【バレーボール】ストレートで敗れ、4位で秋季リーグ戦を終える 日大戦

DSC_00141ヵ月に渡って行われた秋季リーグもついに最終戦を迎えた。入れ替え戦への道はすでに絶たれていた慶大バレー部であったが、最後のリーグ戦を勝利で飾るべく、2位につける日大との一戦に臨んだ。

 

10月17日(土)秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦第11戦 慶大×日本大学@日本大学文理学部百周年記念館

得点

慶大

セット

日大

22

25

22

25

22

25

 

第1セット、布川智規(商3・桐朋高)、佐藤康平(環2・桐蔭学園高)のスパイクで得点。しかし11-13でタイムアウトを迎えるなど思うように調子が上がらない。その後同点に追いつくも、立て続けにブロックを決められ再びリードを奪われる。嫌な流れを変えるべく、上野素希(文3・甲陽学院高)のクイックで一本切り、ピンチサーバーの吉田純(環4・東亜学園高)がコートに。2本目のサーブはネットにかかりながらもサービスエースを奪い、相手のタイムアウトを誘う。ここで一気に追いつきたいところであったが、点差縮まることなく、22-25でこのセットを落とす。

 

第2セットは序盤から連続得点を許し、8-11でタイムアウト。中盤にもタイムアウトを挟んで4連続で失点するなど、最大6点もの差をつけられる。劣勢の中、上野を中心としたブロックがチームに活気を与えた。中盤から4本のブロックを決め、2点差まで追い上げたものの、反撃もここまで。22-25で連続して落とす。

 

第3セットは常に追いかける展開となった。序盤からしてスパイクを決められリードを許す展開。しかし、相手のミスにも乗じて5連続で得点し、9-9と追い付く。ミスが重なり4点リードされ12-16でタイムアウトを迎える。尾木将(政2・修道高)のブロック、上田悠貴(総4・生野高)のクイックなどで追い上げ18-18と再び追い付く。ここから主導権を握り優位に進めたいところであったが、相手のサイドからの攻撃を止められず、最終的に22-25となりセットカウント0-3で敗れた。

 

 

サーブレシーブ賞 とリベロ賞を受賞した野瀬(写真提供:慶大バレー部)

サーブレシーブ賞 とリベロ賞を受賞した野瀬(写真提供:慶大バレー部)

1部返り咲きを目標として挑んだ秋季リーグ。夏に重点的に取り組んだ守備からリズムを作り勝ち星を積み重ね、第9戦までフルセットで敗れた大東大戦の1敗のみと好調を維持したが、中央学院大、日大の上位2校にはストレート負け。「点差以上の力関係」(宗雲監督)があった。今季での入れ替え戦の出場は叶わず、最終戦を終えて8勝3敗の4位。その中でも「3年生が成長してくれた」(野瀬主将)と振り返るように池田、布川、上野といった3年生がチームの主軸となり、岩本、伊藤といった1年生の台頭も目立った。昇格争いを演じた今季の経験が来年のリーグ戦でも生きてくるだろう。

次の照準は4年生にとっては最後の大会となる全日本インカレ。「笑って終われるように」(野瀬主将)。束の間のオフを挟み、チームは再び動き出す。

(記事 岩井邦夫)

 

 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)

 同じところで何度も何度もノッキングして連続失点するところがあって、点差以上の力関係かなと思いました。

(今日の試合においてのチームの狙い)

 昨日も村林部長に来ていただいて、そのことに関して選手に言っていて、最後までしっかりプライドもってやろうと、リーグ戦の意味を部長からもしっかり話していただいて、選手もただ単に負けたくないと思いがあるので、素直にそういう気持ちで戦っていたと思います。

(秋季リーグを通しての収穫と課題)

 課題は決定力不足。なのでバックアタックをしっかり打てる選手を育てる。二枚面で自信をもってバックアタックをあげられるということがなくて、結果前の選手がつぶれていってしまったので、今後来年とかに向けてそこのポジションをしっかりやりたいと思います。

 収穫に関しては、前回も話したように岩本選手、伊藤選手といった1年生が活躍してくれたので、今後期待できますね。

(全日本インカレに向けて)

 一回しばらく休んでから、インカレベスト8以上を目標として、いいチームで強いチームを最後4年生が作ってくれるようにしていきたいと思います。

 

野瀬主将

(試合を振り返って)

 全部22点だったと思うんですけど、どこかで1点2点ひっくり返せたと皆さんは言うんですけど、これが実力かなと思います。それぐらいの実力差だったら1セット取っているでしょうし。これが現状で我々がおかれている2部で4位という実力だと思うので、そこをしっかりと受け止めて、最後にしっかりとインカレに臨めるように頑張りたいと思います。

(チームとしての狙い)

 先週の時点で入れ替え戦に行くことが出来ないという風になったので、もちろん夏から秋に掛けてやってきた、サイドアウトをしっかりと取ろうという事と、インカレに向けてサーブの質を上げようという2つに取り組んで、今回のこの一戦だけでなくしっかりと先を見据えて戦おうとしてきました。

(秋季リーグを振り返って)

 結果としては不甲斐ないと思うんですけど、これはもう4年生がしっかり出来なかったからなのですけど、良い面で言うと、池田、布川辺りが凄く自覚も出てきましたし、上野なんてチームの中心になってきていて、来年に凄く期待出来るように3年生が成長してくれたかなと思います。

(リーグ戦の中で見つかった課題)

 やはり勝負所ですね。取らなきゃいけない1点、ここで取りたい1点がどうしても相手に流れてしまう。なので自分達が苦しい戦いになってしまう。ほかの学校だと、高校からの財産で結構経験してきているんですけど、それがうちは少ないということはもう分かりきっているので、そういった場面を練習でいかにして作るかということを意識してやっていきたいです。

(インカレに向けて)

 今年は色々不甲斐ない結果が続いているんですけど、2015年の僕達の代で最後の大会なので、笑って終われるように頑張りたいと思います。

サイド

池田 裕哉(環3・北嵯峨高)

セッター

尾木 将(政2・修道高)

センター

上田 悠貴(総4・生野高)

サイド

佐藤 康平(環2・桐蔭学園高)

サイド

布川 智規(商3・桐朋高)

センター

上野 素希(文3・甲陽学院高)

リベロ

野瀬 将平(環4・東福岡高)

途中出場

吉田 純(環4・東亜学園高)

 

田中 有輝(商4・県立千葉高校)

 

林 智之(商4・高知学芸高)

岩本 龍之介(商4・仙台第二高校)

秋季リーグ最終順位

1位 中央学院大学(11勝0敗)

2位 日本大学(10勝1敗)

3位 大東文化大学(8勝3敗)

4位 慶應義塾大学

5位 国際武道大学(6勝5敗)

6位 青山学院大学

7位 山梨大学(5勝6敗)

8位 宇都宮大学(4勝7敗)

9位 亜細亜大学

10位 桜美林大学(2勝9敗)

11位 立正大学

12位 平成国際大学(0勝11敗)



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