【バスケ】大量リードを守り抜き快勝!チームの課題も見えた一戦vs学習院大

前日に東海大との激戦を終え、すこし疲れが出始めたように見えた慶大。それでも第1Qから学習院大を大きく突き放し前半戦で大量リードをすると、そのまま後半戦でもリードを守り続ける。最終Qでは学習院大のディフェンスに対応しきれない危うい場面が見られたが、試合結果は1部の実力を見せつけ圧勝。最終スコアは73-57。

 

2016/5/4(水)@国立代々木競技場第二体育館

第65回関東大学バスケットボール選手権大会 vs学習院大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

27

8

22

16

73

学習院大

11

8

19

19

57

◆慶大スターティングメンバ―◆

 PG

#4 西戸良(総4・洛南高)

 SG

#5 後藤宏太(環4・藤枝明誠高)

 SF

#14 鳥羽陽介(環2・福大大濠高)

 PF

#7 高橋晃史郎(政3・慶應義塾高)

 C

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

前回と同じスタメンで挑んだ第1Q、開始15秒、いきなり学習院大に3ポイントを許してしまった慶大。その直後鳥羽がインサイドからのシュート、続いてサワのアシストから再び鳥羽が決め、6点を奪取。学習院大の先制点に対し倍返しで対抗した後は、サワ、西戸、鳥羽が連続して3ポイントを確実に沈める。さらに#18澤近がゴール下で学習院大のファールを誘発し、2回のフリースローの機会を作り出した。学習院大にポイントのチャンスを与えることなく16点と差を大きくつけ第1ピリオドを終える。

第2Q序盤、早々にサワが得点を決めると、#20山崎(総1・土浦日大高)がインサイドからの攻撃を仕掛け、シュートを打つ。その後このQでは学習院大のディフェンスが冴え出したのもあり1Q程思うように得点が伸びない。それでもスコアは依然として慶大側の大量リードを保ち、35-19で前半戦を折り返した。

第3Q。前半に得た得点差を手に、試合を優位に進めたい慶大だったが、そう上手くはいかなかった。慶大は高橋を中心にインサイドから得点を重ねるが、一方で学習院大も中に切り込む姿を見せ、一進一退の攻防を見せた。しかし、そのまま試合は膠着状態になってしまう。どちらも得点を決めきれない展開。それを破ったのは鳥羽のスリーポイントシュートだった。今度はアウトサイドからの攻勢で今度こそ流れを手にすると、追撃を振り切り、57-38で最終Qを迎えることとなった。

第4Q。このQもインサイドに切り込み、得点を狙っていった。しかし、ここ数日の連戦の疲れが出てきたのか両校ともに動きに精彩を欠き、ボールが手につかない展開が続く。後半はやや得点差を詰められる展開になったが、危なげなく逃げ切り73-57で慶大は勝利を収めた。

スタメンは前回と変わらない選手だが、中盤で1年生や普段あまりスタメンに入らない選手が出場した今日の試合。時折相手のディフェンスに対応しきれない場面が見られはしたが、彼等が今後更に経験を積むことで慶大の力が更に1段階上のレベルに登りそうな期待を感じる試合だった。(あと2試合何が何でも勝って9位でこの大会を終えれるように頑張ります)と語った西戸。その“勝つ”という強い意志であと2試合を戦い抜いて欲しい。

 

(記事 岩本弘之・大場春佳)

機材の不都合により写真が掲載できず申し訳ありません。

 

阪口HC

(今日の試合は)何日か試合が続いたのもあって、みんな疲れちゃってたね。今日は1年生や普段出ない人も試しに出してみました。(出場した1年生2人への期待は)もともと高校生の時から有名人だったので期待できます。早慶戦でもチラッとは出るんじゃないかな?(1年生も早慶戦に出場するんですか?)早慶戦は独特の雰囲気が有るでしょ?あの様な中だと、もちろん4年生が、ちゃんとプレーするけど、1年生の時から少しでも経験させておかないと、もの凄い緊張しちゃうから…少しでも1年生を出したいですね。なにしろ普段の試合とは規模が違うからね。(早慶戦前には新人戦もありますが)もちろん新人戦に出るのは当たり前だと、彼らも思っているでしょうね。彼等には経験値を上げて欲しいんです(次の試合は)1日空いて明後日なので、頑張ります。

 

西戸良(総4・洛南高)

(今日の試合を振り返って)今日は控え中心のメンバーだったので、6人目7人目8人目の選手がどれくらいやれるのかを見れた試合でした。まだまだ練習でやってきたものを出し切れていなくて、まだ5人と同じレベルでは戦えていないのかなと感じたので、早慶戦に向けてベンチメンバーが育って誰が出ても変わらない状態にできればなと思いました。(1年生も出ていました)1人は全国でずっと戦ってきたので心配はしていないというか、どこまで大学生のバスケットボールを感じ取って合わせてくれるかというところです。どれだけ僕たち4年生が後輩に試合に出る機会を与えてあげるかがポイントになってくると思います。(前半と後半で違いは)後半になって相手のディフェンスがマンツーマンからゾーンディフェンスに変わって、そこに対応しきれなかったと思います。外から打つのもそうですし、中からハイポストとローポストでセンター同士でうまくゾーンディフェンスに対応する力がまだ練習で養い切れてなかったのが反省点です。もう少し練習をする必要があると思います。(次戦に向けて)あと2試合何が何でも勝って、9位でこのトーナメントを終われるように頑張りたいです。

 

鳥羽(環2・福大大濠高) 

(試合を振り返って)今日の試合は4年生以外のメンバーで出ることが多かったんですけど、得点が止まってしまう場面が多々あったと思うので、相手がどうこうというよりも自分たちのバスケットが一試合を通して貫けなかったというのが一番の課題じゃないかなと思います。(一年生とプレーして感じた事)一年生はまだ何をやっていいのかわかんないのかなという雰囲気があって、そこを試合に出ている2年生以上の人が感じさせないように自由にやらせることが大切なのかなと思いました。上級生は自分たちがやってきたことというのが体に染みついてきていると思うのでそういうのをもっと徹底してコートに体現することが必要じゃないかなと思いました。(中に切り込んでいく場面が多かったが)中に攻めれていなかったので自分が攻めることによって中も縮まりますし、フィニッシュにつなげればそれでいいのかなと思っていたので、オフェンスが止まらないようにしようというのをずっと心がけていました。(今日見つけた課題は)まだアウトサイドシュートの確率が低いかなというのは感じていて、去年よりは自分が起点となることが増えたので、周りを動かすような声とかが出せていなかったので、そこをもっともっと詰めていければいいかなって思います。(今日うまくいった点)正直そんなに良くなかったんですけど、去年に比べるとボール運びなんかはミスが少なくできたかなと思います。(次の試合に向けて)対戦相手がどうなるかはまだ分からないんですけど、春先からずっとやってきたことが出るシーンもあれば出ないシーンもあるという内容のここ2試合だったので、ブレイクだったり、ディフェンスだったり自分たちの良さというのを出せる試合にしていけたらいいと思います。

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