筑波大に敗れもう1敗も許されない慶大は、山学大との一戦に臨んだ。今季初めてダブルス2-0という形を作り折り返すと、シングルスでは押野紗穂(環2・つくば国際大学東風高)、西田奈生(環2・済美高)、向井マリア(環1・城南学園高)の3人が相手を圧倒。江代純菜(環3・九州文化学園高)も粘り勝って全勝こそならなかったが、6-1で次につながる戦いを見せた。
関東大学テニスリーグ 第4戦
2016/9/6 @早大東伏見・三神記念テニスコート
VS山梨学院大
| 慶大 |
| 山学大 |
D1 | 安形玲耶・押野紗穂 | 2{4-6、6-3、6-1}1 | 寺見・西里 |
D2 | 江代純菜・村瀬早香 | 2{6-1、6-4}0 | 緑川・大嶺 |
S1 | 村瀬早香 | 0{1-6、0-6}2 | 寺見 |
S2 | 押野紗穂 | 2{6-2、6-1}0 | 吉冨 |
S3 | 向井マリア | 2{6-1、6-2}0 | 横川 |
S4 | 西田奈生 | 2{6-2、6-0}0 | 清水 |
S5 | 江代純菜 | 2{6-1、4-6、6-2}1 | 松本 |
合計 | 6 | ― | 1 |
山学大に完勝した慶大。次戦は運命の早大戦だ。現在の状況により、6-1以上の勝利で優勝、4-3でも勝利することができれば関東第2代表での王座への出場権を獲得できる。慶大は山学大と同様のメンバー構成が予想される。一方早大は、ダブルスには林・上組、細沼・大矢組の昨季の慶大に匹敵する盤石の2組。シングルスは、上位3人には林、細沼、上で間違いないだろう。そして下位にはパワーが持ち味の金井とロブが得意の辻恵子が有力だ。インカレで西田が上に勝利、向井も金井とは今季1勝1敗などを考えるとシングルス下位は互角以上である。問題はダブルスとシングルス上位だろう。ダブルスで1勝を奪い折り返せるか、シングルス下位で流れを作り上位に勢いをもたらせるか、この2点に注目したい。勝てば王座、負ければ今季終了という大一番。慶大の底力に期待する。
(記事:太田悠貴)