前半は序盤からペースを握られる苦しい展開。ボールがうまくつながらず得点機を作れない。すると26分にタッチシュートを決められ先制を許す。後半は徐々に攻撃のリズムを作り出し、PCも4本とったがあと一歩のところで得点まで至らず完封負け。上位進出が厳しくなった。
関東学生ホッケーリーグ秋季 グループリーグA
2014.9/20(土) 13:00~ @慶應日吉グラウンド
慶應義塾大学 0-1 学習院大学
(前半0-1、後半0-0)
【得点者(アシスト者)】
―
<スタメン>
G寺岡真希(文4)、FB境夢見(経4)、林田明子(理3)、芦川真祐子(商3)、石垣七海(法2)、MF森本涼(経4)、國友萌果(経3)、吉本絢香(総2)、FW原登子(経4)、武山直歩子(経3)、宮本舞(経2)
前節で山梨学院大に屈したものの残り2戦を勝ち切り、上位進出を決めたい女子ホッケー部。対する学習院大学は1部復帰3シーズン目ながら、着実に力をつけているチーム。過去公式戦では分がいいが予断は許されない。
慶大のセンターパスで試合が開始される。序盤からやや押され気味に入るが境夢見(経4)、林田明子(理3)らが粘りのディフェンス。そして持ち前にヒット力で前線にボールを運び、この日中盤に起用された吉本絢香(総2)、森本涼(経4)がチャンスを演出する意図が見られる攻撃を見せる。しかしボールセットが完全に終わる前に、FBからボールが送られ、攻撃陣が反応できない。その後は原登子(経4)の打ち込みや、國友萌果(経3)のインターセプトから得点のチャンス。1年生FWの石田怜子(文1)を初起用するなど流れを変えにかかるが、得点には至らない。すると26分、ここまで粘りを見せていたディフェンスだったが、嫌なバウンドの打ち込みから巧みなタッチシュートを決められ、先制点を許してしまう。ここまでサークル内でのプレーがなかった慶大は32分に森本が早いリスタートから切り込んで、この日初のPC(ペナルティーコーナー)を獲得。しかし1打ちシュートが相手FBに止められてしまい、前半は1点ビハインドで折り返す。
攻め手がなかった前半とは変わって、後半は武山直歩子(経3)らFWが前から積極的に仕掛けていく。38分に吉本が相手3人に囲まれながらも抜け出しPCを獲得。原のリバースシュートは得点とはならないが、徐々に慶大に流れが傾く。相手が守りに入ってくる時間になると境、森本、國友の打ち込みで打開を図るがタッチを決められず追いつけない。後半いい流れになり、得点の予感をさせる場面が何度もあったが、学習院SWを中心とした決死の守りを前にフィニッシュまでいかず無念の試合終了となった。
粘りのディフェンスで失点は1に抑えたが、課題のオフェンスは今日も無得点だった。特に前半はFBからのボールに迎えに行く選手がおらず、ボールがつながらなかった。また、相手との一番の差はトラップの正確性だったかもしれない。セカンドボールをもう少しでもとれていれば、オフェンスに時間を割けただろう。次戦の相手は東京農業大学。2部からの昇格チームではあるが、高校からの有力選手が多い。挑戦者の気持ちで臨み得点を挙げ、今季初勝利を狙う。
(記事:荒川智史)
☆グループA ※9/16現在
|
山梨学院 |
慶應義塾 |
学習院 |
東農 |
勝ち点 |
得失差 |
山梨学院 |
― |
○18-0 |
10/4 |
○10-0 |
6 |
28 |
慶應義塾 |
×0-18 |
― |
×0-10 |
10/4 |
0 |
-19 |
学習院 |
10/4 |
○1-0 |
― |
9/27 |
3 |
1 |
東農 |
×0-10 |
10/4 |
9/27 |
― |
0 |
-10 |
次戦 10月4日(日)vs東京農業大学(春季リーグ2部1位)11:00~@慶應日吉グラウンド
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