【準硬式野球】格上相手に序盤から苦しい展開、一矢報いることができずコールド負け 第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会 4回戦 vs国士大

試合後は悔しさをにじませた

3回戦で國學大相手に、劇的な逆転勝利を果たした慶大の次の相手は、東都大学リーグ1部の雄・国士大。序盤からしっかり守って流れを掴みたい慶大だったが、初回から安打と味方のミスが相次ぎ8点を先制されてしまう。一方、慶大打線はチャンスを作るものの決定打が出ず、残塁の山を築いてしまう。そのまま国士大ペースに試合が進み、7回に1点、8回に4点を取られ、8回コールド負けという厳しい結果に終わった。

3月28日(火)第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会 4回戦 vs国士大 @バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 

国士館大

 

13

13

慶大

0×

 

慶大:●竹原、長沢、菅、出町―有賀

國學大:〇武藤、佐藤、―秋庭

慶大出場選手 ※学年は新学年に統一

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[9]

高田将生(政2・慶應義塾)

 

田口勝康(商4・慶應義塾)

 

猪砂勝太(法2・慶應志木)

[7]

富田雅基(経4・桐朋)

 

櫻井忠樹(経4・Dwight School London)

 

合田朋広(商2・慶應志木)

[8]

市野澤文太(商2・慶應義塾)

[2]

有賀慎一郎(商4・慶應湘南藤沢)

[DH]

石渡大瑚(政2・慶應義塾)

[3]

井筒陽介(経4・慶應湘南藤沢)

 

田中杜人(政2・時習館)

[4]

城下陸(文3・静岡県立韮山)

 

泉款太(政2・慶應義塾)

[5]

大島一輝(総4・桐朋)

 

大塚穣(総2・愛知県立一宮)

鱗原成也(法2・湘南)

竹原雅貴(理4・横浜翠嵐)

 

長沢卓哉(政3・慶應義塾)

 

菅将也(経3・慶應義塾)

出町赳人(経2・慶應義塾)

 雨天の影響で2試合中止となったが、この日は雲一つない快晴で絶好の野球日和となった。

 慶大先発はエース竹原雅貴(理4)。1回表、先頭打者に二塁打を打たれ続く打者に連続四球を与えてしまい、無死満塁のピンチを作る。なんとか最少失点に切り抜けたい竹原だったが、4番打者に2点適時打を打たれ早くも2点を先制されてしまう。その後、味方のエラーなども絡み打者一巡の猛攻を受け、さらに3点を取られなおも一死満塁。ここで慶大ベンチは、2番手として長沢卓哉(政3)をマウンドに送る。長沢はこの回3点を取られたものの、なんとか後続を抑える投球を見せる。

 まずは1点返したい慶大は、有賀慎一郎(商4)の二塁打などで二死一、二塁のチャンスを作るも、無得点に終わってしまう。

好調のピッチングでチームを支えた長沢(政3)

1回途中からマウンドに上がった長沢は、6回まで投げ切り被安打4、自責点0の完璧な投球を見せ、反撃ムードを作る。しかし、慶大打線は毎回のように走者を出すもののあと一本が出ず、得点を挙げることができない。

7回には菅将也(経3)がマウンドに上がる。安打とエラーで満塁とし、死球で押し出しの1点を与えてしまう。しかし、後続を併殺打に打ち取りなんとか1失点に抑える。8回は出町赳人(経2)が4番手として登板したが、国士大打線の猛攻を受け一挙に3点を奪われてしまう。

コールド負けは避けたい慶大は、8回に走者を出すものの得点には結びつかず試合終了。最終スコアは14-0で、8回コールドという苦い結果に終わった。

 

コールド負けという非常に厳しい結果となってしまったが、初回を除けば互角の展開であると言えるだろう。また、初回の8点は四球やエラーなどの絡んだ失点が多く、ミスさえなければ無失点に切り抜けることもできたはずである。主将の大島は「力不足」と語ったが、余計なミスをなくせば、東都リーグ1部相手にも互角の戦いをすることができるポテンシャルが慶大にはあると私は信じている。

記事 内田貴啓

◆打撃成績

 

 

[9]

高田

空三振

 

 

 

 

 

 

 

 

田口

 

空三振

 

右飛

 

 

 

 

 

猪砂

 

 

 

 

 

 

空三振

 

 

[7]

富田

中飛

 

四球

 

二ゴロ

 

 

 

 

櫻井

 

 

 

 

 

 

空三振

 

 

合田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[8]

市野澤

四球

 

二ゴロ

 

死球

 

一ゴロ

 

 

[2]

有賀

右中2

 

四球

 

右安

 

 

右安

 

[DH]

石渡大

二ゴロ

 

中飛

 

遊ゴロ

 

 

遊ゴロ

 

[3]

井筒

 

三失

 

四球

遊ゴロ

 

 

 

 

田中

 

 

 

 

 

 

 

中飛

 

[4]

城下

 

四球

 

二直

 

中飛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二飛

 

[5]

大島

 

空三振

 

右飛

 

 

 

 

 

大塚

 

 

 

 

 

一ゴロ

 

 

 

[6]

鱗原

 

左飛

 

左安

 

左飛

 

 

 

竹原

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長沢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出町

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

竹原

1/3

31

長沢

52/3

20

76

22

出町

28

 ◆選手コメント

大島一輝主将(総4)

(今日の試合を振りかえって)単純に、純粋に自分たちの力不足が出てしまいました。(今年からはキャプテン)自分一人の力というか、今年の代も有賀を中心に最上級生がしっかりしてくれているので、そういう意味では助かっています。

(春のリーグ戦に向けて)個人の力がないというのは事実ですが、全日に出場するという目標は変わっていないので、ここから全日に向けて春リーグはしっかりやっていきたいです。

 

長沢卓哉(政3)

(今日の試合を振り返って)今日は初めての公式戦登板で緊張しましたが、悪い流れを断ち切ろうと思って一球一球丁寧に投げました。(緊急登板のような形でした)緊張するんだろうな、と思っていました。今日の経験を元に成長していけたらなと思います。(冬はどのような練習をしていましたか)主に筋力トレーニングと投げ込みをして、投球の精度を上げる練習をしていました。(春のリーグ戦に向けて)チームを勝利に導けるよう投球をできるように頑張っていきたいと思います。

 

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