12月2日(火)第66回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会1回戦 慶大×札幌大 @大阪市中央体育館
得点 | ||
慶大 | セット | 札幌大 |
25 | 1 | 15 |
25 | 2 | 13 |
25 | 3 | 14 |
第一セットは丸谷のスパイクから先取点を取る。その後も相手のミスを見逃さずしっかりと点を連ねていく。秋に重点的に鍛えたサーブも有効に決まり、厚いマークがつく柳田(環4)以外の黒田(環1)・丸谷中心の攻めでリードを広げていく。最終的には25-15と10点差をつけ順調な立ち上がりでこのセットを取った。
第2セットは相手のブロックにかかり、序盤競る展開になるものの大事なところは丸谷と黒田が決めきる。秋からさらに安定して決まりだしたブロック陣の活躍もあり、中盤からは連続得点でリードを広げていく。終盤には尾木(政1)がセッターとして入り、その力をアピール。このセットも25-13と大差で取り、次に繋げる戦いぶりを見せる。
第3セットはストレートで気持ち良く勝利するためにも大事なセット。このセットからマークがつき打ちづらくなっていた柳田にボールを上げ、柳田がそのボールを相手コートにたたきこんでいく。相手レシーブを崩す丸谷のサーブも効果的で、安定感のある試合運び。そして試合を通して打ち続けてきた黒田・丸谷のスパイクで点を積み重ね、このセットも10点以上の差をつけて25-14。全セットで10点以上の差をつける力を見せて、見事1回戦を突破した。
この試合を通して活躍を見せたのは何と言っても黒田と丸谷。相手チームは柳田のスパイクを嫌ってマークする中で、丸谷の打ち分けるスパイク、そして黒田の力で決めきるスパイクは輝きを見せた。今後も戦いを続ける中でこの二人の得点力は重要なものとなっていく。柳田の1枚看板ではなく、この二人を含めた強力な3枚看板となっていくには、ゲームの組み立てが最も重要になる。野口(環4)のトスの先にさらに期待がかかってくるところだ。そして更なる成長を見せる上田(総3)・稲田(環4)を中心としたブロック陣。インカレ前の戦いでも強い力を見せてきたブロックがこの先の戦いでも見込みがついてきた。今日の戦いは連続で試合が続く難しい戦い。頂点を目指す慶大の戦いはまだまだ続く。
(記事 中田健太)
監督・選手コメント宗雲監督
(今日の試合を振り返って)今日は固かったね。知らない相手なので、うちの悪いクセである手探り状態になって全然力を発揮していない。まあ札幌大学さんのミスがすごく多かったようで助けられたのではないでしょうか。(明日への弾みとなる要素は)丸谷がサーブレシーブを含めてすごく成長しているので、ちょっと丸谷に期待しています。もちろん柳田にもですが、今まで一枚になってしまっていたので、丸谷をうまく(野口)剛志郎が使ってくれればなと思います。(慶関からの今のチームの調子は)正直言ってすごくいい訳じゃないですね。だからこそそろそろ調子の波としては良くなるんじゃないかなと。選手にもそうやって言ってます。悪いものは慶関戦で全部出したと思ってやってます。(明日の試合に向けて)まずは一戦目、しっかり戦って連チャンで大学のヤマとなるので勝ちたいとは思うのですが、まずはとにかく一戦目ですね。頑張りたいと思います。
柳田将洋主将
(このインカレのためにどんな練習をしてきたか)集大成なので、技術うんぬんよりも気持ちで臨めるように準備してきました。(最後のインカレに対する特別な思いはあるか)自分の代最後の大会なのでとにかく悔いが残らないように戦いたいです。(今日の試合を振り返って)明日につながるような試合ができたと思っているので、明日は一つ目の山を越えたいと思います。(対戦が予想される日体大の印象は)守備力が高くてとにかくつないで得点をしてくるチームなので自分たちもそれに負けないように頑張りたいです。(明日に向けて)どこも強敵なんですけど、明日が一つ目の山場なので勝って明後日につなげたいです。
出場選手
サイド | 柳田将洋(環4・東洋高) | |
セッター | 野口剛志郎(環4・東福岡高) | |
センター | 上田悠貴(総3・生野高) | |
サイド | 黒田彪斗(環1・富山一高) | |
サイド | 丸谷将大(環4・東筑高) | |
センター | 稲田聡典(環4・日向学院高) | |
リベロ | 野瀬将平(環3・東福岡高) | |
途中出場 | 佐藤凜太郎(環3・東北高) | |
林智之(商3・高知学芸高) | ||
池田裕哉(環2・北嵯峨高) | ||
上野素希(文2・甲陽学院高) | ||
尾木将(法政1・修道高) |
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