10月31日から11月2日にかけて、第40回東日本フィギュアスケート選手権大会がアクアリンクちばにて行われる。31日にはシニア男子に小曽根孝浩(環2)が出場した。連戦の最後を飾る今大会は、大舞台、第83回全日本フィギュアスケート選手権大会への出場権が懸かっている。夢の切符を手にするため、慶應を背負って立つ男小曽根がショートプログラムに挑んだ。
男子 ショートプログラム
・小曽根孝浩(環2) 43.85点 10位
2番滑走の小曽根はすがすがしい顔つきで登場した。『Rise』の曲がかかると同時に客席から手拍子が起こり、会場を味方につける。最初のジャンプである3回転サルコウは、こらえて着氷したもののステップアウト。しかし、続けて3回転トゥループ‐2回転トゥループの2連続ジャンプは成功させた。スピンが少しぶれる場面も見えたが、ジャッジの前では笑顔でアピール。課題にしていたダブルアクセルは両足をつき、惜しくも着氷が乱れた。「軸が斜めになったジャンプが多かった」と振り返るように、今回は本調子でなかったジャンプ。しかし、会場を巻き込む力は誰にも引けを取らない。最大の見せ場では弾けるような華麗なステップを披露した。結果は10位、悔しさの残るものとなった。全日本選手権への切符は9枚。シニア男子のフリースケーティングは2日後の11月2日に行われる。一度切り替え、ベストな演技を目指して再び挑んでほしい。
(文:須佐奈月、写真:脇田直樹)
小曽根孝浩(環2)
(今日の演技を振り返って)軸が斜めになったジャンプが多かったので、悔しかったです。(ウィンタートロフィーから東日本選手権まで期間が短かったですが、どのような調整を)アクアリンクに来たりとか、東伏見で練習したりしていました。ある程度の練習時間は取れたので、最終調整には悪くなかったです。(東日本選手権の雰囲気は)何が起こるか分からないな、と。正直練習の調子も全然悪くなかったので、自分でも気持ち負けしてしまったなと思います。滑走が最初のほうだったので、気持ちを集中させることができない状況で試合に臨んでしまったかなと思います。雰囲気は、やはりピリピリしているなと感じます。(現在の順位について)思ったよりは高かったです。諦めないで、フリーは皆にどう影響するか分からないような演技をしたいです。そういう競技なので。諦めないで最後まで、ウィンタートロフィー以上の演技ができるように頑張りたいと思います。
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