【ホッケー(女子)】全国王座への執念!後半に逆転!/学習院大戦

 

負けられない戦いが始まる

負けられない戦いが始まる

下位リーグにまわった慶大女子ホッケー部は、全国王座の出場権を狙うためまずは学習院大と相見えた。序盤こそ前から仕掛けていくも、得点できずにいた慶大は、逆に一瞬の隙を突かれ失点。前半を0-1で折り返す。後半も攻めあぐね、ハラハラする展開だったが、48分に國友萌果(経4)が華麗なリバースシュートを決め同点。勢い止まらず54分にも宮本舞(経3)がゴールを決め逆転勝利を飾った

 

 

関東学生ホッケーリーグ春季 順位決定戦 予選

2015.5/16(土) 11:15@慶應日吉グラウンド 

慶應義塾大学  学習院大学

(前半0-1、後半2-0)  

【得点者】

48分  國友(FG)

54分  宮本(FG)

 

<スタメン>

GK大野結花(商2)、FB林田明子(理4)、芦川真祐子(商4)、深澤裕理子(経4)、石垣七海(法3)、MF武山直歩子(経4)、松島佳奈(政3)、尾平野華央(経3)、FW國友萌果(経4)、岩本早紀子(文4)、宮本舞(経3)

 

 

前回の成城大戦で初勝利を手にした慶大。得失点差により下位リーグにまわったため、全国王座選手権へ出場するには2連勝が必至だ。しかしチームの柱である岩﨑絢香(総3)がケガで欠場。そんなアクシデントにも、「彼女の分をカバーしようと必死に頑張りました」(國友)と闘志を燃やした。

先制したい慶大は、その気合が空回りしたのか、サークルまでなかなか持ち込めない。逆に8分、慶大左サイドからするするっとFBの網を破られ、得点を決められてしまう。序盤での失点に動揺が走ったが、「とにかく流れを作ろう」(國友)と必死にボールへ向かう。11分、武山直歩子(経4)からの打ち込みがサークル内の岩本早紀子(文4)に通るも得点につなげられない。その後も武山を中心に攻撃を組み立てたが、なかなかシュートまでこぎつけられない。逆に26分に奪われたペナルティーコーナー(PC)では相手のシュートが入ってしまうが、これは相手のファールが認められノーゴール。前半の間に追いついておきたい慶大は福田薫(経3)などが攻撃の起点を作るも決められず、前半を1点ビハインドで折り返す。

 

石垣の攻撃参加から流れが変わった

石垣の攻撃参加から流れが変わった

同点ゴールとなるシュートを放つ國友

同点ゴールとなるシュートを放つ國友

後半、監督から「ポジションの位置取りを少しずつ変えていくこと」(宮本)を指示された慶大は、ボールを広く動かそうとする。41分、学習院FBの守りを崩し、サークル内に侵入するも、宮本がシュートまで持っていけない。その後も前線でキープはするものの、フィニッシュまでいけない慶大。しかし46分、石垣七海(法3)が細かいドリブルで相手をかわし、打ち込みまでつなげると徐々に攻撃のペースが出てくる。そして48分、右サイドから受けた國友がサークルトップから力強いリバースシュートを振りぬく。これが見事にゴール右上に突き刺さり、同点に追いつく。さらに波に乗りたい慶大は54分、右サイドから武山のラストパスを宮本が器用にリバースで合わせ、逆転ゴールを決めた。初めてリードを奪った慶大は、その後林田明子(理4)、芦川真祐子(商4)を中心に守りきり試合終了。華麗な逆転劇で勝利を飾った。

 

宮本(一番左)のゴールで逆転に成功

宮本(一番左)のゴールで逆転に成功

全国王座への残り1枠をかけた戦いとなり、プレッシャーがかかる試合だった。最初こそは硬さが出たものの、後半への切り替えは見事だった。悪い点をいかに試合中に修正するか、次戦・立大との大一番はそれがカギになるであろう。「I’M A HERO」をスローガンを胸に残り一戦、全員が“HERO”となれるか、注目が集まる。

 

 

(記事:荒川智史 写真:津輕健介

 

次戦 5月24日(土)vs立教大学(Bプール3位)11:15~@慶應日吉グラウンド

 

以下、選手コメント

 

FW國友萌果(経4)

(どんな気持ちで試合に臨んだか)とにかく走りまくろうと思っていて、走りながら流れを自分たちにもっていこうとしていたんですが、前半はそれができていなくて、ボールを受けに行けなかったので、後半は下がってでもボールをもらいに行って自分ないしは周りを使ってサークルインをしようと心がけました。とにかく流れを作ろうとしました。(主力の岩﨑選手が欠場でした)普段はDFとして出場しているので、後ろはばたついてしまったかもしれませんが、岩﨑の分まで走るのと、攻撃力もある選手なので、攻撃面や声掛け面でも彼女の分をカバーしようと必死に頑張りました。(ハーフタイム中に監督からのアドバイスは)とにかく端を使えということを言われました。ボールと選手が片方に寄ってしまっていたたので、とにかく広くリードしてボールを取りに行けといわれたので、それを実践したらボールを受けることができました。これは次にも生かしたいと思います。(同点ゴールは見事でした)みんなが繋いでくれたボールを最後に決めきることができてよかったですし、追いつけてよかったという安堵感はありました。(立大戦に向けて)今日の反省を生かして、来週はもっと厳しい戦いになると思うので、この1週間で直すところはしっかり修正して甘く見ずに謙虚な気持ちでまだまだやっていきたいと思います。

 

FW宮本舞(経3)

(今日の試合はどういうモチベーションで臨んだか)とにかく勝たなくてはならない試合で、前回の試合でシュートを決め切れなかったので、FWとしては得点して、チームに貢献したいと思っていました。(前半のビハインドの状態から逆転まではどういう感触でしたか?)前半は入りがよくなくて失点してしまったので、ポジションの位置取りを監督からの指示で少しずつ変えていくことで、攻めの形ができたかなと思います(得点シーンを振り返って)その直前に、絶対に決めないといけないシーンでミスをしてしまって、かなり悔しい思いをしたので、絶対に決めてやるとおもっていました。得意の形だったので、しっかり決めきることができてよかったです。(次の試合に向けて)次の試合は立教で、今節立教は2-1で成城に勝ったのですが、前節私たちも成城に2-0で勝ったので、実力的には同程度だと思うので、攻撃陣の調子のよさを生かして、絶対に勝利したいと思います。

 

 

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