【バスケ(女子)】全員で掴み取った大きな1勝/関東大学女子バスケットボールリーグ戦vs立正大

目標にしていた勝利を挙げることが出来なかった武蔵丘短期大の翌日、同会場で立正大を迎えた1戦。こんどこそ何としてでも初白星をあげたい慶大はスターティングメンバーを入れ替え試合に挑んだ。3部残留のためには絶対に落とすことはできないこの試合で、気持ちを切り替え力の限りを尽くすことができたのだろうか。

2019/09/22(日) @流通経済大学龍ヶ崎キャンパス

第69回関東大学女子バスケットボールリーグ戦vs立正大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

14

26

20

2585
立正大16

10

291267

慶大スターティングメンバ

 

#5 重増志保 (環4・玉川聖学院)

 

#7 頃末沙樹(理4・慶應湘南藤沢)

 

#11 武藤怜(商2・成蹊)

 

#12 眞尾瞳(商2・浦和第一女子)

 

#18 林えみり(理1・慶應女子)

第1Q、開始早々に立正大にレイアップを決められてしまい、そのまま続けて3ポイントを許す。このまま立正大に流れを掴ませたくない慶大は、重増が3ポイントをカウント、続けて眞尾のアシストを受けた武藤が3ポイントを決め、その後は一進一退の攻防が繰り広げられる。この日は途中出場となった梅木理沙(経4・慶應女子)が自身のフリースロー後に、相手のスローインを見事にスティールし、ポインツオフターンオーバーで得点。このQを14―16の2点ビハインドで終えた。

武藤はチームハイの得点で勝利を後押し

開始早々に武藤がこの日2本目となる3ポイントを決め逆転に成功して幕を開けた第2Q。続いて眞尾が自らのオフェンスリバウンドをセカンドチャンスに繋げ得点。その後川俣乃英(商1・国立)がアウトサイドからジャンプショットを決め流れを掴んだ慶大。立正大がなかなか得点を決められず苦戦する中、眞尾・武藤・西理奈(政2・葺合)の2年生陣が大活躍。相手に得点を許さない中で3人が連続して得点。リードを広げ、40―26で前半を終えた。

眞尾は安定したプレーを見せた

このままリードを広げていきたい第3Q。林がバスケットカウントを獲得し、立て続けにインサイドで得点するものの、その後はなかなか得点を重ねることはできない時間が続く。歯がゆい時間の中でファールを重ね、相手にフリースローを何度も与えてしまう。その後はインサイドを中心に詰められた点差を再び引き離すものの、5点差と大きく差を詰められ最終Qへ。

切り込み勢いを与えた頃末

詰められた点差を再び広げ、逃げ切りたい最終Q。このQ慶大最初の得点はこの試合波に乗っている武藤の3ポイント。林のインサイドでの健闘に背中を押されセカンドチャンスやフリースローにつなげていく。与えられたチャンスを全員が取りこぼすことなく得点へ還元し、ディフェンスでも強気の姿勢を見せた慶大。最終Qでの相手の得点を12点に抑え、見事初白星をあげた。

梅木は前日の迷いを捨てた

28・29日に開催される試合に勝利すれば、入れ替え戦への出場をまぬがれ、3部残留が決定する。昨年から1年生ながらチームの中心になっていた武藤や眞尾だけでなく、初めてのリーグ戦でも臆することなくプレーする林など、今節も下級生の活躍が光った。選手たちも試合後に振り返ったように、迷うことなくシュートを打ち続けることが結果に繋がった。この試合での勝利を勢いに、残留へ大手をかけることは出来るのか。大切な2戦が待ち構えている。

 

(記事・写真:船田千紗)

 

武藤怜(商2・成蹊)
−–試合を振り返って
やっと1勝できたという感じなので、まだまだこれからあと2試合大事な試合が残っているので、そこをしっかり勝ちきれるようにあと1週間頑張りたいと思います。

−–昨日から修正した部分は
昨日シュートタッチがあまり良くなかったので、今日は自信を持ってもっと打とうと思っていたので、シュートの本数は多くしました。ベンチやコート外にいる人としっかりコミュニケーションをとって全員でバスケができたことがよかったかなと思います。

−–3ポイントもたくさん決められていました
昨日も打ってはいたのですが、入らない時間がずっと続いていたので、今日は最初から自信を持って信じて打って入りました。

−–次週に向けて
あと1週間できることを全員でやって、万全な状態で試合に望めるように頑張ります。

眞尾瞳(商2・浦和第一女子)
−–試合を振り返って
まず1勝できたことがすごく嬉しいので、この勢いをそのままに来週の2試合もしっかり勝って、次の順位決定戦に繋げられるように頑張りたいと思います。

−–昨日から修正した部分は
昨日やっぱり自分たちのバスケットができなくて、相手にのまれてしまっていたので、しっかり最初から自分のシュートが打てるときはどんどん打つということを意識して、その結果シュートがしっかり入ったし、リバウンドやディフェンスも声を出して頑張れたことがよかったかなと思います。

−–次週に向けて
来週も相手の特徴をチーム全員でしっかりスカウティングして、練習で詰めていって、しっかり2勝して笑顔で終わりたいと思います。

 

林えみり(理1・慶應女子)
−–試合を振り返って
全員でまとまっていい流れで勝ちきれたことがよかったと思います。

−–昨日の敗戦から立て直した部分は
コーチから気持ちの面でご指摘をいただいたので、そこを切り替えてやりました。

−–インサイドでの活躍が勝利に繋がっていました
自分の役割がリバウンドを取ったり、中で責めることだったので、そこは意識していました

−–ファールを誘う場面も多かったですね
私自身はフリースローの確率が悪かったので、次はしっかりと決めきりたいと思います。

−–次週に向けて
2戦とも勝ちきって、いい形で終わりたいと思います。

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