【ソッカー男子】開幕特集第五弾・端山豪選手

慶大が誇る「ファンタジスタ」端山豪(総4)。昨季、武藤嘉紀(現FC東京・日本代表)から〝10〟を受け継いだ。慶大の救世主として彗星のごとく現れてから3年。特別指定選手として活躍、全日本の10番も背負った彼も昨季はけがによる不調に苦しんだ。しかし、今季はオフから全日本に復帰を果たすなど好調さをアピール。「光」と「影」を経験し、さらなる進化を遂げた端山はラストシーズンを前に何を思うのか…。

 

端山豪

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選手としても人としても幅を広げることができた3年間。

 

――昨季を振り返って

「昨シーズンはチームとしてすごいまとまっていて、まとまっていたおかげで最後はいいところまで行ったのですが、あと一歩のところがあって、自分がもっと力を発揮できたらよかったなと思っていて、そこが心残りです。」

――最高学年として

「去年は4年生がチームの雰囲気を作ってくれていて、今年は自分がその立場なので、同じようなことをしなくてはいけないと思いますし、試合では違いを見せないといけないと思いますし、チームの雰囲気作りは久保や山田といった中心選手とともにやっていきたいなと思っています。」

――今までの3年間はかなりいろいろなことがあったシーズンだったが

「チームの状況だったり、順位だったり、自分のポジションであったり、出場機会のことであったり、いろいろなことが経験できて本当に選手としても人としても幅を広げることができたと思っているので、その経験を今季にぶつけたいです。」

――今オフは関東選抜Bから全日本大学選抜に復帰されたが

「去年もそうでしたけど、充実したオフを過ごすことができて、今年も全日本に戻るのが最初の目標であったので関東選抜Bの仲間の刺激しあった結果だと思います。日韓戦に出場できなかったことだったり、まだまだのところもあるんですけど、自分にとってプラスになるいい期間だったと思います。」

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大学に入っていい経験をさせてもらった。最終学年の今年はその思いを返したい。

――今季の目標は

「チームとしては関東リーグ制覇を掲げているので、その中で個人としてはプレッシャーのある中で結果を出しきれなかった部分があったので、プレッシャーのかかる中で結果を残して、チームを引っ張っていきたいです。」

 

――選抜でチームを空ける機会が多かったが、チームでの連携は

「慶應のサッカーはやりたいことがはっきりしているので抜けていた分、残りの期間で改善しなくてはいけない点もあるんですが、そんなに違和感なくやれると思います。」

――下級生は

「自分が抜けている期間にトップにあがってきていた1年生が何人かいて、1年生ながらも積極的に声を出してくれていたりとか、練習の雰囲気を良くしてくれていますし、技術的にも上手いなと思う選手がいるので、早く公式戦で一緒にプレーしたいです。」

――上位進出へのカギは

「まずはチームの軸となる守備です。あとは攻撃の質をあげていきたいと思います。いかに点をとるかですね。」

――今季の意気込みは

「最終学年ということで大学サッカーは最後なので、どん底な状態から大学に入って、いい経験をさせてもらって、その思いを返したいと思っています。」

 

(取材 太田悠貴)

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