦が増えているようだが)来週も土日に練習試合があるんですけど、やっぱりチーム内でやっていても、自分達のディフェンスがわかってる中でシチュエーションの練習をするという感じになってしまって、どうしても実戦とは離れたものになってしまうので、そういう意味では他校の上手い人達と実戦でやることで、どこを修正すればいいのかを把握出来るかなと思います。あと去年からずっと試合感が鈍っていると言われているので、そういう所も含めて自分の弱点はどこかということや、試合での動き方を見極めていけるという意味で練習試合はすごく重要だと思います。練習試合が多いということは成長の機会がそれだけ多いということだと思うので、1人1人が意識してやっていければと思います。(京王電鉄杯に向けて)来週練習試合で2試合強い所とやって、その後に京王電鉄杯という形になるので、厳しい戦いになると思うんですけど、今日の反省を今後に生かしてチームに何が足りないのかを把握していって、トーナメントに備えたいと思います。

SF矢嶋瞭(総3・福大大濠高)

負けちゃいけない試合で負けたということで、悔しいですけど、これを糧にして次頑張っていきたいと思います。(昨日と違った点)昨日僕は試合に出られなくて悔しかったですね。今日はチームを勝たせてあげられなかったということで、自分の力はまだまだだなと感じました。(シュート率について)全然ですね。全体を通してシュートがはいらなかったです。点をとるのはこのチームで僕の役割だと思うんですけど、まだまだやらなければいけないことがあると思います。(自分の中での変化)上級生になったということで、1年生も試合にでているので、声をかけてあげたり、支えてあげたりしたいなと思います。(電鉄杯に向けての意気込み)春に向けての前哨戦ということで、自分たちがレベルアップできるように一戦一戦頑張っていきたいと思います。

G吉川治瑛(環2・世田谷学園高)

前半はずっと勝っていて、一度追いつかれてしまったんで、そこは追いつかれずに勝ちたかったんですけど。最終的にもう一度逆転して勝ちきることが出来たんで、良かったと思います。(自分の持ち味は)先生にはディフェンスをやれと言われているんですけど、自分としてはあまりディフェンスは得意ではなくて。攻撃的な動きが自分の持ち味だと思っているんで、得点を取ることを狙っています。(ガードポジション争いが激化しているが)今は(先生としては)新入生をどんどん使って行きたい時期だと思っているので、自分は先生が今何を求めているのかということを考えながらやっています。ディフェンスを求めているんだったらディフェンスを頑張るし、得点を求めているならば得点を取ることをどんどん狙っていって、積極的にプレーしています。伊藤がパス配給型のガードなんで、自分は自分らしく得点をアグレッシブに狙って行きたいです。(シーズンインから今日までのチームの取り組みに対する自分の出来は)ガードポジション以外の選手には自信を持って対応出来ているんで、ディフェンスが良くなったのかなという気がするんですけど、ガードの選手とマッチアップした時にスピードで振り切られそうになる場面が何度かあって。まだまだ直して行かなきゃいけないところはあるなと思いました。(今後に向けて)今日はBチーム戦での活躍だったんですけど、BチームだけではなくAチームで活躍できるように頑張って行きたいです。

PG中島一樹(総1・高崎高)

今まで自分らしさが出せずに悩んでいた部分があったんですけど、今日は自分の出せる力を出そうと思って、ドリブルでの突破だったり打てる場面で打つことを考えてプレーしたから、良いプレーが出来たのかなと思います。(自分の持ち味は)スピードが自分の持ち味だと思っているので、スピードで相手を切り裂いて得点に繋げて行けるプレーが出来たらなと考えています。(高校と大学の違いは)フィジカルの面では高校とは全然違うので、身体作りから始めなきゃいけないなと思っています。(今後に向けて)試合に出れるチャンスが限られていると思うので、そのチャンスを活かして自分の出きることを存分に出してアピールしていけたらなと思います。

PF黒木亮(環1・延岡学園高)

昨日の試合よりは立ち上がりも良くて、前半までは良い雰囲気でした。でも後半は相手のペースにまた持ってかれてしまいました。個人的には前半はオフェンスでもリバウンドでも絡めたんですけど、後半は昨日もそうだったんですけど、自分の未熟さが出てしまうというかチームに対して少しのリバウンドでしか貢献が出来なかったので、反省点だと思います。(苦しかった後半の心境は)本音を言うと、受身になってしまったというか、先輩たちにどうにかしてほしい気持ちが少しあって、ボールがきても焦ってしまいました。なので、そういう所は今回の試合で勉強になりましたし、まだシーズンは始まったばかりで、こういう場面はまたあると思うので、しっかり修正していきたいです。(伸ばしていきたいところは)一番最初は体を作ることだと思います。体を強くしてゴール下でもリバウンドを取った後、自分のプレイを出来るようにしていきたいと思います。最終的には幅広いプレイをしていきたいです。(電鉄杯に向けて)電鉄杯は一部の強豪、初戦は高校の先輩の永吉さんのチーム(青学大)で、今年の大学でもずば抜けてるチームだと思いますし、そういうチームとやることは自分のプラスになる良い経験になると思います。なので、まずは自分にやれることをしっかりやっていきたいです。

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