【バスケ(男子)】勝負の4Qを制して強敵撃破!/リーグ戦第5節vs国士館大

バスケットボール

慶大のこの日の対戦相手は、ここまで開幕4連勝中の国士大。勢いのある強敵だが、この先のリーグ戦を見据えると「勝たないといけない相手」(澤近)だ。しかし慶大は山﨑純(総3・土浦日大)に加え、原匠(環4・近大付属)も欠場が確定、難しいゲームになることが予想された。

2018/9/8(土)@日本体育大学世田谷キャンパス

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦第5節vs国士館大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

22

15

23

31

91

国士大

22

14

26

16

78

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 鳥羽陽介 (環4・福大大濠)

 

#6 小原陸(政・慶應義塾志木)

 

#7 澤近智也(環4・高知学芸)

 

#8 吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)

 

#10 髙田淳貴(環3・城東)

序盤、慶大は得点源の鳥羽と、マッチアップ相手にスピードで勝る澤近にボールを集めてオフェンスを構築していく。拮抗した展開の中で、5分過ぎには鳥羽が連続で3ポイントを沈めリードを奪う。一進一退の攻防が続き、1Qは両者譲らず22-22で終了。慶大は鳥羽と澤近の2人で18得点を記録した。

鳥羽はゲームハイの29得点と大暴れ

2Qも2人のドライブを中心に攻める慶大は、先手を取って最大5点のリードを奪う。その後1点差に詰め寄られ、鳥羽が3ポイントを決めて差を広げれば、国士大もすぐに3ポイントを返すなど試合は白熱。終盤は髙田、甲谷勇平(環2・東山)がそれぞれこの日初得点を記録し突き放しにかかったものの、最後は37-36と再び1点差とされて試合を折り返した。

澤近は復帰戦でダブルダブルを達成

3Qに入ると、今度は国士大のディフェンスに苦しみ先行を許す展開に。それでも髙田、吉敷らに当たりが出始め、簡単には点差を広げさせない。そして3分過ぎ、スティールに成功した鳥羽の技ありアシストから小原がレイアップを決め会場を沸かせると、勢いに乗った鳥羽の連続得点で同点に追いつく。3Q終了時点で60-62と、終始拮抗したスコアのまま最終Qに突入した。

小原は要所で貴重なシュートを連発

迎えた4Q序盤、慶大は小原、鳥羽の連続3ポイントで逆転に成功。国士大も懸命に追いすがるが、残り4分半、鳥羽の完璧なブロックから繋いだオフェンスで髙田が3ポイントを沈め、7点差をつける。このビッグプレーで完全に優位に立った慶大は、粘る国士大のオールコートプレスをかいくぐって加点。勝負強さを見せつけ、最終スコア91-78で今季3勝目を挙げた。

髙田は後半の活躍で17得点

試合後の選手たちの表情はいつにも増して、純粋に勝利の喜びに満ちていた。1~3Qのすべての時間帯、中、外すべてのエリアで拮抗した展開の中で、4Qの勝負所を制して掴んだ勝利。これから突入していく中盤戦に向けて、自信を深める、価値のある1勝になったに違いない。チームとしてこのパフォーマンスを維持したまま、山﨑、原といった主力組が戻ってくれば、1部昇格を争うことも十分に可能だろう。この先の戦いが楽しみになる一戦だった。

 

(記事:桑原大樹、写真:内田貴啓)

 

鳥羽陽介(環4・福大大濠)

――試合を振り返って

絶対勝ちたい相手だったので、勝てて良かったです。ここ2戦を連勝することがチームの目標だったので、1戦目を取れたので良かったと思います。

――競り勝てた要因は

一人一人が攻める気持ちを持っていたことと、勝ちたい気持ちが勝っていたからだと思います。

――3ポイントを積極的に打っていたが

前半、シュートタッチが良いなと感じていたので、積極的に攻めることを心掛けていました。

――レイアップに持って行ける場面も多かった

ピックからズレを作って積極的にアタックしようと思っていたことと、アウトサイドが当たっていたので、相手がチェックに来たところを狙おうと思っていました。

――今後の自信に繋がる勝利となったのでは

接戦をものにできたのは自信になりますね。ただ前半はディフェンスリバウンドをあまり取れなかったので、そこは改善点だと思います。

――次戦に向けて

立大はトランジションが速いチームなので、そこを徹底して守って2連勝したいと思います。

 

澤近智也(環4・高知学芸)

――試合を振り返って

原と山﨑がいない中で、リーグ戦の中で国士館は勝たないといけない相手だと思っていたので、チーム一丸となって40分戦い通して勝てたっていうのはすごく大きいと思います。

――前半は特に自身にボールが集まっていたが

僕のところでは身長では相手に分がありましたけど、スピードでは勝てると思ったので、中で攻めるよりも外でボールをもらって仕掛けてシュート、ディフェンスが来たら捌いてっていうのを自分が起点となってやっていこうという思いはありました。

――そこのマッチアップではかなり手応えがあったのでは

そうですね、はい。

――4Qで一気に突き放せた要因は

40分間通してディフェンスリバウンドは絶対に取ろうというのと、点差が離れたとしても0-0の気持ちでやっていこうというのはずっとチームとしてやっていて、それが第4Qで差に繋がったのかなと思います。

――今季初の接戦での勝利となったが

たしかに今日は接戦をものにしたということで、僕だけじゃなくチームとして自信がついたと思うので、明日も何としてでも勝って、来週は4連戦になるのでそこでも4連勝できるように、またチーム一丸となってやっていきたいと思います。

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