「辛い場面で1番頼りになる選手になる」
―印象に残っている試合はありますか。
日体大戦です。開幕戦で緊張や雨、暑さで自分は前半でかなり疲弊してしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。追う展開で非常に苦しい試合でしたが、皆が逆転してくれました。強い仲間を頼もしく思ったのと同時に、もっと自分がしっかりしなければと強く感じました。
―ここまで試合を終えてチームとしての反省点はありますか。
悪い流れを変えられる選手が少ないことです。4年生がしっかりしないといけないと思います。
―現在のチーム状態はいかがですか。
少し気が緩んでいる感じがします。振り返ると、関東FINAL4、FINALがこれまでで1番の山場で、そこを乗り越えて少し緊張感が薄れているように感じます。ここからが本当の勝負どころなので、気を引き締め直したいです。
―全日本選手権に向けてどんな練習をしていますか。
特に今までと変わりません。
―社会人チームを攻めるカギは何だと思いますか。
MFがいかに目の前の相手に勝てるかがカギだと思います。
―ここまでご自身のプレーを振り返っていかがですか。
まだまだやれます。
―個人として何か目標を持って臨んだシーズンでしたか。
辛い場面で1番頼りになる選手になることです。なれているかは大いに疑問ですが、苦しい時間帯にはフィールドにいるようにしてます。
―全日本選手権に賭ける思いは。
応援してくださる方々、自分、何より1個上のために頑張ります。
―ラクロス部の4年間で1番楽しかったことは何ですか。
今です。
―ラクロス部の4年間で1番辛かったことは何ですか。
大好きだった1個上の先輩をリーグ戦で引退させてしまったことです。シーズン通して何もできなかった自分が情けなかったです。
―ラクロス部の4年生の中で、どなたかメッセージを伝えたい方はいらっしゃいますか。
AT田浦選手(経4)です。ラクロス部に誘ってくれてありがとう。田浦が誘ってくれてなかったら、こんなに楽しい時間を過ごせていたかわからない。全日本では一緒にプレーしよう。勝つぞ。
―ラクロス部の後輩たちにどんなことを伝えたいですか。
ここまで一緒にラクロスしてくれてありがとう。僕たちの代は厳しいことも言ったし、理不尽なことも言ってきた。それでも見捨てずについて来てくれて感謝します。4年生の本気を見て何か感じてくれたら嬉しいです。
―応援してくださる方にメッセージをお願いします。
いつもラクロス部を応援してくださり、ありがとうございます。皆さんの声が苦しい時間帯によく聞こえます。勇気が出ます。皆さんの想いを力に変えて頑張ります。これからも温かいご声援宜しくお願い致します。
―全日本選手権に向けた意気込みを教えてください。
130人で最高の終わりを迎えられるように、自分はフィールドで全力を尽くします。
~伊藤広大 “DEFEATの軌跡~”
【選手プロフィール】
伊藤広大(いとう・こうだい)
慶應義塾高を経て現在法学部法律学科4年。ポジションはMF。背番号は43。170cm、63kg。リーグ戦から好調を維持しており、全日本選手権でも活躍が期待されている。
(企画・取材 河合美紀)
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