前日の武蔵大戦で4得点で快勝した慶大は5・6位決定戦に駒を進め、立大と対戦した。大雨の降りしきる中、思うようにプレーができなかったが、32分に石田玲子(文2)が2日連続となるゴールを決め、先制に成功する。その後は粘り強くこの点差を守り、1-0で勝利した慶大は3期連続の1部5位で今季を終えた。
関東学生ホッケーリーグ春季 順位決定戦 5・6位決定戦
2015.11/8(土) 10:45~ @早稲田東伏見グラウンド
慶應義塾大学 1-0 立教大学
(前半1-0、後半0-0)
【得点者】
32分 石田(FG)
<スタメン>
GK大野結花(商2)、FB林田明子(理4)、芦川真祐子(商4)、深澤裕理子(経4)、石垣七海(法3)、MF武山直歩子(経4)、岩﨑絢香(総3)福田薫(経3)、FW國友萌果(経4)、岩本早紀子(文4)、宮本舞(経3)
前日7日の武蔵大戦で4-1と快勝し波に乗る女子ホッケー部は、5・6位決定戦の立大戦に臨んだ。試合はあいにくの雨となり、グラウンドコンディションも悪く、ボールスピードも落ちるため、どちらが走りきりかが勝敗のカギを握った。
試合開始から攻勢を仕掛ける慶大。3分、左サイドから國友萌果(経4)と岩本早紀子(文4)のコンビネーションでゴールに迫ったもののゴールに至らない。なおも芦川真祐子(商4)の打ち込みからゴールを狙いにかかるが、雨の影響で思ったほどボールスピードが伸びず、なかなかシュートまで持ち込めない。その後も左サイドの國友、福田薫(経3)を中心にゲームを組み立てていくが、立大の執拗な守りを崩すことができない。すると23分、焦りから石田玲子(文2)がファール(5Yルール)を犯し、グリーンカードによる退場で人数不利となる。さらに同じファールを宮本舞(経3)が、31分にも犯し、満足のいく攻めができない。このままスコアレスで折り返すと思われたが、32分、岩﨑絢香(総3)が右サイドを駆け上がりサークル内へラストパス。これを前日の武蔵大戦と同じポジションで待ち構えていた石田が華麗にタッチシュートを決め、ゴールネットを揺らす。1-0と先制に成功して前半を終えた。
さらに得点を加えたい後半だったが思うようなプレーが両チームともできず、一進一退の攻防に。慶大自慢のストロークも立大DFの網を破ることができず、なかなかサークル内に侵入できない。それでも52分にこの日初めてのペナルティーコーナー(PC)を獲得する。1点でも加えて試合を楽な展開にしたかったが、相手キーパーの好セーブもあり得点ができない。その後は山場をお互いに作ることができず時間を消化。終了間際に立大の猛攻に遭うが、防ぎ切った慶大は1-0で勝利。3期連続の1部5位という結果で今シーズンを終えた。
立大のDFの前に、慶大は70分間のほとんどを左サイドでの攻撃を強いられた。右攻め有利といわれるホッケーにおいて、攻め疲れたのはこの点に原因があるだろう。また突破力のある岩﨑や武山直歩子(経4)もマークされ、ボールを預けられなかった。それでも石田が2試合連続の今季3得点目となるゴールを決めたのは好材料だ。来季以降も期待がかかる。林田が率いた今季のチームも残す試合は早慶定期戦1試合のみ。残されたわずかの時間を生かし、○年ぶりの勝利の美酒を全員で味わいたい。
(記事・写真:荒川智史)
次戦 11月29日(日)12:00~ 第23回早慶ホッケー定期戦 @慶應日吉ホッケー場
2015年 関東学生リーグ秋季 順位
1位 山梨学院大学
2位 駿河台大学
3位 早稲田大学
4位 東京農業大学
5位 慶應義塾大学
6位 立教大学
7位 東京大学
8位 武蔵大学