【バスケ】序盤に硬さがあるも完勝!! vs札幌大
2014/11/25(火)@墨田区総合体育館 | ||||||
第66回全日本大学バスケットボール選手権大会一回戦 vs札幌大 | ||||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | ||
慶大 | 20 | 26 | 22 | 24 | 92 | |
札幌大 | 17 | 11 | 20 | 13 | 61 | |
◆慶大スターティングメンバー◆ | ||||||
PG | #4 伊藤良太(環4・洛南高) | |||||
SG | #13 福元直人(環3・福大大濠高) | |||||
SF | #10 大元孝文(環3・洛南高) | |||||
SF | #6 権田隆人(政4・慶應) | |||||
C | #7 黒木亮(環3・延岡学園高) | |||||
◆主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)◆ | ||||||
#22 トカチョフサワ:22得点10リバウンド、#7 黒木亮10リバウンド、#10 大元孝文16得点 | ||||||
負けたら4年生は即引退というインカレ。そのため「やはり硬さが出てしまった」(伊藤)と本来のキレがなく得点を積み重ねることが出来ない。チャンスこそ作るものの、シュート精度が低く、逆に札幌大が多くないシュートチャンスを確実に決め慶大は追いかける展開となってしまう。それでも「自分がやるぞと思ってプレーした」と語る大元が立て続けに3Pシュートを沈めると、その後も2本のシュートを決めこのQだけで10得点の活躍。黒木、サワがリバウンドを取れるようになると慶大は試合の流れをつかみ、1Q終了間際にはその黒木がバスケットカウントを決める。結局20-17とリードを奪い1Qを終える。2Qも序盤こそイージーなパスミスでチャンスを潰してしまうが、途中出場の西戸のシュートが決まるとそこからは慶大の時間。大元とサワの2人が交互にシュートを沈め点差を離すと、伊藤の3Pシュートや吉川のバスケットカウントなど4年生も意地を見せる。ゴール下のディフェンスでも粘り相手に隙を見せなかった慶大はこのQ26-11と相手を完全に圧倒。大差をつけて前半を折り返す。
このままのペースでいきたい慶大であったが、2Qに比べディフェンスがやや緩くなってしまったのに加えフリースローが中々入らず苦しい展開となってしまいやや点差を縮められてしまう。しかし、今日好調の大元とサワが立て続けにスチールからシュートを決めると、サワは積極的にオフェンスリバウンドにも絡みにいき縮められた点差を再び広げていき68-48で3Qを終える。4Qに入ると伊藤が立ち上がりにシュートを立て続けに決めるとそれに呼応するようにチーム全体に活気がみなぎり完全に試合を決める。最後はサブのメンバーも試合に出て経験を積んだ。最終的には92-61で完勝し、2回戦進出を決めた。
序盤こそプレッシャーからくる緊張から本来の動きができず苦しんだが、それ以降は実力差を見せつける完勝だった。しかし、3Qの序盤に追い上げを許すなどまだチーム全体に隙があるのも事実。2回戦の相手である法大はリーグ戦こそ2勝したものの順位決定戦では敗れている。今季5試合を戦い3勝2敗とほぼ5分の相手だ。次勝てば天皇杯進出が決定するだけに「まさに死闘になるだろう」(阪口HC)。
(記事 住田 孝介)
阪口HC
まあ初戦はこんな感じなんじゃないかな(順位決定戦からの切り替えは)あれから色々頑張ってきたので、今日は必ずややってくれると思っていました。(1Qの入りはあまりよくなかったが)気合が入りすぎたんじゃないかな、準備はしっかりしてきたので。ただあとは技術じゃなくてメンタルの部分もあるんじゃないかな、気持ちが上がりすぎても下がりすぎてもダメだからね。(法大戦に向けて)いやもう死闘になるだろうね、本当に勝ちたいという気持ちが強い方が勝つんじゃないかな、オールJAPANもかかっているんでね、本当に頑張ります。
【G】伊藤良太(環4・洛南高)
3週間ぶりの試合ということもありまして、インカレの初戦ということでかなり固いスタートとなってしまっていて、チームとしてそれは理解していたのですが、やはり1Qは相手に合わしてしまったというのは反省点で、途中からはディフェンスから速攻という自分たちのいい流れを持ち続け4Q勝ちきれて、いつも通りの僕たちのプレーができたという点では良かったのかなと思います。(1Qでの苦戦の具体的な要因は)想定内ではあったのですが、やっぱり固かったというのはあって、ああいった時に声掛けであったり、一本シュートを決めることができたらほっとする部分があったんですけど、そういった意味では大元がシュートを2本決めてくれたことはチームとして落ち着けたというのはあって、明日の試合ではこういったことがないように修正して出だしから頑張っていきたいと思います。(ご自身のプレーについては)この一か月間僕自身坂口先生から求められていることに対して忠実に行おうと思っていて、今日の試合に関しては良かったぞということをおっしゃっていただいたので、そういった点ではシュートのセレクションや声掛けについては良かったとは思うのですが、フリースローが全く入っていなかったので、明日に向けて修正していきたいと思います。(明日の試合に向けて)組み合わせが決まった時から法政に絶対勝つぞということでチームとしてやってきたので、負けたら本当におしまいだと思いますし、チームとしての一体感はできていると思うので、絶対勝って天皇杯の切符を獲得したいと思います。
【F】大元孝文(環3・洛南高)
みんな初戦ということでかたさがあったんですけど、3Qは除いて後半からは自分たちのバスケットをすることができたので、明日に繋がるいい試合になったかなと思います。(順位決定戦からの切り替えは)順位決定戦は自分たちのバスケができなくて負けてしまったので、順位決定戦終わった日から昨日までの練習で、あとはもうやるだけだとみんなで話し合って、もう一度原点に戻って慶應のバスケットを見つめ直してきました。(1Qの10得点でチームを牽引しているように見えたが)みんなの立ち上がりが重いというのは試合前から感じていて、今日の試合の入りでも相手に気持ちよくプレーさせてしまったので、自分がやるぞと思ってプレーした結果だと思います。(その後点差を広げられた要因は)1Q終わってみて、みんな落ち着いて硬さも取れてきて本来のプレーができたので、それが良かったと思います。(法大戦に向けて)明日負けたら本当に終わりという中で、自分たちがこの一年間積み上げてきた集大成がかかっていると思うので、チーム一丸となって法政を倒すことだけを考えてプレーしていきたいと思います。
[C]トカチョフ・サワ(環1・國學院久我山高)
とりあえず勝ててよかったんですが、個人的に力んでいた部分があって、明日はもっと試合に臨めるかなと思います。(プレーオフがでの2敗からの立ち直りについて)プレーオフでの負けというのは個人的にもチーム的にも気にはしていなかったので、すぐに切り替えて、練習でやるべきことをしっかりやって、インカレで出来る限りのことをやろうということをチームでしっかり話し合っていました。プレーオフでの敗北のダメージはそれほどなかったので、今日はチームとしてすっきりとした状態で臨んでいたと思います。(後半にかけて流れを掴んだ点について)やはりインカレということもあってチームの動きが硬かったというのと、初戦はナンバープレイを使わない方で、いつもとは違うやり方だったので、それに慣れるまでに時間がかかったのでなかなか上手くオフェンスができなかったです。それが段々と慣れてリズムを掴めたのが要因だと思います。(オフェンスリバウンドでの活躍について)全体的に相手が小さいのでチャンスだと、いけば取れると思いました。オフェンスリバウンドはいつも積極的に狙っているのでそれが上手くいったのだと思います。(ルーズボールの獲得について)ルーズボールを頑張ると雰囲気も良くなりますし、流れも掴みやすくなるので、チームとしても「こぼれ球はしっかり取りきる」という意識の中で練習してきたので、それが癖になっているということでよかったと思います。(2回戦の法政戦に向けて)法政戦は、前回気の緩みもあって負けてしまったので、明日は気を引き締めてやるべきことをやって、オールジャパン出場権を獲得したいと思います。
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