Vリーグの準々決勝の国際基督教大戦。序盤から力の差を見せつけゴールラッシュとなった。トップチームでの出場機会のあったMF橋本ひかる(政2)やこの日ドローを務めたMF石田百伽(経2)の2得点などで8−0とリードして前半を終える。後半は4年生のAT廣田靜香(総4)が6得点の大暴れ。DF陣もDF内野紗英(商4)や早川芳(総4)の4年生コンビを中心に相手の攻撃を完封し、18−0の大勝でFINAL4へと駒を進めた
Vリーグ 準々決勝 vs国際基督教大
10/15(土) 8:30ドロー
@江戸川ラグビー場
| 前半 | 後半 | 合計 |
慶大 | 8 | 10 | 18 |
国際基督教大 | 0 | 0 | 0 |
スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 28 | 大沢かおり | 経2 | 学芸大附属国際 | 0 |
DF | 14 | 内野紗英 | 商4 | 慶應女子 | 0 |
DF | 19 | 中原早紀 | 経3 | 慶應女子 | 0 |
DF | 62 | 櫨本美咲 | 経2 | 慶応女子 | 0 |
DF | 87 | 早川芳 | 総4 | 日本女子大附属 | 0 |
MF | 51 | 石田百伽 | 経2 | 慶應女子 | 2 |
MF | 65 | 加藤博子 | 商4 | 市川 | 1 |
MF | 71 | 高橋麗加 | 経2 | 慶應NY | 1 |
MF | 77 | 橋本ひかる | 政2 | 慶應女子 | 3 |
AT | 0 | 廣田靜香 | 総4 | Bishop Kenny | 7 |
AT | 12 | 後藤沙季 | 環3 | 公文国際 | 1 |
AT | 32 | 友岡阿美 | 政2 | 慶應女子 | 1 |
ベンチ入り選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 23 | 西村佳子 | 法1 | 東京女学館 | 0 |
DF | 92 | 丸野杏奈 | 商2 | 慶應女子 | 0 |
MF | 6 | 望月早紀 | 法3 | 慶應湘南藤沢 | 0 |
MF | 17 | 脇坂遥香 | 経1 | 慶應女子 | 1 |
MF | 66 | 石川のどか | 政2 | 品川女子学院 | 0 |
AT | 22 | 清水あも | 経2 | 慶應女子 | 0 |
AT | 76 | 染矢磨利佳 | 政4 | 慶應湘南藤沢 | 0 |
AT | 95 | 村田葵 | 経3 | 慶應NY | 1 |
トップチームは惜しくも敗退してしまったが、部の今季の目標である【3冠=日本一】へ少しでも近づくため、3冠(リーグ戦、準リーグ、Vリーグ)の一つであるVリーグ制覇への最終章が始まった。相手は国際基督教大。序盤から力の差を見せていった。
この日ドローを務めたのはMF石田(経2)。何度も交代した相手のドロワーに対し、そのたび対応。ドローから試合の流れを作っていった。先制したのは3分。AT後藤(環3)がボールを自陣から運ぶと、最後はMF高橋(経2)がゴールを決め先制。7分にも後藤の展開を機にAT廣田(総4)がゴール。8分には石田のドローからMF橋本(政2)、AT友岡(政2)のゴールが立て続けに決まる。今季、トップチームでもベンチ入りする機会のあった2人のゴールでさらに点差を広げた。その後も17分、19分に石田がゴールを決めるなど前半だけで8−0と大きくリード。
後半、ここで主役に躍り出たのは廣田だ。開始早々にDF早川(総4)がボールを取り、橋本、高橋とつないでいき、最後は廣田がシュート。この日2得点目をあげる。その後も得点をあげ、ダブルハットトリックを達成すると、20分には相手DFにプレッシャーをかけ、ボールを奪取するとそこからシュートを決めゴールを入れた。この日の締めくくりとなる7得点目。ATとして、4年として。強く向かっていくことを目標にした廣田の活躍が慶大のFINAL4進出を手繰り寄せた。守備でも4年のDF内野(商4)、早川を中心に守りきった。さらに後半から出場したG西村(法1)もボールを落ち着いて処理した。今季Gが決まらなかったトップチームのスタメン争いに、来季絡んでいけるか注目したい。安定した攻守で終始主導権を握った慶大が相手を圧倒し、18−0で勝利。FINAL4進出を決めた。
16チームも残すところ準リーグとVリーグのFINAL4を残すだけとなり、集大成を見せる時が来た。「一人一人がやりきったと思える」(廣田)チームになるため、それぞれのチームが国内外で合宿を行い、改めて課題を再確認した。2冠奪取へ、最後の一瞬まで走り抜けてほしい。
(記事、写真:森田悠資)
以下、選手コメント
石田百伽(経2=慶應女子)
(試合を振り返って)結果として18-0で勝てたっていうのは、大量得点かつ無失点で終われたのですごく良かったと思います。(今日はドローも務めましたが)スカウティングもして、相手の特徴を調べてはいたんですけど、途中で相手のドロワーが何人も変わって出てきて、そういう時にどう対応していくかというのが課題だったのですが、しっかり相手を見極めて、合わせたドローができたので良かったです。(先週末の合宿に関して)Vリーグのみならず準リーグもFINAL4に進出していて、終盤に差し掛かっているのに対しトップチームは公式戦で敗退してしまったので、サブチームの方から慶大を作っていって、準リーグVリーグを優勝することで少しでも【3冠=日本一】に近づいていけるように考えながら練習を行いました。(今後に向けて)これからFINALまで長い道のりになると思うし、もっと険しい戦いになると思うんですけど、自分たちのやりたいことをやって、それで勝てたら嬉しいし、負けてしまったら4年生の先輩に悔しい思いをさせてしまうので、まずはやりたいことを明確にして最後みんな笑顔で終わりたいです。
廣田靜香(総4=Bishop Kenny)
(今日の試合を振り返って)大量得点で勝利を収められたのは良かったんですけど、まだまだ中盤での無駄なミスが多かったのでこれから詰めていかないといけないです。(7得点の活躍でしたが)ATの選手としてゴールに向かっていけないというのが課題だったのですが、今日は4年という立場も踏まえてまずはゴールに強く向かっていくというのを目標にしていて、その中で7点を決められて良かったです。(先週末の合宿に関して)ただ試合に勝つだけではなくて、しっかりチーム一人一人がやりきったと思えるようにこのチームの一人一人の強みを生かして、勝利ができるかを考えて合宿を行いました。(今後に向けて)絶対に2冠を取りたいと思います。いつも応援してくださる皆さんのためにチーム一人一人がみんな一団となって、最後笑顔で終われるようにこれから1ヶ月ほど毎日全力で頑張りますので、これからも応援宜しくお願いします。