【ラクロス(女子)】〜10連覇へ〜早慶戦企画④注目の新戦力対談!(G・大沢×DF・大木×AT・西村)

第4回対談はG大沢かおり(#28経2=学芸大附属国際)、DF大木茉莉(#3総3=慶應NY)、西村沙和子(#33経2=慶應女子)の3人。早慶戦や秋のリーグ戦でも活躍が期待される3人にチームへの思いはもちろん、意外なプライベートについても伺いました!今回は特別に当日会場となる日吉陸上競技場でのインタビューです!

 

新戦力対談写真①

左から西村、大沢、大木

 

※大沢は怪我のため早慶定期戦のメンバーからは外れた(取材は4月26日に実施)

 

———まずは、お互いを他己紹介という形で紹介してもらえますか?

 

大木大沢:けい(大沢)の第一印象は「でかっ」ですね。同学年からはわからないけれど、一つ上から見ると2年生の中ではしっかり者なのかなと思っていました。でも、けいの中高の後輩が新入生として入ってきたんですけど、その子によると、けいは意外と抜けてるらしいです(笑)プレー面では、ポジションはGをやっていて、これから活躍してくれる選手だと思いますし期待しています。

 

大沢西村:同期のさわこ(西村)です。ポジションはATで、性格も凄くアタックらしいです。遠慮がない、というか良い意味で空気を読めないですね(笑)周りにどう言われようと、自分の道を貫くというか。同期として同じチームでやっていると、いつも点を決めてくれますね。最近はスランプに入っちゃてるんですけど、凄く頼もしくてこれからどんどん一緒にプレーしていきたいなと思います。

 

西村大木:まりさん(大木)は、DFをやっています。でも元MDなんですよね。DFで守備の柱として活躍されてる選手なんですけど、こないだの試合ではシュシュッ、って感じで華麗にボールを回してシュートを決めたりしていました。攻撃力のあるDFの選手としてチームに欠かせない選手ですね。性格はまっすぐで、めっちゃ元気な人で、チームの雰囲気を盛り上げてくれる選手です。

 

——3人とも今季からトップチームで出場するようになったわけですが、練習面や生活面においても昨季と比較して変化した部分はありますか?

 

大沢:私は今年に入って一番下のチームからトップに上がってきたんですけど、 直後はなんで上がったんだろう、って思っていました。実際に練習に入れてもらって最初は凄くミスを恐れていて、先輩も一緒だしパスミスしてそれで練習が終わっちゃうと嫌だし怖いなと。今は、自分が結構ミスをすることに良い意味で慣れたというか、次頑張ろうという気持ちになって吹っ切ることができるようになりました。吹っ切れるようになってからは失敗を恐れずに挑戦できるようになっているのかなと思いますね。

 

大木:私は去年の夏休みの直前ぐらいにトップに上がらせてもらったんですけど、私の中では、力量が同じぐらいの子たちが上がっていくなかで私だけが本当に上がれなくて、やばいやばいって焦っていたときにやっとあがれたんですよ。滅茶苦茶嬉しかったんですけど、その分落とされないようにしなくちゃ、っていうプレッシャーはありました。でも先輩方もとても優しかったのでそこは助かりましたね。

 

西村:トップチームに上がってからミーティングの時間が本当に増えたんですよ。増えた分先輩と関わる時間が増えて、チームとして動いているという自覚が出てきたと思います。

 

大木大沢:ミーティングは大事だよね。

 

大沢:あとは、自主練習の時間がより増えました。今までずっと1年生チームにいたんですけど、そこでも頑張ることは頑張りますけど、モチベーションとしてはそこまで上がり切らなかったというか。でも、せっかく上がらせてもらったので、練習後のアフターだけじゃなくて家でも自主練習をするようになったというのが、生活の変化と言えるかもしれないです。

 

——家でやれる自主練習というのは?

大沢対談写真

将来は慶應を担うGを目指す大沢

 

 

大沢:家の駐車場でクロスワークをやっています。ボールをできるだけ落とさないように、どこでもキープできるようにするためですね。(手振りでクロスをクルクルと回す動作をしながら)

 

———プレーの面で、昨季の自身と比較して成長したと感じられる部分はありますか?

 

 

大木:プレーの面では去年より確実に自信はつきました。去年は上がっただけで付いていくのに必死だったので。あとは、試合後の反省で今までは自分の反省しかしてこなかったんですよ。最近の変化としては、チーム全体を見れるようになりました。チーム全体がこういう状態だから、もっとチーム全体にこう動いてほしいみたいな。多分自分に自信と余裕ができたから、周りが見えてきたんだと思います。

 

西村:私は大学に入って入部したときにはもう骨折してたんですよ。ずっとプレーできていなくて、9月にやっと復帰できて10月には上のチームに上がれたんですけど、そのときには高校までの感覚を取り戻すのに必死で。自分がどんなプレーをしていたのかも覚えていなかったです。だから、そのときは今自分がやれるだけのことをやってこれから新しい自分のプレースタイルをつくっていこうという気持ちでした。この前まで一緒にトップでプレーしていた三つ上の代の先輩方が本当に上手くて、ボールが回ってくるのも怖いと感じることもあったんですけど、最近は自信がついてきて逆にどんどんボールがほしくなりました。

 

大沢:私は、チームが上がってからは毎回の練習で上手い先輩方のシュートを受けられるようになって、目がシュートボールに慣れてきてセーブもまだまだなんですけど、ボールが見れるようになってきたかなと思います。あとは、ディフェンスの理解と指示出しです。どう動いてどう守るのかをミーティングでいっぱい話し合ったので、それを通じて少しは理解が深まってきているのかなと感じます。

 

———六大学戦を振り返って、印象に残った試合などはありますか?

 

大沢:立大戦は自分がプレーしてどうだったから、っていうわけじゃなくてチームの一員として応援していて流石だな、と思った試合でした。

 

西村:良かったんですけど、六大学戦の中で立大戦が事前では一番厳しいと思われていた試合だったんですよ。それに勝ってしまったことで、その後の試合も楽に勝てるんじゃないかという雰囲気になってしまったことが、法大戦や早大戦で勝ち切れなかった要因なんじゃないかなと思います。

 

大木:立大戦も試合内容としては良くはないよね(笑)

 

大沢西村:そうですね、確かに(笑)

 

大木:練習してきたもので点を取れたわけじゃないです。土壇場の個人技で何とかなったって感じだよね。だから試合内容が良いってわけではなくて、勝てたから結果としては良かったって感じです。

 

———それでは、大木選手の最も印象に残った試合は立大戦ではないということですか?

 

大木:私は悪い方の印象にいっちゃうんですけど(笑)、確実に一番悪かったのは法大戦ですね。早稲田は3校合宿のときにボロ負けしちゃったんですよ。その後は雨が降ったり4年生が就活抜けしたりして、2回しか練習ができなかったうえに練習でもセットなどを確認できていない状態で試合に臨んだので、確実に準備はできていなかったですね。それを引きずったまま法大戦に入っちゃったという感じです。思えば内容はあんまり記憶に残ってないですね。余りにも悪くて。

 

西村:何もやりたいことできてないですもんね。

 

大木:全部私たちのミスで相手にボールを渡してしまって、しかも空気が悪いままディフェンスに入るからコミュニケーションも取れず、その結果点を取られて更に雰囲気が悪くなるみたいな。

 

西村:それを受けてアタックもやりたい形ではなくて、一人がやばいと思ってワンオーバーして点を取りに行くという感じでしたね。

 

———3校合宿での練習試合はどうでしたか?

 

 

大沢:ディフェンス面では早大のアタックがコートを広く使っていて、ディフェンスがどう対応したらいいのかがわからなかったというか……

 

大木:そのときはまだディフェンスを模索中だったんだよね。三校合宿の時期が早かったので、色々試しながらやっていこうという感じでした。途中段階のまだまだ手探りの時期に当たっちゃったと。それが裏目に出てしまいましたね。そのときは「触りにいく」ということをテーマに掲げていました。私たちディフェンスとしては相手をそのままフリーにしておくと攻撃値が高いじゃないですか、だから自分たちから触りにいって攻撃値を削いでから攻めさせれば、必ず相手のミスも生まれてきてボールを奪えると考えていたんです。そんななかで広いアタックをしてくる早稲田と戦って、触りにいったのはいいんですけど、スペースが凄く空いてディフェンスの網が大きくなったところを相手に裏を取られたりして…あのときはまだまだ発展途上の段階だったんだよね。

 

大沢:色々改善点が見えてきましたね。

 

———3校合宿で行った早大との練習試合には敗れ、直後の六大学の早大戦と引き分けに終わるなど、今年の早大はチーム力の面で肉薄してきているという印象を受けます。実際に戦ってみて早大の印象はどうでしたか。

 

大木:早大の3年生が新人戦の3冠をとった代なんですよ。

 

西村:あすなろ・サマー・ウィンターの全部ですね。

 

 ※それぞれあすなろカップ・関東新人戦サマーステージ・同ウィンターステージの略称

 

大木:やっぱり3年生が元気なチームは強い所が多いと言われていて、3年がチームを引っ張っていると聞いています。早慶戦のために合宿をしていたそうで、何としても10連覇を止めたいという思いで結構意気込んでいますね。強いとは言いたくはないですけど…

 

西村:でも3校合宿は早大の強さに圧倒されたというよりも自分たちの自滅でしたね。

 

大沢:練習したことをしっかりできれば、勝てると思っています。

 

———六大学戦の結果を踏まえて、早慶戦に向けてチームが修正するべき課題は。

 

大木:3校戦しかり、六大学戦にしかり、これからのことを思うと、ここで負けておいてよかったと思います。早大戦と法大戦で「ほんと下手くそだよね私たち」っていう雰囲気になったので、あそこで圧勝して調子に乗る、なんてことにはならなくて結果としては良かったと話しています。課題も色々見つかりましたし。

 

西村:今まではコートを上手く使い切れずに攻めていたんですよ。その反省を踏まえた以降の練習では、コートを広く使ってそこから考えて攻めようという意識がついてきました。そうしていくなかで、そもそも私たちのやりたかったことがコートを広く使わないとできないことだったんだ、と気付かされたんですね。この1か月で大分それができるようになったので、これから自分のやりたいことを詰めてていきたいと考えています。

 

大沢:ディフェンスは、自分のボールマンに対して一人で出て行ってしまったりして、一つのパックとして動くということができていなかったので、そこの隙を突かれて得点されるという場面が多かったので、早慶戦ではディフェンスの7枚とGでしっかりコミニケーションをとって、出るときは出る、出ないときは危ないところを埋めて相手が攻めてくるところに待ち構えていきたいと思います。

 

———現在のチームの雰囲気はいかがですか?

 

西村:私は上に上がったばかりなんですけれど、今年のチームはみんながワイワイ意見を言い合える雰囲気だと思います。

 

大沢:合宿のときは毎晩遅くまでミーティングをしていて、それが終わった後も、まだ理解が十分でない人たちで集まってより理解が深まるように詰めていくんですけれども、そのときもわかっていないところを上級生の方に凄く丁寧に説明してもらえました。ボードに手作りのレゴブロックを置いてディフェンスの動きを確認したりして(笑)そういう雰囲気は凄く好きです。

 

———3人から見た渡邉主将(#44法4・慶應女子)はどのような方ですか?

 

西村:凄く尊敬しています。ただ上にいてみんなを引っ張るというだけじゃなくて、みんなと一緒に盛り上がって、みんなと一緒に考えて、みんなと同じ視点に立って一緒にプレーする、そんな主将です。

 

大木:普通に話しやすい?

 

大沢:話しやすいです。

 

西村:私は高校の先輩なので。

 

大木:そうなんだ。私が1年生のときは主将の方には本当に話せなかった。雲の上の人で。

 

西村:私もそういうイメージ持ってました。

 

大沢:試合の状況が悪くなったときでも、絶対にいつも声を出してくれて、そういうところがとても心強いです。

 

大木:なんか無神経ってわけじゃないけど、どんなときも冷静にヘラっとしてるというか。悪い意味じゃないんですよ(笑)やっぱり雰囲気が悪くなるときがあるじゃないですか。そういうときにシュンとなるんじゃなくて、あの人だけは絶対にシャキッとしている。「ここだよ大事なのは。」という感じで本当に頼もしいというか心強いです。

 

———それではプレーからは一旦離れて、普段の生活のことも交えて質問させていただきます。チーム内の仲のよさが伝わるような、面白かったエピソードなどはありますか?

 

大沢:みゆうさん(#96白子=文3・慶應女子)とまりさん、あと、さわこと同期のりか(#71髙橋=経2・慶應NY)とで、アフターの自主練の後にお寿司を食べに行ったときの話なんですけど。

 

大木:その店にはチーズサーモンってお寿司があって、りかがそれを食べたんですけど、「ハンバーグの味がする」って言ったんです(笑)

 

大沢:多分あんまりお寿司を食べたことが無いんですよ。ずっと外国育ちだったので。

 

大木:それじゃあチーズハンバーグも頼んでみようってなって、りかに目をつぶってもらってどっちがどっちだって(笑)

 

西村:間違えましたよね(笑)

 

———間違えたんですか!?

 

 

(一同笑いに包まれる)

 

 

———オフの日の過ごし方は

 

大木:いつもは5時前に起きているんですけれども、オフの日は目覚ましをかけていないのに決まって6時半に起きるんですよ。7時から練習なので、うわっ、やらかしたって最初はなって、そのあとオフということに気づいてする二度寝が最高ですね。

 

西村:観劇が好きで、舞台を見にいくのが好きなんですよ。

 

大沢:(小声で)アニメなんですけど。

 

西村:ごめん、ちょっと黙ってて(笑)オフの日や練習が終わった夜に、一人で同じ舞台を何回か見に行ったりしてます。

 

———感動した舞台はありますか?

 

西村:ありますあります!

 

大沢:(小声で)忍たま乱太郎ね。

 

———何が面白かったとかは?

 

西村:あ、でもライオンキングですね。

西村対談写真

2年生ながら抜群の存在感を放つ西村

 

大木:お前それインタビュー用だろ!(笑)ガチなやつ言えよ!(笑)

 

西村:じゃあ、忍たま乱太郎です(笑)実写版のミュージカルなんですけど。というか、ラクロス部ではこういう趣味があるって言うつもりなかったのに入った瞬間にバレてたんですよ(笑)そうですね、オフは本屋に行ったり、劇を見に行ったり、あとはグダグダしています。

 

大沢:私は4人兄妹なんですけど、上の兄と姉が全員結婚していて子どもがいるんですよ。その甥っ子と姪っ子が家に遊びに来るので、一緒に遊んでいます。あとは友達と遊びに行ったり、多摩川で自主練をしたりしています。

 

大木:けいからは赤ちゃんの写真しか送られてこない(笑)私のオフは、基本朝は11時頃まで寝ていますね。休日もラクロス部で集まって遊ぶこともおおいんですけど、たまに高校の友達とご飯を食べに行ったりします。そういうときも、9時ぐらいには帰って寝ます。

 

大沢:やっぱり次の日が早いんで。

 

西村:オフの日ぐらいしか他の子と遊べないですよね。

 

———忙しい日々を送っていらっしゃるということですが、体育会と学業の両立はどのようにされているのですか?

 

西村:まりさんが一番きつくないですか?遠いじゃないですかSFC。

 

大木:あー、確かに場所は結構遠いんですけど、勉強量はそんなにきつくはないです。一応授業も選んでいて、出席とレポートの評価の割合が多い授業ばっかり取っているので、期末試験はあまりないです。

 

大沢:いいなー。

 

西村:私9個ですよ。

 

大木:私4個とか。なので、そんなにきつくはないです。ただ、通学時間が凄くかかるので、時間割をオフの日等と調整しないと練習に出れなくなってしまうので、そこは調整しているんですけど、それ以外は寝ているだけです。

 

大沢:テスト前は2週間くらいオフになるじゃないです。そこで結構詰め込んでやってます。

 

大木:その間にSFC組は遊んでます。2週間オフのときはいつも多摩川にいますね(笑)

 

西村:みんな遊んでますよね!

 

 

大木:遊んで、多摩川行ってみたいな(笑)またSFC組だけ集まったねって。

 

———3人にとって初めての早慶定期戦になりますが、早慶定期戦に対する印象はどういったものをお持ちですか?

 

大沢:応援がどの試合よりも凄いですよね。応援指導部も来てくれますし、ここらへんのスタンドも埋まりますから。初めて試合を見たときは、プレーヤーは緊張するんだろうけど、凄く楽しそうだなというのが印象ですね。

 

西村:私は初めてラクロスの早慶戦を見たのが小学校だったので、そのときから大学ではラクロスをやろうと決めていました。日本一になりたいという気持ちもあるんですけれども、私としては早慶戦に出たいという気持ちの方が強いですね。慶應にいる身として、早慶戦に一回は関わりたいみたいな。ずっと野球の早慶戦は応援に行っていたんですけど、自分が直接関わっているわけではないじゃないですか。だから、2年になってからはずっと早慶戦に出たいという気持ちでやっていました。

 

大木対談写真

DFとしてチームを支える大木

大沢大木:すげー。

 

大木:いや、私は大学に入って初めて見ました。でも、早慶戦は本当に熱いと思いました。日吉というホームグラウンドでやれるのもあって、早稲田よりも慶應の方が友達も見に来てくれるし盛り上がるじゃないですか。去年は応援スタンドにいたんですけど、やばいな、と感じました。私はNY高だったので、応援するといっても、寮生のみんなが来るぐらいだったんですよ。だから、大学の早慶戦を見たときは、え、楽器みんな吹いてるんだけどって(笑)ここのなかでやれたら楽しいんだろうなと思っていました。

 

———試合当日は普段以上の多くの観客が集まると予想されますが、自身のどんなプレーを観客に見せたいとお考えですか?

 

大沢:個人としては、試合に出れるのならセーブをして相手に点数を入れさせたくないですね。

 

西村:セーブは盛り上がるもんね。

 

大沢:初めてみたとき、あんなに盛り上がるんだって思いました。そこが良いですね。

 

西村:やっぱり、シュートを入れることがアタックの仕事だと思います。シュートが入ったら絶対に盛り上がりますけど、逆に外したらシュンってなるじゃないですか。お客さんをガッカリさせないためにも打つからにはシュートを決めなきゃいけないなと。それで入ったらみんな士気も上がるし、お客さんも盛り上がっての良いことづくめなので、一番はシュートを決めたいですね。

 

大木:でも、それってディフェンスにも言えることだと思うんですよね。アタックは入ると凄く盛り上がって、外れてもまあまあ次こそ、って感じになると思うんですけど、ディフェンスは入れられたら失望されちゃうというか。抑えてもそこまで目立たないですし。そう思うと私たちは裏方なんですけれど、対峙で奪った後に突破してアタックにつなげる、というところで目立ちたいなと思いますね。

 

西村:シュート決めに行っても良いんですよまりさん(笑)

 

大木:そこまで言っちゃおうかな?(笑)

 

———今年の早慶戦は、慶大の10連覇がかかった特別な一戦になります。そのため、今回の早慶戦前インタビューではどの対談でも10という数字にちなんだ質問を一つさせていただいていこうと思います。もし、チームメイト1人と10日連続でご飯を食べに行かなければならないことになりました。その相手に誰を選びますか?その理由もお答えください。

 

大木:ごさき(#12後藤=環3・公文国際)ですね。ごさきは今はサブの幹部をやっていてポジションもディフェンスなんですけど、SFCで一緒にいる時間が長いのとディフェンス同士話が合うというのがありますね。ごさきは結構真面目なので考えてプレーするタイプの選手で、そこは私も同じタイプなので、そういうところで話していて結構楽しいですね。そういう風に考えてるんだ、そういう風にもできるんだ、ということで互いに新たな発見ができますし。あとはオンとオフの切り替えができた脱力系のところもあるので、余計な気を遣わないでいいってところが良いです(笑)

 

西村:同期ならみさき(#84河島=商2・小田原)かな。去年1年生で一緒にトップに上がったんですよ。ずっと忙しい時期に2人でいたので、10日いても飽きないかなって(笑)先輩ならみゆうさん(白子)ですね。ほんとに面白い方なので(笑)

 

大沢:私はりか(髙橋)ですね。最寄りも2駅しか離れていなくて、私が先に始発に乗ってきたところに乗り込んできて一緒に爆睡しながら練習に向かうというのが定番になっています。経済学部でクラスも一緒なので、1年生のときは語学も必修も一緒に受けていたので、良い意味で空気みたいな感じですね。良い意味で、ですよ(笑)一緒にいて気も遣わなくて楽しいし、そんなに自己主張するタイプではないんですけど、たまに色々と思っていたことを話してくれることがあって新しい発見もあるので、10日間どころかもっと長くてもりかならいけると思います。

 

西村:大好きじゃん(笑)

 

———それでは、最後に早慶戦に向けての意気込みと、ケイスポのWebを見ているファンの方々に一言お願いします。

 

大沢:10連覇は1桁から2桁への変わり目で、今年でしか達成できない凄く重要な試合になると思うので、出場できるのであれば精一杯頑張りたいと思います。当日は暑くなると思いますが、応援よろしくお願いします!

 

西村:勝ちたいという気持ちももちろんある一方で、10年ってとても長い年数じゃないですか。それぐらい長い期間先輩が積み重ねてきたものなので、終わらせたくない、ずっと強い慶應でありたいという気持ちも反面あるんですけど、取り敢えずこの試合に勝って、結果10連覇がついてきてくれればいいなと思いますね。

 

大木:さっきさわこが言ってたように、慶應はここで止めたくはないってプレッシャーがある一方で、早稲田はそれこそ捨て身で怖いものなしってところがあるので、10連覇というプレッシャーに絶対負けずに自分たちのやってきたことを出し切って10連覇を成し遂げたいと思います。なので、応援よろしくお願いします!

新戦力対談②

 

———お忙しい中ありがとうございました!大沢選手の秋のリーグ戦での活躍を期待しています!

 

(取材:江島 健生)

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