明大戦に完勝し、その勢いのまま学習院大に臨んだ慶大。序盤こそもたつくが、谷直剛(政4)の先制ゴールを皮切りにゴールラッシュ。後半は危なげない試合運びで二桁10点のゴールを決め完勝し、勝ち点を6とした慶大はグループリーグ首位に躍り出た。
関東学生ホッケーリーグ春季 グループリーグA
2015.4/26(日) 13:15~ @慶應日吉グラウンド
慶應義塾大学 10-0 学習院大学
(前半3-0、後半7-0)
【得点者】
19分 谷(FG)
25分 下山(PC)
29分 森(PC)
37分 谷(FG)
38分 下山(FG)
46分 宮坂(PC)
58分 宮坂(PC)
60分 谷(FG)
66分 宮坂(PC)
67分 谷(FG)
<スタメン>
GK本名智一(経4)、FB三木雅史(経4)、遠藤錬(経4)、宮坂健吾(政3)、吉國光裕(政2)、MF細井佑(経3)、福谷亮太(政2)、永野裕太(政1)、FW谷直剛(政4)、下山雄大(経3)、大久保遼(政1)
前節で宿敵・明大に完勝し、このままグループリーグ1位突破を目指す慶大ホッケー部。今日の相手の学習院大は格下だが、得失点差の都合上、大量得点出の勝利を目指したい。
試合開始直後から慶大がボールを支配する。しかし外からの打ち込みや、右サイドからのドリブルで学習院ゴールに襲い掛かるが、なかなか息が合わない。6分、遠藤錬(経4)の華麗なリバース打ち込みから、大久保遼(政1)が上手く合わせるもこれは相手キーパーに阻まれる。続く10分の河本倫太郎(法1)のリバースシュートも惜しくも枠を捉えきれず。16分には大久保の仕掛けで、この日初めてのペナルティーコーナー(PC)を獲得するも、宮坂健吾(政3)のヒットシュートは力んで決められない。なかなか点が決まらない焦りの中、やや攻め急いだ展開から、DFの裏を取られてしまうあわやの場面も作ってしまう。そんな嫌な展開を払しょくしたのは主将の谷だった。19分に外からスウィープで打ち込まれたボールに落ち着いて反応。先制点を決める。この得点を皮切りに流れを呼び戻した慶大。25分には下山雄大(経3)がPCからフリックシュートをゴール隅に決める。さらに終了間際のPCでは宮坂のヒットシュートのリバウンドを詰めた森駿太(経3)のゴールで点差を3点に広げ、後半に向かう。
慶大のバックパスで始まった後半。「攻めている形は悪くない」(谷)と後半も前から積極的に展開。開始間もない37分に福谷亮太(政2)からのパスを谷が押し込み、得点を決めると、続く38分にも福谷のアシストから下山がお手本のようなきれいなリバースシュートを絶妙なコースに決め、グラウンドを沸かす。その後も果敢にビルドアップを続け、攻めの時間がる続く。46分にPCを獲得すると、宮坂がヒットシュートをたたきこみ、6-0。宮坂はさらに試合終盤にもPCから2本のヒットシュートを沈め、合計3得点の大活躍、攻守に存在感を示した。順調に加点した慶大は、67分に谷が自信4得点目、チームとして二桁の10得点目を豪快に決めて、試合終了となった。
昨年は3得点しか奪えなかった学習院を相手に、二桁得点を飾って勝ち点6で首位に立った。グループ首位での上位進出を決めたい慶大の、最後の相手は2季連続関東学生優勝中の山梨学院大。立ち上がりを特に注意し、慶大の流れで試合を支配したい。
(記事:荒川智史/写真:河合佳祐)
☆グループA ※4/18現在山梨学院 | 慶應義塾 | 明治 | 学習院 | 勝ち点 | 得失差 | |
山梨学院 | ― | 5/10 | ●1-2 | ○11-0 | 3 | 10 |
慶應義塾 | 5/10 | ― | ○2-0 | ○10-0 | 6 | 12 |
明治 | ○2-1 | ●0-2 | ― | 5/10 | 3 | –1 |
学習院 | ●0-11 | ●0-10 | 5/10 | ― | 0 | -21 |
次戦 5月10日(日)vs山梨学院大学(昨年秋季1部1位) 14:45~ @慶應日吉グラウンド
以下、選手コメント
FW谷直剛(政4=慶應義塾)
(今日の目標は)具体的な得点数の目標は決めてなかったんですけど、1点1点を積み重ねて自分たちのプレーをすればいいんじゃないかなと思っていました。(10-0という結果をどう捉えるか)個人的には満足いってなくて、山梨学院大戦は今日よりもっとチャンスがないと思いますし、まだまだ詰めていくところは詰めなきゃいけないなと思います。 (後半はいい流れでした)ハーフタイム中に高根監督から、攻めている形は悪くないから、後半も継続して自分たちのペースでとアドバイスを受けて、そのままいい流れに持って行けたと思います。(そんな中で4得点、最後の点は狙っていましたか)前から勝負をかけて、ボールを取れればいいなと思っていました。狙ってはいなかったですけど、結果的に点を取れたので良かったです。(山梨学院大戦までに詰めたいところは)技術の差は僕らの方が下だと思うので、もう一回全体的にボトムアップして、チームとしてどういう風に戦うかを考えたいと思います。(次戦への意気込み)グループ首位突破できるように、鍛え直して頑張ります
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