ピンチを防ぐということについては誰にも負けない
――前期リーグ戦を振り返り
「良かった試合もあれば悪かった試合もあるという印象で、勝ちきれる試合をものにできなかったということは課題だとおもうのですが、自分たちのやりたいサッカーをできている試合も多くて収穫もあれば課題も見つかる前期リーグ戦でした。」
――前期で5位という結果はどのように受け止めていますか
「できれば4位以内に入りたかったのですが、全然悲観する順位ではなくてこれから優勝を狙っていける位置にいるので後期につながる順位ではあると思います。」
――総失点数13はGKとしては多いと考えますか
「多いと思います。リーグ戦開幕の際に1試合1失点以下にしたいと目標に掲げていたので、それが達成できなくて悔しいです。」
――守備重視の戦い方ながら前半に先制される試合が多かったが原因は
「試合開始後自分たちが受け身になってしまい、そこを相手に付け込まれることがあったのと、自分たちの細かいミスから失点してしまうことが多かったのでそこが問題かなと思います。」
――前期リーグ戦で印象に残っている試合は
「やはり開幕戦ですね。自分としてもリーグ戦のデビュー戦でそこで勝てたことはとても印象に残っています。」
――あの試合ではスーパーセーブがとても多かったと思いますが
「そうですね。関東リーグでもやれるとすごく自信がつきました。」
――慶應DF陣はリーグ戦の中でも屈指だと思いますが
「本当に頼もしいです。安心して守備を任せることができて、止めるとこだけ止めるだけでいいと思っています。」
――彼らとの連携やコミュニケーションは上手くとれていますか
「はい。練習中から積極的に連携を高めることを意識しています。」
――自身のプレーについて
「シュートを止めるということが自分の持ち味でピンチを防ぐということについては誰にも負けないです。ミスが連続してしまう時間帯があるので一試合を通して安定したプレーを続けることが自分の課題だと思います。」
――目標、お手本としているプロの選手はいますか
「ノイヤーのプレーはよく見てすごいなと思っています。まず判断がよく、それに伴ってセービングやシュートストップも素晴らしくて、とてもバランスが取れていると思います。」
――昨シーズンまでの正GK峯達也先輩(昨年卒)について
「本当に憧れる存在で見て学ぶ点はかなり多かったです。」
――私立武蔵高校出身で年齢的には他の4年生より1つ年齢が上になりますが
「浪人をして一般受験で慶應に入学しました。浪人中はサッカーが全然できなくて、その時にもサッカーをやりたいという気持ちが強くなっていたので大学でもサッカーをやろうと思いました。」
――浪人期のブランクは大きかったのでは
「もちろん大きかったです。入部当初は自分の思った通りにプレーできなくてもどかしい日々でした。」
――座右の銘や大切にしている言葉はありますか
「『習慣は第二の天性』です。続けるということは誰にもできることじゃなく、習慣にすることでそれが第二の天性となり自分の武器になると思っています。だから毎日の練習に対するモチベーション管理は意識して習慣にしています。」
「集大成となるプレー」をしたい
――早慶戦についてですが最上級生として臨みますが思い入れはありますか
「今まではスタンドで観ている側でしかも僕が入部して3連敗ですごくもどかしい思いをしていたのですが、今年はようやくチャンスが来たので自分の持てる力を全て出し切りたいです。」
――早稲田大学に対する印象
「勝負所に強いチームであると常々思っていて、ゴールに対する執着心など強い気持ちを感じます。」
――注意するべき選手など
「やはりGKとしては前線の宮本選手と山内選手は抑えるべき選手だと思っていて、そこを抑えきれれば自分たちのチャンスがかなり増えると思います。」
――早慶戦への意気込み
「3連敗中で次は絶対に負けられないと思っていて、自分の集大成となるプレーをしてチームを勝利に導きたいと思います。」
(取材 吉田遼平)
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