先週に引き続き、4月22日に第36回リリーカップカナガワ(神奈川県フィギュアスケートフリー選手権大会)が新横浜スケートセンターで行われた。選手権男子において、入部して間もない小曽根孝浩(環1)が出場し、2位となった。これからの活躍が期待される小曽根。慶大スケート部フィギュア部門に新しい風が吹き込みそうだ。
選手権男子
・小曽根孝浩(環1) 77.70点 準優勝
大学生となり初めての大会で、新しいプログラムを披露することとなった小曽根に視線が集まった。冒頭で高さのある3回転ジャンプを決めるも、演技後半には疲れが出たせいか、2度転倒するなどのミスが出た。しかし、クラシックとロックが融合した複雑な音楽の中で、表情豊かに滑った小曽根。とりわけラストスパートでは、エレキギターを弾くパフォーマンスを交えたステップで会場が盛り上がった。演技後は首をかしげ、「初披露にしてはダメダメだった」と本人は振り返ったが、試合を重ねるにつれてプログラムは磨かれていくだろう。踊れるルーキー、小曽根のこれからに目が離せない。
(文:窪山裕美子、写真:脇田直樹)
小曽根孝浩(環1)
(今日の演技を振り返って)ちょっとミスが目立っちゃったかなというのがあるので、今後につなげていけたらいいかなと思います。(演技前、コーチからどのような言葉をいただいたか)とりあえずいつも通り、みたいな感じです。(どのような経緯で今回のプログラムを作ることになったか)今まで結構過激なものをやってきたんですけど、クラシックにロックやヘビーメタルみたいなものを入れた新しい個性を出していくということで、振り付けの先生とフリーにはこの曲を選びました。(今回のプログラムはいつ頃から練習しているか)このプログラムは2月の後半から作って、そのまま今に至るという感じです。2月に作って、練習して。初めての試合なので初披露という感じだったんですけど、初披露にしてはダメダメだったかなという感じだったので、これから上手く構成を良くしてシーズンに持っていけたらなと思います。(大学生になって初めての大会だったが)4分から4分半に変わったんですけど、練習は結構していて、そこはあまり苦ではなかったので順調なスタートを切れたかなと思います。(5月に開催される四大戦や関カレに出場する予定はあるか)はい。一応全部出る予定です。(では今後の大会に向けて意気込みを)今回は80点を越えられなかったので、次は90点を出して、とりあえずミスやディダクションを少なくして、しっかりまとめてやっていけるようにしていきたいと思います。
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