【バスケ】 ホームで手にした価値ある1勝!残留へ向け大きな前進 vs法大戦

日吉記念館には多くの観客が詰めかけた

日吉記念館には多くの観客が詰めかけた

前日行なわれた白鴎大戦で残り数秒の所で大逆転され悔しすぎる敗戦を喫した慶大。引き続き慶大のホームである日吉記念館で行われることもあり、絶対に勝ちたい試合。いかに気持ちを切り替え法大に挑むことができるかに注目が集まった。試合序盤は慶大、法大ともに得点を奪い合う戦いに。しかし第2Qの終盤に差し掛かった所から法大の上手いディフェンスをかわし点差を広げる慶大。慶大に追いつこうとする法大との接戦が第4Q終了間際まで勝敗が予測できない戦いに。試合は慶大が73点を奪い7点差で勝利をおさめた。

 

 

2015/10/18(日) @慶應義塾大学日吉キャンパス記念館

第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 14日目 vs法

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

22

19

18

14

73

法大

25

12

14

15

66

スターティングメンバー

PG

#13 西戸良(総3・洛南高)

SG

#21 鳥羽陽介(環1・福大大濠高)

SF

#5 大元孝文(環4・洛南高)

PF

#4 福元直人(環4・福大大濠高)

#7 黒木亮(環4・延岡学園高)

主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)

#4 福元直人 20得点 10リバウンド 

#5 大元孝文 23得点 7リバウンド

 

1~4番までを器用にこなす福元。的を絞らせないオフェンスを展開し続けた。

1~4番までを器用にこなす福元。的を絞らせないオフェンスを展開し続けた。

阪口HCの信頼のおけるメンバーをスタメンに並べ試合に臨んだ慶大。法大のインサイドのエース#16沼田に開始直後4点奪われる慶大。しかしその直後大元が2回連続でシュートを決め追いつき、さらに3ポイントシュートが決まりリードする。しかしピリオド終盤に一歩抜け出したのは法大だった。慶大は3秒オーバータイムや24秒バイオレーション、ディフェンスファールなどミスが目立ち法大に3点リードを許し第2ピリオドへと向かう。

 

第2Q開始直後、阪口HCはサワを投入した。第1Qと同様4点先制点を決められるもすぐに黒木、福元が点を取り返した。序盤は互いに得点を奪い合うも第1Qで奪われたリードを奪い返せない慶大。しかし前半戦残り3分、ここから反撃の狼煙をあげた。西戸が相手ボールをスティール、大元がアシストでつなぎ、福元が3ポイントシュートを決めた。流れにのった慶大は、その後も相手のファールを誘いフリースローも確実に決め法大からリードを奪う。41-37で前半を終えた。

 

 

エース大元はこの日も好調。迫力あるプレーで会場を盛り上げた

エース大元はこの日も好調。迫力あるプレーで会場を盛り上げた。

第3Q序盤、大元が1対1からのシュートで先制点を獲得、さらにドライブからのシュート、相手のディフェンスファールから得たフリースロー等で、2分30秒で10点獲得。4年生としての貫禄あるプレーを見せた。その後すぐに黒木が4点を決め、点差を広げる慶大。終盤、法大の沼田に連続6点連続得点を許してしまうも、鳥羽が大元のアシストを受け確実にゴールを決め、再び突き放すことに成功。8点のリードを持って最終Qへ。

 

再び慶大のスターティングメンバ―を並べて迎えた最終ピリオド。法大のファールが連続し、流れは慶大ペースに。大元が第4Qでの先制点を奪った。しかし法大もすぐさま沼田を中心に逆襲をしかけてくる。しかし先週の筑波大戦、前日の白鴎大戦とは異なり1歩も引くことなく慶大は立ち向かう。4年生を中心にルーズボールに対する執着も強く見られた。終盤に入ってからもフリースローで確実に点を稼ぐ。最後は法大に得点を決められるも73-66で7点差をつけ勝利。ホームでの試合は貴重な1勝を収めた。

 

「勝因はみんなが楽しくやっていたということです」という大元の言葉通り、法大戦はホーム日吉で開催されたという事もあり、選手、スタッフ、観客、関係者が一体となり盛り上がりを見せた。チーム一丸となって企画し作り上げたホームでの試合“UNICORNS GAME”「UNITE」によりチームは大きな自信を得ただろう。今後も飛躍し続ける慶大バスケ部に目が離せない。            (記事:大場 春佳)

 

初の試みとなったリーグ戦のホーム開催。バスケ部全体で成功へと導いた。

初の試みとなったリーグ戦のホーム開催。バスケ部全体で成功へと導いた。

 

福元直人(環4・福大大濠高)

(今日の試合を振り返って)本当に勝ててよかったと思うし、40分間自分たちが受身に回らずに攻め続けることができたので良いゲームだったかなと思います。(前日の敗戦を受けて)本当に悔しくて眠れなかったんですけど、気持ちで勝つしかないし、後輩のためにプレーしようという気持ちで一生懸命頑張りました。(1番と4番どちらだったのか)入りは4番だったんですけど、うまくフレキシブルに対応していたので特に決めずにやっていました。(オフェンスでチームを牽引していたが)昨日は僕が点を取れずに負けたと思ったしそこに責任を感じていたので、今日は4番での起用で相手とのミスマッチがあるということで序盤から点を取りに行こうと決めていました。実際に結果も出ていたので、リラックスに貪欲に取りに行くことを常に意識していました。(次の試合に向けて)6勝が多分入れ替え戦のボーダーだと思うので、来週しっかり1勝取って、チームとしての落ち着きを取り戻すためにももう一回1週間準備して、是が非でも1勝取れるように頑張りたいと思います。

 

大元孝文(環4・洛南高)

(今日の試合を振り返って)ホームゲームで勝ったっていうのがとにかく嬉しいです。(昨日の試合からどう切りかえたか)昨日の試合は悔しい負けかたをしたんですけど、これを引きずって今日の試合に影響を与えてしまうと、来てくださっている方に申し訳ないということで、みんなで話し合って、とにかく楽しんでやろうと話しました。(今日の勝因は何か)みんなが楽しくやっていたということですね。ベンチもすごい盛り上がっていましたし、やっている5人もすごい攻め気持ってやっていたので、それだと思います。(今日の自分に点数をつけるとしたら)70点ぐらいですかね。やっぱり、前半思い通りにいけなかったので、もっともっと出来るっていう自分自身の成長も込めて、70点にします。(来週の試合に向けて)今日のいい雰囲気を継続して、怪我人なしで来週の専修戦も頑張りたいと思います。

 

黒木亮(環4・延岡学園高)

(今日の試合を振り返って)昨日が訳のわからない負け方をしてしまったので、どうなるかと思いましたけど、やっぱりみんな切り替えて、今日は絶対に落とせないという試合だったので勝てて本当にほっとしています。(前日の敗戦を受けて)昨日最後の0.4秒でファウルが起きて、その瞬間何が起きたのかわからなくなってしまうくらいだったんですけど、そういうことも起こりうるんだなという風に感じました。 (対策は)相手は法政で、前半戦結構悔しいやられ方をして、自分たちの攻めるべきポイントを抑えられてしまったので、そこを2戦のプレッシャーが強いから、僕たちインサイド陣がガード陣にスクリーンをかけてあげるだったりとか、1戦目を終えてからの修正ポイントというのを今日の試合で再現できたのかなとは思います。(自身の粘り強いディフェンスについて)大したことないです。でも結果的に守れたというのは、僕自身だけでなくてチームとしても、あの終盤で相手に嫌な思いをさせられたのは自信になったんじゃないかなと思います。(残り試合に向けて)残り4試合も落とせないし、2周目なので負けがどうのこうのとは言っていられないと思います。相手がどうというよりは自分たちがやりたいバスケットをいかに体現できるかということをしっかり意識してやっていけたらと思います。

 

西戸良(総3・洛南高)

今まで勝てそうで勝てない試合が続いた中で、今日は勝負所でみんなが集中して得点をとる事が出来たのがよかったなと思います。(昨日の試合からの切り替えは)昨日から切り替えたというより、今日は今日できることをやろうと思って臨んだ結果が今日のプレーだと思っています。あとは周りの人が声をかけてくれたからだと思います。(今日のポジションについて)今日はほぼ常に1番のポジションをやりました。福元さんが1番をやる時との違いは、ボールを早く繋いで速い展開のオフェンスができるとおもっているので、それがうまくいっているときは自分が積極的に1番をやってチームの流れをつくれるような役割を果たせればなと思います。(意識していた事は)相手はセットプレーを多用してくるチームで、スクリーンが多かったんですけど、スクリーンに対して激しいディフェンスをしようと心がけていました。(今日の自分のプレーに点数をつけるとしたら)60点です。後半もっとシュートに行くべきところもあったし、崩して4年生がフリーでシュートが打てるゲーム作りができればもっと点差を離せる試合になったと思いました。(専修戦に向けて)専修も怪我人はいると思うんですけど、一対一が強いチームなので、今日みたいにディフェンスから厳しくあたって、相手の思い通りのプレーをやらせないような展開に持ってければ絶対勝てると思います。今週しっかり対策をして挑みたいです。

 

鳥羽陽介(環1・福大大濠高)

昨日の負けからチーム全員で切り替えて、自分たちがやることを1試合貫けたと思います。(加藤とのマッチアップは)僕は今日スタートを宣告されてから加藤さんを止めるように言われていて、そこは徹底できたのでよかったと思います。(スリーポイントも好調だったが)まあ前が空いていたので積極的に打っていこうと考えていました。(チームとして特に心がけていたことは)リバウンドの部分でガードが参加することを徹底することと、あとはゴールに向かう積極性を意識して、個人個人ができていたと思います。(今日のプレーに点数をつけるとしたら)60点くらいですかね。ディフェンスと積極的なシュートはよかったと思うんですけど、その決定率の低さと、後半で自分がテンパってしまう部分があったので、まだまだそこは改善しなければいけないと思います。(次戦への意気込み)やっぱり少しで引くと昨日みたいな展開になってしまうと思うので、どんなに点差があいても気を緩めずにチーム全員で戦っていきたいと思います。

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