【端艇】第40回全日本大学選手権大会 最終日

5位入賞となった男子舵手なしフォア

5位入賞となった男子舵手なしフォア

 

8月22日(木)から25日(日)にわたり、戸田ボートコースにて第40回全日本大学選手権大会が行われた。大会最終日の25日には各種目の決勝と順位決定戦が行われ、慶大端艇部から男子舵手なしフォア、男子エイトが順位決定戦に出漕した。また、同大会と並行して行われた第53回オックスフォード盾レガッタでは、慶應義塾大学Aクルー(男子エイト)が4位入賞を果たした。

 

前日の準決勝で3着となり順位決定戦のレースに挑んだ男子舵手なしフォア。序盤から先手を奪った慶大。中盤で後続を突き放すと勢い衰えることなく2着に5秒以上の差をつけゴール。見事このレースを制し5位入賞を果たした。

力漕を見せる男子エイトは7位入賞

力漕を見せる男子エイトは7位入賞

前日の準決勝で3着となり同じく順位決定戦にコマを進めた男子エイト。序盤から3番手でレースを進めると前を必死に捉えにかかったが逆に前の2艇にジリジリと差を離されそのまま3着でゴール。全体の7位となった。

今大会では決勝に残るクルーを出すことが出来なかったが、あくまでも本番は10月10~13日に開催される全日本選手権の舞台。それぞれがこの大会で得たものを形にし、全日本選手権ではより良いレースを見せてくれることを期待したい。

(記事:東條 恵也)

【レース後コメント】

 

根本主将(男子舵手なしペア・商4)

(主将としてこの大会を振り返って)

早目にクルーを組んで各クルーなかなかハイレベルな練習をしていましたが、結局それを試合で出し切れていないなっていう思いです。出し切れていない一番の理由は準備不足というか試合を想定した練習が出来ていなかったかなという反省があります。全日本選手権まで時間があるのでそこを修正していきたいです。

(個人としては)

直前にケガをしてしまい本格的に練習再開できたのが2週前からだったのでその間でできることをやったつもりでしたが結果が出てないので何も言えないですね。

(課題と収穫は)

収穫としては結構高いレベルで戦えるようになっているなと思っていて、予選の結果がしっかり準決勝などで反映できればもっといい結果になっていたと思いますしオックスフォード盾レガッタで下の方のクルーも戦えるようになってきたので全体のボトムアップはできているのかなと思います。課題の方はクルーだけではなく部としていかに盛り上がれるかが全日本選手権の結果を左右すると思います。

(全日本選手権に向けて)

最終日に全クルー残していい雰囲気で試合に臨みたいです。

 

畠山監督

(全日本大学選手権を振り返って)

ファイナル残ってないので結果としてはダメですね。全部惜しかった。しかし全日本選手権に向けてチャレンジングなことをやっているので結果はダメでしたが本番は全日本なので良かったと思います。選手たちは精一杯やったと思います。逆に得たものは大きくていろいろ発見できたし、下のクルーの成長も著しいのでこれが終わったら次のステップに行きたいです。

(男子舵手なしフォアについて)

課題がずっと一緒で、ダッシュしたあとに一息ついてしまうのは改善されていないので結果は1着でしたがまだまだです。

(エイトについては)

昨日と今日で条件が違うのですが本人たちも言っていましたが出来栄えは良くなかったですね。スピードが出ちゃったときの対応が未熟です。あとは前半のダッシュの遅さに物足りなさを感じます。中盤のスピードは変わらないので前半の差かなと思います。

(全日本選手権までの間は)

エイトに関しては今のクルーをいったん解体してシートレースなどを経てもう一度編成していきたいです。もう少し改善していきたいです。

(全日本選手権への意気込み)

中盤のスピードは変わらないので上位との差は縮まっていると思っているので、むしろ社会人クルーを上回るスピードを作っていきたいしできると思っていて、全日本優勝できると思うのでその準備をするだけです。

 

 

三好瑞季(女子舵手つきクォドルプル 環4)

(チームとしてこの大会を振り返って)

どちらも先に進めず負けてしまい結果からするとどちらも最悪な負け方をしたなと思います。でもこのレースに向けて積み上げてきたものや気持ちに対して後悔はなく全力でやりきれたので、全力で戦って自分たちのレベルがこんなものだったんだなというのを女子部員全員で感じたので後悔するよりも前を向いて進まなきゃなと思います。

(収穫と課題は)

収穫面は一人一人の限界の閾値が上がったことです。全力を出し切るのは難しいのですが、最後のレースではみんなのリミットが外れて新しい未知の領域に飛び込めたことです。課題は体力面が足りなかったところも反省ですし、私は4人乗りの種目だったんで日誌を回してみんなが何を考えてるのかなっていう意思共有を陸でもやったり、イメージレースを夜にやったりして意思疎通できているつもりだったんですが、今考えるとみんなが本音で語り合って自分自身がこの船を良くしようという積極的な思いや下級生が意見を言いにくい場面があってそのなかでどれだけ勝ちたいって思いでやれるかっていうのが少し難しかったのかなと思います。ただその時は必死すぎて周りが見えてなかったので視野を広げて全体のことを考えて今ベストなことやっていくっていうのが出来なかったかなと思います。

(全日本選手権に向けて)

個人の体力アップは必須だなと思って、自分のベストが出たから満足するのではなくほかの大学と比べての自分の位置を知って上を見てやっていかなきゃなと思っているので、一人一人の中で自信を持てるように、そして自分自身で課題を潰せるようになってそのうえでクルー全体で戦える組織を作りたいので自分を見つめなおしつつ客観的に見えるように練習の前にそういう意識から変えていきたいです。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました