勝てばFINAL4進出が決まるこの試合。この日も慶大の勢いは止まらない。前半、MF小久保磨里奈(政2)のハットトリックやAT友岡阿美(政2)のゴールで攻撃陣が6点を奪うと、守ってはG横田真央(経3)が好セーブを連発。相手の攻撃をシャットアウトし、6−0で折り返す。後半は今季トップチームでの出場機会のなかったMF石川のどか(政2)とAT清水あも(経2)が躍動。ともに2得点をあげ、試合を決定付けた。12-1と圧勝し、Vリーグに続き準リーグもFINAL4進出を決めた。
準リーグ vs法政大
10/30(日) 10:00ドロー
@法政大学多摩キャンパスラグビー場
| 前半 | 後半 | 合計 |
慶大 | 6 | 6 | 12 |
法大 | 0 | 1 | 1 |
スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 49 | 横田真央 | 経3 | 渋谷幕張 | 0 |
DF | 14 | 内野紗英 | 商4 | 慶應女子 | 0 |
DF | 19 | 中原早紀 | 経3 | 慶應女子 | 0 |
DF | 62 | 櫨本美咲 | 経2 | 慶応女子 | 0 |
MF | 51 | 石田百伽 | 経2 | 慶應女子 | 0 |
MF | 65 | 加藤博子 | 商4 | 市川 | 0 |
MF | 77 | 橋本ひかる | 政2 | 慶應女子 | 2 |
MF | 97 | 小久保磨里奈 | 政2 | 慶應NY | 3 |
MF | 98 | 大橋知佳 | 経3 | 慶應女子 | 0 |
AT | 0 | 廣田靜香 | 総4 | Bishop Kenny | 1 |
AT | 32 | 友岡阿美 | 政2 | 慶應女子 | 2 |
AT | 72 | 吉岡美波 | 理2 | 大妻多摩 | 0 |
ベンチ入り選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 28 | 大沢かおり | 経2 | 学芸大附属国際 | 0 |
DF | 87 | 早川芳 | 総4 | 日本女子大附属 | 0 |
MF | 17 | 脇坂遥香 | 経1 | 慶應女子 | 0 |
MF | 66 | 石川のどか | 政2 | 品川女子学院 | 2 |
MF | 71 | 高橋麗加 | 経2 | 慶應NY | 0 |
AT | 12 | 後藤沙季 | 環3 | 公文国際 | 0 |
AT | 22 | 清水あも | 経2 | 慶應女子 | 2 |
AT | 95 | 村田葵 | 経3 | 慶應NY | 0 |
勝てば準リーグでもFINAL4進出が決まる慶大。この日は相手のホームでもある法政多摩キャンパスラグビー場に乗り込み、法大と対戦した。トップチームのリーグ戦では大勝した相手との再びの対峙となった。
前半、まずは3分に吉岡(理2)のパスをフリーで受けた小久保(政2)が落ち着いてゴールへシュートを決め先制する。5分には法大がフリーシュートの好機を得るもG横田(経3)がセーブ。得点を許さない。すると、7分に今度は慶大にフリーシュートの好機が回るとそれを友岡(政2)が決め2点目。リードを広げる。さらに13分には小久保が中に侵入していってシュートを決め、この日2点目、16分には先日のVリーグ準々決勝で7点を決めたAT廣田(総4)がゴール。その2分後には小久保がフリーシュートからゴールを決めてハットトリック。終了間際にもDF櫨本(経2)のパスからMF橋本(政2)のゴールが決まって6点目を入れる。守備ではG横田が相手のシュートを全て防ぎ、無失点。前半を6−0で折り返す。
後半、開始早々にフリーシュートから1点を許すも、慶大DF陣は合宿で培ったゾーンディフェンスが少しずつ機能しその後は得点を許さない。まだ課題は残っているが、FINAL4FINAL勝利へこのディフェンスが一つ鍵を握る。攻撃では今季トップチームで出ることのなかった2年生 MF石川(政2)とAT清水(経2)が共に2得点。清水はVリーグ準々決勝でもゴール前に侵入していく場面が幾度となくあったが、最後のシュートまでいけていない場面もあった。そのため、この日の2得点は本人に取っても自信が出る結果となっただろう。12−1の快勝でVリーグに続き準リーグでもFINAL4進出を決めた。
11月6日にFINAL4そしてFINALの連戦に挑む慶大。これまで圧倒的な戦いぶりを見せてきたが、ここから一筋縄でいく戦いとは限らない。さらに1日で緊張感のある試合を2試合こなすため、体力面と精神面の両方の勝負になる。そういう試合だからこそ「目の前の相手に勝つ」(清水)という気持ちが大事になってくる。16チームも残り一ヶ月を切った。最初の頂へはあと2つだ。
(記事:森田悠資、写真:伊藤史織)
以下、選手コメント
内野紗英(商4=慶應女子)
(今日の試合を振り返って)1失点してしまったっていうことがすごく悔やまれるので、次は絶対に無失点で勝ち進みたいと思います。(今日の試合の課題は)ゾーンディフェンスを練習しているのですが、当たりきれてなかったところがありました。そこからきりかえてブレイクにつなげていくのができていなかったので、そこをやりたいです。(チームの完成度は)あと2試合あると思うのですが、できていないところもあるのであと1週間詰めていきたいです。(10月中旬の合宿の目的は)合宿前までは全く詰めきれてなくて、そこからゾーンディフェンスを始めて、完成に向けていく段階において大事な合宿になりました。(今後に向けて)絶対に勝って優勝したいです。
清水あも(経2=慶應女子)
(試合を振り返って)私は後半に少し出場したんですけど、自分の強みが前にゴール向くっていうことだったのでそれを意識して、絶対にシュートを決めてやるっていう気持ちで入りました。(2得点を決めたが自身の得点シーンを振り返って)結構個人で力強くいっちゃって先輩方とかチームのみんなには迷惑をかけている時もあったんですけど、ゴールを絶対に決めてやろうと思ったので良かったです。(10月中旬の合宿での練習はどうだったか)合宿とかで、チームとしてアタックをどういう風にやってシュートを決めるかみたいな戦術を決めてやってきて、一応その形には則ってやれてきていてシュートまで作れる場面とかもできたので、練習がつながっているなっていうのは感じています。(次戦に向けて)今日は得点するっていう目標をちゃんと達成できたので、次も自分の強みである絶対にシュートをするっていう気持ちを強いまま持って、また目の前の相手に勝つっていう意識で頑張っていきたいと思います