【バスケ】積み重ねた数字は142。圧勝で13連勝を達成! vs駒大

 

2Qに爆発した矢嶋。ガッツ溢れるルーズボールは、チームに勢いを与えた

2Qに爆発した矢嶋。ガッツ溢れるルーズボールは、チームに勢いを与えた

 

残すところ3週間となったリーグ戦。開幕以降勝ち星を積み重ね続けている慶大は、駒大と相対した。全勝優勝へのカウントダウンも始まった慶大にとって、確実に勝利して更に勢いを付けたかったこの一戦。試合は開始直後から終了のホイッスルが鳴るその瞬間まで、終始慶大が流れを掴み続け、142得点という滅多に見られない数字を叩き出して勝利。2部の首位チームとしての強さを見せ続け、全勝優勝へのマジックをまた1つ減らすことに成功した。 

2013/10/12(土) @日本体育大学世田谷キャンパス
第89回関東大学バスケットボールリーグ戦2部 13日目   vs駒澤大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 36 33 39 34 142
駒大 18 9 23 26 76
◆慶大スターティングメンバー◆
PG #21 西戸良(総1・洛南高)
SG #16 伊藤良太(環3・洛南高)
SF #14 大元孝文(環2・洛南高)
PF #4 蛯名涼(法4・洛南高)
C #23 黒木亮(環2・延岡学園高)
◆主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)◆
#16 伊藤良太:25得点

#14 大元孝文:19得点

#10 矢嶋瞭:18得点

今季のリーグ戦で大きな成長を見せている吉川は、この日14得点

今季のリーグ戦で大きな成長を見せている吉川は、この日14得点

13連勝を目指すこの日の相手は、未だリーグ戦で勝ち星のない最下位の駒大。地力で勝る相手に、「どんどん点差を離していこう」(吉川)という慶大は、立ち上がりの厳しいディフェンスから主導権を握る。トスアップ直後から激しいオールコートディフェンスを仕掛けると、これが功を奏することに。相手の無理な体勢からのシュートミスを拾って得意の素早いオフェンスを展開。伊藤や大元がイージーなシュートを確実に決めていき、開始僅か5分で20もの得点を積み上げる。その後も、お家芸である堅守速攻を武器に勢いを切らすことなく攻め続けた慶大。バタバタした試合展開の中で小さなミスこそいくつか見られたものの、終了間際には蛯名の連続スティールが大元や権田隆人(政3・慶應高)の得点を生むなど、終始攻勢を保ち36-18。ダブルスコアをつけて1Qを終えた。2Qに入っても、慶大の優位は揺らがず。積極的なディフェンスからチャンスを量産し、それを確実に得点へとつなげて行く。着々と点差を離して行く中で、躍動したのは矢嶋瞭(総4・福大大濠高)。鋭いカットインと正確なフィニッシュで得点を量産していく。ディフェンス面でも気迫溢れるルーズボールでチームを鼓舞すると、最後はブザービーターとなる3ポイントを沈め、自身の手でこのQに幕を降ろした。結局、矢嶋はこのQだけで14得点の大活躍。チームも相手の点数を1桁8点に押さえ込み、69-27。悠々とした試合運びで後半を迎える。

今日10得点の真木。慶大が誇るオフェンスマシーンの完全復活が待たれる

今日10得点の真木。慶大が誇るオフェンスマシーンの完全復活が待たれる

伊藤のスティールからのレイアップで、3Qを始めた慶大。このQも「相手にシュートまでいかせない」(西戸)ディフェンスを前面に押し出し、攻撃の手を緩めることなく、駒大をどんどん突き放して行く。3Q中盤、点差が50点にまで開いた頃には、スタメン組はベンチへ下がりリザーブメンバーも出場。余裕を持った試合運びを見せると、そのベンチからチームを支える男達が更に試合を盛り上げる。平石健斗(環4・慶應高)の技有りのフックシュートや吉川治瑛(環3・世田谷学園高)のレイアップが会場を沸かせると、残り3分30秒、西戸のバスケットカウントで慶大の得点は早くも100点の大台に。その後も復帰した真木達(環2・國學院久我山高)が得点をマークするなど、108-50と更にリードを広げて最終Qに突入した。4Qでは決まり始めた相手の3ポイントに苦戦した慶大だったが、3Qに引き続きベンチメンバー達が試合を彩る。Q序盤を真木が、得意のドライブやミドルシュートで。Q中盤を平石が、持ち前の運動能力を活かしたダイナミックなプレーで。Q終盤を、このリーグ戦で大きな成長を遂げたスーパーサブ吉川が、積極果敢なカットインで。活躍が期待される3人の男達がたすきを繋ぎ、142-76で試合を終えた慶大。強さを見せ付け、開幕13連勝を成し遂げた。

慶大らしい堅守速攻から、142という驚異的な数の得点を生み出したこの試合。その一方で、後半は抑えるべきポイントだった相手のアウトサイドシュートから失点を喫するなど、「失点が多かった」(福元)ことは反省点として挙げられる。これから先に待ち受けるのは、1部校との入替戦やインカレ。不用意な失点が即敗北に繋がる戦いを先に見据えるため、これまで以上に気を引き締めたプレーが求められて行くことになるだろう。明日激突する苦手な法大戦は、残り少なくなったリーグ戦における「大きな壁」(佐々木HC)。ディフェンスからオフェンスへ、今日のようなプレーを披露できれば勝てることは、1周目で体感した。「勝つということを大前提に」(矢嶋)、明日の大一番へとユニコーンズが臨む。

(記事: 大地一輝)

◆試合後コメント◆

佐々木三男HC

ウォームアップに入る前にダラッとしちゃう子達なんで、相手にとっていやらしいことをやって申し訳ないな、と。(試合開始後からのオールコートディフェンスについて)自分達のチームが、戦う準備になってないですよね。だから、強制的に体を動かさせています。相当失点するな、と思って試合に臨んだんですが、相手がウチのディフェンスに引っかかってしまいました。(ボールマンプレッシャーについて)ワンパスアウェイは、ブラインドのところは大きく寄らないと、プレッシャーかけて方向付けしている意味がないので。もう少しバックコートでブラインドからの追いかけがないと、実際には使えないですね。見えているほうから行っても、全部やられちゃいますから。(そういう意味でも重要だった、1人目のディフェンスは)全然でしたね。本橋や大木みたいな4年間やってる筈の人間がプレッシャーをかけられてないです。それから福元もですね。そこが甘いです。(オフェンスではノーボールの動きが多く見られたが)練習していることから、オフボールのスクリーンが相当ルーズなかけ方になるので。それを打開する為には第1のスクリナーがスリップをきちんとしないと、ルーズなやつを崩せないんですね。ユーザーだけが走っていても意味がないので、ユーザーが通り過ぎたらスクリナーがスリップインをしてディフェンスを引き付けて、フレアに合わせてもう一度中に入れるというのをやらないと、それが出来てないですね。(スタックプレーが今年は少ないが)スタックがスクリーンをやっているから、最初のスクリナーがスリップすることによってディフェンスを引き付けているんですよ。(相手ディフェンスが)当たってからというスクリーンは、もう遅いんです。今年は殆どそうやっているんで、昨年までとは違うんですね。オフボールのモーションオフェンスに合わせられるように、ということで今練習しているんですが、それがまだ完成してないですね。スリップすることによって連携が取れるようになるはずです。インカレ優勝の為の練習です。(明日に向けて)法政は、我々にとって1つの大きな壁なので。ここのところ法政は調子が悪いみたいなのですが、持っている力は我々と同じか、上かも知れないんで、ディフェンスをもう1回頑張らないといけません。今日もそうなのですが、パンの頭の部分でああやって簡単に繋がれると、どうしても法政の動きになっちゃうんで、あそこを繋がせないようにボールマンプレッシャーとフラッシュをきちんと抑えないと。それをきちんとやっておくと、日大にしても関東学院大にしても、体が大きいけど対応できるんじゃないかな、と。明日の法政戦では、4番5番の動きをどうやって抑えられるかになると思います。

[F] 矢嶋瞭(総4・福大大濠高)

今日は得点はとれて快勝することができたんですけども、得点じゃなくてディフェンスの部分で相手に70点も取られてしまったというのが反省で、勝ったということはいいことなんですけど、そこは課題として挙げられると思います。(現在のチームの雰囲気について)今こういうふうに練習を重ねていて、練習を重ねていることで少し気のゆるみが出てくるところかもしれないんですけど、そこは4年生がしっかり締めて今チームの状況としてはとてもいいと思います。(最近の練習について)4年生がトップで引っ張っていくチームだと思っているので、その中で4年生が中心となって今すごいいい練習ができているんじゃないかなと思っています。(最近課題としていることについて)僕が課題として掲げているのは途中で試合に出るので、出たときにしっかり自分の役割を果たすことが僕の中での一番の課題だと思っています。(明日に向けて)明日はしっかり勝ち切ることで次の入れ替え戦などが見えてくると思うので、まずは勝つということを大前提に明日はやっていきたいと思います。

[G] 吉川治瑛(環3・世田谷学園高)

今日は最初からプレスでどんどん点差を離していこうという考えで、最初から点差をつけられたので良い試合だったかなと思います。(一旦下がってからまた出るときに意識したこと)最初ミスから入ってしまったので2回目に出る時はちゃんとミスしないように自分のやることをやろうと思って入りました。(点差の大きな試合だったがその点について)ディフェンスができたことが点差が離れた要因だったと思うので、法政戦もしっかりディフェンスを頑張れば点差が離れると思うので、ディフェンスから頑張りたいと思います。(明日への意気込み)明日は入れ替え戦や優勝への山場だと思うので、僕が出たらディフェンスを頑張って、そこから自分の持ち味であるドライブで、得点を狙っていきたいと思います。

[G] 福元直人(環2・福大大濠高)

僕らのディフェンスからブレイクという展開がちゃんとできたんですけど、失点が多かったので、そこは反省点ですね。(点差が開いた中で意識したこと)消極的にならないってことを意識していました。常に積極的なディフェンスを意識していました。特にディフェンスの時もボールをとりにいくことを心がけていました。(自身のプレーをふりかえって)オフェンスについてはリングに向かうことができて、その中でもカットされるシーンがあったり、ホールドが甘い部分もあったりしたので、そこは修正しないといけないなと思います。ディフェンスでは、5人ガードの時間帯があってフルで動けたので、よかったと思います。(明日に向けて)明日勝てば2位以上確定で、優勝も近づくと思うので、法政は苦手な相手ではあるんですけど、しっかりと僕たちのバスケットをして、2位以上を確定させたいと思います。

[G] 真木達(環2・國學院久我山高)

ディフェンスを練習でやってきていて、それが体現できました。しっかりと実力差を発揮できた試合だと思いました。僕個人としては、佐々木先生から1対1を狙えと言われていて、そこはまだ期待に応えられていないと思います。(オフェンス面について)僕自身スピードを活かしたドライブを求められているので、シュートよりもドライブを中心に攻めました。途中から出ると距離感が掴みにくいですし。(チーム全体として)みんな明日の法政戦が1つの山場だと思っていたので、今日いい試合をしたいと思ってました。しっかり入りも集中し、実力を発揮した結果、今日のような試合になったと思います。(コンディションについて)延世の時に高熱を出しちゃって、そこから自分のリズムが戻らず、今に至りました。(調子について)大変です(笑)。体重も落ちちゃったので。でもその分体が軽くなりました。スピードとかジャンプ力とかも伸びています。体重があれば体がぶつかってもブレないんですけど、その分スピードとかは落ちちゃうので。どっちがいいのかわからないです(笑) (明日に向けて)法政はうちが苦手な相手だと思うので、そこに勝てればインカレとか入替戦につながると思います。苦手意識を持っている相手に対して勝ちたいと思います。

[G] 西戸良(総1・洛南高)

ある程度試合前にこのような展開になることは予想できていたので、リングに向かえる時は向かおうと決めて挑んでいて、それが少しは実現できたかなと思います。(前半の入り方について)ディフェンスで前から当たっていこうという指示だったので、相手にシュートまでいかせないというのが先生の狙いだったと思うのですが、それを上手く皆で噛み合って実行できたのが1Qの初めでした。(ベンチメンバー中心の後半では)チームプレイというよりは、個人の力をいかに実践で練習通り出せるかということを意識してプレイしました。(前半と後半の自身のプレイスタイルの違いは)前半はスタメンの先輩と出る機会が多かったので、先輩方をサポートすることを意識しました。後半はゴールに向える時は積極的に入れて行こうと思っていたので、その意識の差が出たのだと思います。(次の試合に向けて)明日の法政戦はこれから優勝に向けて大事な一戦になると思うので、今日のような出だしの良い試合ができるように気持ちを入れて頑張りたいと思います。

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