早慶戦企画第15弾はロングスロー対決。井上大(総4・國學院久我山高)副将は左サイドバックから正確なロングパスを供給するだけでなく、ロングスローからチャンスを演出する隠れた飛び道具を持っている。第10節の流経大戦では終了間際に井上のロングスローから劇的な同点弾が生まれた。定期戦でも彼のロングスローからの得点に期待したい。今回はロングスローに自信がある中島玲央(総2・柏レイソルU-18)選手の協力で井上×中島の対決が実現した。
第1回慶大ソッカー部ロングスロー対決
2016/6/24(金)10:30KO @慶應義塾下田グラウンド
◇出場選手
井上大(総4・國學院久我山高)
中島玲央(総2・柏レイソルU-18)
多くのソッカー部が見守る中行われたこの試合。井上は「4年生の意地を見せたい。自信はある。」とやる気を見せる。対する中島は「総力戦(?)なので全員の力で勝てるように頑張ります。」と応援を味方に付けようとする。コイントスで先攻後攻を決定。井上が先行を選んだ。この試合は3投中一番良い結果で勝敗が決まる。
井上の1投目。
しなやかなフォームから放たれたボールは綺麗な放物線を描く。ぐんぐん伸びるボールに歓声が沸き起こった。記録は33.4m。
中島の1投目。
井上とは異なり、力強いフォームでボールを投げる。記録は29.2m。30mを超えることができなかった。
続いて井上の2投目。これは右に大きく逸れてしまい、記録は伸びなかった。
中島の2投目。自身最高記録を出す。大きな声とともに放たれたボールは31.1mを記録。笑顔を見せた。
井上の最後のロングスロー。
今度は綺麗な軌道でボールが飛んでいき、35mを記録。驚いた井上本人も記録確認へ駆けつけた。
中島3投目。疲れが出たのか30.5mと伸びなかった。
最高記録は井上が35m。中島が31.1m。井上の勝利となった。
◇試合記録
選手名 | 1投目 | 2投目 | 3投目 |
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○井上大 | 33.4m | 30.5m | 35m |
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●中島玲央 | 29.2m | 31.1m | 30.5m |
試合後コメント
井上大(総4・國學院久我山高)
(最後に一番良い記録が出ましたが試合を振り返ってください)2投目でちょっと伸び悩んだので、最後はとにかく思い切って投げることを意識しました。(ロングスローを投げるコツはありますか)筋トレはしない方が良いと思います。しなやかさが大事なので。
中島玲央(総2・柏レイソルU-18)
(力の差を見せつけられてしまいましたが)そうですね。僕は筋トレで固くなってしまっているので…まだ敵わないです。(では来年ぐらいには35mを投げたいですか)はい。目指せ40mで。
お忙しいところありがとうございました!
(取材 吉田遼平・副審 氏家滉登)