【相撲】新戦力が躍進!全国大会への切符つかむ/第43回東日本学生相撲個人体重別選手権大会

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 第43回東日本学生相撲個人体重別選手権大会が、靖国神社相撲場で行われた。慶大からは65kgに、計9名の選手が出場した。上級生がみな一回戦で敗退してしまうなか、頭角を現したのは65kg級の石井良(経1・慶應義塾)と中村一輝(経1・慶應義塾)、75kg級の胡華興(薬1・慶應義塾)の新入生トリオ。高校時代は別のスポーツに打ち込んでいたという。そんな彼らが大阪で行われる全国大会へ駒を進め、今後の慶大相撲部の飛躍を印象付けた。

 

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1年生の活躍が目立った今大会。秋季は上級生の更なる奮起が期待される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

43回東日本学生相撲個人体重別選手権大会

 

2016724日(日)@靖国神社相撲場

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 今年は新たに4名の新入部員を迎え、一気に活気づいた慶大相撲部。団体戦とは異なり、体重の近い選手同士で戦う体重別選手権は、重量級の選手が少ない慶大にとって実力を発揮する絶好の舞台だ。しかも、今大会で上位8選手に残れば、全国大会への進出が決まる。全員で大阪へ―その目標を胸に、各々が階級別トーナメントに挑んだ。

 

 

 

65kg未満級

石井良

一回戦 ○押し倒し

二回戦 ○押し出し

優秀8選手トーナメント一回戦 ●押し倒し

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今大会がデビュー戦の石井。均整のとれた上半身から繰り出される強烈な突きで全国への切符を勝ち取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新人戦に出場しなかったため、今大会が大学で最初の公式戦となる石井。「高校の時以上の緊張感」に包まれながら土俵に上がる。

 

 しかし、一回戦から戸惑いなど微塵も感じさせない素早い立ち上がりを見せる。それに負けじと前に出てくる相手を冷静にかわし、体勢が崩れたところを押し倒して見事初戦を突破。

 

 二回戦の相手は1部東洋大の選手。高校2年までバスケ部に所属していた石井は、その「バスケのフットワーク」を生かし、立ち合いで左にずれて出方を窺う。格上相手でも「遠慮なしにやってやる、という気持ち」で相手を翻ろうし、激しい突っ張りで土俵外へ押し出す。この勝利で、目標の全国大会出場を決めた。

 

 優秀8選手による三回戦。一、二回戦同様に勢いよくぶつかっていくが、有利な体勢を思うように作れない。目標の全国出場を達成し、「集中力が抜けて」しまった。結局、相手に耐えられてしまい、逆に押し倒されてここで敗退。

 

 

中村一輝

一回戦 ○寄り切り

二回戦 ○寄り倒し

優秀8選手トーナメント一回戦 ●掛け投げ

 

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体操出身の中村。2試合連続で土俵際に追い込まれながらも逆転勝利を収め、同じく全国出場を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 中村も今大会でいよいよ公式戦デビュー。石井とは対照的に、「気持ちを落ち着かせて臨むことができた」と振り返る。

 

 一回戦。低い姿勢で、相手にまわしを取られない立ち合いを見せるが、力で土俵際まで追い込まれてしまう。しかし、そのピンチで生きたのが高校での体操部時代に鍛えた「柔軟性と体幹」。なんとか踏みとどまり、中央まで押し返して試合を五分に戻す。そのままじっくり勝負の時を窺う。そして相手のまわしをつかんだところで一気に寄り切り、見事初戦を勝利で飾る。

 

 二回戦も、我慢の相撲となった。立ち合いで相手が体勢を崩し、早々に勝負を決めるチャンスが舞い降りる。だが、中村は最後まで押し切れず、相手に立て直す時間を与えてしまう。そして形勢逆転。再び土俵際まで押し込まれてしまうが、ここで素直に負けない粘りが中村の持ち味。膠着状態に持ち込み、「相手が動いてきた瞬間の隙」を突いて相手を横へ倒す。この勝利で、全国進出を決めた。

 

 ここまで長い取り組みが続き、疲労が溜まるなかでの三回戦。「力があまり入らない状態」での取り組みを余儀なくされる。立ち合いから後ろまわしを取られ、内掛けから投げを狙われる。一度は持ちこたえたが、掛け投げが決まり敗退となってしまった。

 

 

 

75kg未満級

胡華興

一回戦 ○押し出し

二回戦 ○押し出し

優秀8選手トーナメント一回戦 ●引き落とし

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新人戦から2か月を経て、一段と力強さが増した胡。3人目の全国出場者となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 5月の新人戦に出場も、重量級の力士相手に勝ち星を挙げることはできなかった胡。そんな彼は高校時代、ボクシング部に所属していた。減量から増量へ。「1年で10kg増やして来年は85kg級で出られるように頑張りたい」と、力士として成長が楽しみな選手の一人だ。

 

 一回戦。考えていたのは「思いきりぶつかって前に出る」ということだけ。慶大相撲部の練習で繰り返しやってきたことだ。立ち合いの勢いそのままに相手を圧倒し、あっという間にまっすぐ土俵外へ押し出した。試合後に「初めて同じくらいの体重の選手と戦いました」と語った胡。ぶつかった経験の無い相手への不安はあったが、そんな不安など一瞬で吹き飛ばすような力強い相撲を見せてくれた。

 

 初戦を完璧な勝利で終え、自信を持って迎えた二回戦。「一回戦よりも早く相手にぶつかることができた」と振り返る通り、素早い立ち上がりで相手に何もさせない。1回戦と同様、押し出しで勝利し、全国進出の切符をつかんだ。

 

 優秀8選手1回戦トーナメント1回戦で対戦したのは、今大会準優勝の実力者。一・二回戦では、相手の体勢が整う前に決着をつけていた。しかし、三回戦では「足を出すタイミングが掴めなくて立ち会いで出遅れてしまった」ために、「受けるだけ」の相撲となってしまう。前に出ることを許してもらえず、引き倒されてここで敗退となった。

 

 

 

85kg未満級

時田王右(環3・愛工大名電)

一回戦 ●寄り切り

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相手の勢いに気圧されたか。時田は不本意な取組に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時田は、相手の素早い立ち合いに押され気味になってしまう。自分に有利な体勢を作れないまま、まわしを取られ土俵外へ寄り切られてしまった。

 

 

 

籔本健太(政4・慶應義塾)

1回戦 ●頭捻り

全国出場者トーナメント1回戦 ●寄り倒し

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あと一押しが出なかった薮本。時田と同じく3年連続の全国出場はならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シードで出場した薮本。低い姿勢からの良い立ち合いを見せるが、懐に潜り込まれ捻り倒れされてしまう。頭捻りという珍しい決まり手で、まさかの初戦黒星。しかし、全国出場への希望は途絶えていない。2勝すれば全国が決まる85kg級トーナメント。シード選手には、1回戦敗退であっても全国への最後の一枠を争う道が未だ残されている。そして迎えた勝負の二戦目。一度は相手を土俵際まで追い込むが最後まで攻めきれず、一気に反転され寄り倒されてしまう。実力者がここで無念の敗退となってしまった。

 

100kg未満級

 

樋口貴仁(環4・明大中野)

1回戦 ●上手投げ

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主将として部を勢いづける成績が欲しかった樋口だったが、あえなく初戦で姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 慶大相撲部の主将として、結果を残したい樋口。そうして臨んだ一回戦であったが、右手を相手に取られ、上手投げで敗北。初戦で姿を消すこととなった。

 

 

 

115kg未満級

 

平野皓大(商3・慶應義塾)

一回戦 ●突き出し

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突き出しで敗れた平野。2年連続の全国出場はならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨年は補欠ながら繰り上がりで全国への出場を果たした平野。今年はベスト8に入って堂々と大阪行きを勝ち取りたいところだったが、相手の力強い突きに押され、土俵外へはじき出されて敗退となってしまった。

 

谷口孝(経4・慶應義塾)

一回戦 ●押し出し

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初戦敗退に終わった谷口。立ち合いで大きく態勢を崩した時点で大勢が決まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 立ち合いから自分らしさを出せなかった谷口。体勢を崩してからは、何もさせてもらえないまま押し出されてしまった。

 

 

 

135kg未満級

 

長谷川大起(総1・木造)

一回戦 ●寄り倒し

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同じく初戦敗退に終わった長谷川。重量級のレベルの高さを思い知らされる結果となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 高校時代から全国で結果を残してきた長谷川は、シードからの初戦。立ち合いでは体の大きさを生かし、真正面から勢いよく前へ向かっていく。そのまま力で押し出そうとするが、あと一歩のところで耐えられてしまう。試合後、「相手の方が相撲が上手かった」と振り返るように、長谷川の上体が起きた一瞬の隙に寄り倒されてしまった。慶大では一年目から活躍を期待される即戦力が、一回戦で姿を消した。

 

 

 

 新人力士、しかも大学から相撲を始めた選手らが結果を出せたのは大きな収穫だ。日々の稽古が結実し、彼らにとっても今後の自信へ繋がるに違いない。しかも、まだまだ伸びしろを多く残している。「未だに自分の型がよくわかっていない」(石井)、「最初の立ち合いが全然当たれていなくて自分の型にできていない」(中村)、「立ち会いで改善できる部分は色々とある」(胡)と各々が語るように、立ち合いから自分のスタイルを確立することが今後の課題か。過去の競技経験を生かし、自分だけの相撲の型を作り上げていってくれるだろう。一方で、実力で部を引っ張っていくはずの上級生が、みな初戦で敗退してしまったことは予想外であり残念だ。本来の実力を発揮できれば、全国出場も十分に可能であったはず。今大会での一年生の活躍を受け、もう一度気持ちを奮い立たせて欲しい。

 

(記事・下川薫/写真・江島健生)

 

 

【以下、選手インタビュー】

 

石井良(経1・慶應義塾)

 

(全国大会進出おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか)まだ実感がないですね。高校3年生の時も体重別で全国に出たのですが、そのときも同じようにあんまり実感がありませんでした。(相撲部には途中で入部したと聞きましたがそれも高校3年の時ですか)正確に言えば高校2年の12月ですね。(それまではバスケットボールをやっていたと)そうですね。(バスケでも全国大会に出場していたのですか)いや、バスケは全然です。ベンチにすら入っていなかったので…(大学に入って初めての公式戦でした)やはり緊張感が違いましたね。高校の時以上に余裕がなかったというか。大学になると相手のレベルも上がってくるので、高校の時以上の緊張感でした。(靖国でやるのも初めてですか)初めてです。(土俵の雰囲気はどうでしたか)高校の時から先輩たちがやっているところは拝見させていただいていたのですが、川崎の相撲場でやっていた高校の時と比べると規模が大きく観客も多かったので、心臓バクバクでした。(大会前の目標はどうだったのですか)全国に出る、というのが当面の目標でした。1回戦の相手は東北大の方で、3部の大学の選手だったのでいけるかなという気持ちでやっていたんですけど、2回戦の選手は東洋大で1部の選手だったので、勝てればいいなという気持ちで臨みました。(しかし、2回戦は立ち合いから積極的に相手を突く相撲が取れていました)遠慮なしにやってやる、という気持ちで臨みました。(逆に3回戦はそれを相手に逆手にとられてしまったように見受けられた)高校の時もそうだったんですけど、やはり今回は全国が自分の目標だったので、今度からは大会で優勝するという目標を立てていければいいなと思いました。全国に出れるという気持ちになってしまうと、集中力が抜けてしまうところがあるので、もう少し高い目標を持って相撲を取っていきたいと思います。(入学して4か月経ったわけですが、自分が強くなっているという実感はありますか)未だに自分の型がよくわかっていないところがあるんですけど、今日の試合の感じだと押しや突きが効いていたので、自分ではわからないですけど力がついてきたのかなと思いました。(体重調整はどうでしたか)体重は実は結構ギリギリでした。昨日の体重は65.5kgとかだったので、今日は朝から風呂に入って汗を流して体重を落としました。(普段はもう少し重い体重ということですか)普段から66,67kgぐらいとそんなになくて、しかも食べても太らない体質なんですけど、ギリギリまで食べても大丈夫だろという感じで余裕をこいていたらギリギリになってしまいました。(今後体重を上げていく予定は)それはちょっと考え中ですね…体重が10kg変わるとだいぶ違ってきて、65kgで通用していたことが全く通用しなくなるので、1年間通してどれだけ身体を作れるかというのが決める要素の一つになると思います。(今大会では高校時代に別の部活を経験していた選手が次々と全国を決めています。バスケットボールの経験が相撲に生かされていると感じる場面はありますか)ありますね。バスケだとフットワークの練習をよくするんですけど、自分は立ち合いの変化、例えば今日は立ち合いで手繰りを入れるために左にずれた際、バスケのフットワークが生かされているなと実感しました。(確かに、他の力士よりも格段に動きが軽快でした)あと本当は相撲の出しなげが得意なのですが、試合になると突き相撲を取ってしまうんですよ。バスケのピボットも出し投げの動きと同じなので、自分の得意技にバスケの経験が生かされているというのは良いですね。(今回見つかった課題は)まず第一に身体ですね。65kgで出るなら今回以上にストイックに追い込んで身体を鍛えないといけないと思います。あとは自分の型ですね。まだ落ち着いて相撲を取れていないですし、突き相撲が本当に自分に合っているのかがイマイチわかっていないので。1年間を通して、その前に全国体重別ですね、その前にある程度見つけられればなと思います。(最後に全国体重別に向けて意気込みを)まだ小さい目標になってしまうんですけど、ベスト8には入りたいと思っています。とりあえず全国で何位という称号が欲しいと思っているので1勝はしたいですね。でも欲を言えば、優勝を狙いたいとも思っています。

 

 

 

中村一稀(経1・慶應義塾)

 

(全国大会進出おめでとうございます。今の気持ちをお聞かせください)率直に嬉しいです。(土俵の雰囲気はいかがでしたか)自分はこの試合がデビュー戦だったんですけど、割と普段通りできたかなという感じですね。(普段からそんなに緊張しないタイプなのですか)いや、相当アガる方なんですけど、気持ちを落ち着かせて臨むことができたので大丈夫でした。(大会の目標はどうだったのでしょうか)2回勝てば全国に行けるので、2勝が目標でした。(全国出場を決めるまでの2試合はどちらも非常に長い取組でした)ほんとに辛かったですけど、気持ちだけは負けないと思っていました。(あの膠着した場面でどういったことを考えていましたか)自分の体勢がこれ以上悪くならないように、とりあえず粘って我慢していました。相手が動いてきた瞬間の隙を狙って仕掛けようと思っていたので、あそこは我慢の場面だと自分に言い聞かせていました。(準々決勝はどうでしたか)あれはもちろん勝つ気ではいたんですけど、それまで試合で結構疲労していて、力があまり入らない状態で土俵に上がってしまったので何も仕掛けることができず負けてしまったというのが悔しいです。(今大会では高校時代に別の部活を経験していた選手が次々と全国を決めています。体操の経験が相撲に生かされていると感じる場面はありますか)自分は中学までに特に部活などに入っていなかったので、体操で柔軟性と体幹を鍛えたのが生きているのかなとは思います。(体操の動きと相撲の動きで共通する部分はありますか)競技自体のことではないんですけど、基礎トレーニングの部分では共通する部分はあると思います。(どういったところでしょうか)体幹をよく鍛えてストレッチをよくやっていたので、腰を落とした四股が他の人と比べてやりやすかったんじゃないかなと思います。(全国大会の目標は)自分も全くわからないので何とも言えないんですけど、初戦突破を目標にしています。(石井選手もそうおっしゃっていました)そうですか(笑)もちろん優勝はしたいですけど、初めて3か月弱なのでそんなに甘くはないかなと思っているので、とりあえず一戦一戦頑張っていきたいと思います。(今回見つかった全国までに克服したい課題は)最初の立ち合いが全然当たれていなくて自分の型にできていないので、あと2か月立ち合いを特に集中してやっていきたいと思います。(立ち合いでのぶつかりの弱さが今日のような長期戦の原因になっていると)そうですね。立ち合いの勢いでそのまま持っていけるようにしたいですね。(最後に全国体重別への意気込みを)全国で初戦勝てるように、これからも精進していきたいと思います。

 

 

胡華興(薬1・慶應義塾)

 

(初めての体重別での試合だが)新人戦は無差別級で、しかも相手は130kgくらいある、キャリアがある選手でした。だから、今回で初めて同じくらいの体重の選手と戦いました。慶大の相撲部は、基本的に自分より何十kgも重いとか軽い選手ばかりだったので、75kg級で出ることになったときに不安というのはありました。経験が無かったので。(だが、全国まで勝ち進むことができた。手応えはあるか。)初戦の立ち会いで攻めようか迷ったんですけど、練習では思いきりぶつかって前に出る、ということをずっとやり続けてきたので、変化をするとかそういうことは考えませんでした。実際、思いきりぶつかったら圧倒できたので、それで2回戦目への自信がついて、1回戦よりも早く相手にぶつかることができたのが良かったです。自分は75kg級に出場する選手の中では背が高くて、でもその分、小さくてもガタイの良い選手にパワー負けしてしまうという不安はあったんですけど、戦ってみれば全然そんなはことは無かったので、これから75kg級で戦っていく自信はつきました。(敗れてしまった3回戦目について)結果的に準優勝した選手と当たったんですけど、足を出すタイミングが掴めなくて立ち会いで出遅れてしまったので、受けるだけになってしまいました。立ち会いで改善できる部分は色々とあるので、2ヶ月後の全国までにしっかりと体づくりをして、実践的な練習を徹して立ち会いの技術を向上できるようにしたいです。 (相撲を始めたのは大学からだったが)中学では卓球部、高校ではボクシング部でした。ボクシングではあまりキャリアを残せなかったので、高校で見切りをつけたんですけど、ボクシングをやってたおかけで格闘技が好きになったんです。それで相撲もよく見るようになって、やりたいな、と思うようになりました。大学に入る直前の3月くらいに、石井くんに誘われて相撲部を見学して「良いな」って思ったのと、初心者大歓迎という雰囲気もあって、これは入るしかないと思って入部しました。(ボクシングと相撲を比較すると)ボクシング部の頃は減量がすごく嫌で、自分は食べるのが好きなので、体を大きくしていく相撲部は自分に合っていると思います。入部して72kgから77kgまで増やしたんですけど、今回は75kg級で出ることになって、まさか相撲部で2kg落とすことになるとは思っていませんでした。全国大会が終わったら1年後まで体重別の大会は無いので、1年で10kg増やして来年は85kg級で出られるように頑張りたいです。ボクシングの技術は、自分は相手と距離を取る突き相撲を取りたいんですけど、それもボクシングのコンビネーションとか、そこで磨いた技術を相撲でも生かせるようにしたです。今までのスポーツの経験を生かして頑張りたいと思います。(改めて今後の意気込みを)自分は薬学部で勉強も大変なんですけど、文武両道を目指して頑張ります。

 

 

長谷川大起(総1・木造)

 

(取り組みを振り返って)同じ1年生が相手で勝ちたかったんですけど、もう一歩足が出なかったです。押すだけの力なら体の大きさがあるぶん負けてはいなかったんですが、押しに耐える力は相手の方があって、こっちが先に状態を起こしてしまったので相手に有利な状態になってしまったんだと思います。10kgくらい体重差があったので、当たって一気に押し切りたいと思っていたんですが、あと一歩のところで相手の方が相撲が上手かったです。(今後の課題は)うちの相撲部は大きい人がそんなにいないんですけど、その中でも大きい人を使ってガンガン練習していきたいと思います。

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