【バスケ(女子)】ペース取り戻すも離された点差は埋められず/関東大学女子バスケットボールリーグ戦vs流経大

昨年3部昇格を果たした慶大は、その舞台で奮闘し、前日の聖徳大戦での勝利をもって残留を決めた。その中迎えた流経大戦。有終の美を見せたい慶大の選手たちは、リーグ戦の集大成としてどのようなプレーを見せたのか。

2019/09/29(日) @國學院大学たまプラーザキャンパス

第69回関東大学女子バスケットボールリーグ戦vs流経大

 

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合計

慶大

10

21

23

2074
流経大22

24

212289

慶大スターティングメンバ

 

#5 重増志保 (環4・玉川聖学院)

 

#7 頃末沙樹(理4・慶應湘南藤沢)

 

#11 武藤怜(商2・成蹊)

 

#12 眞尾瞳(商2・浦和第一女子)

 

#13 西理奈(政2・葺合)

第1Q、開始早々に武藤が先制点を挙げ、好スタートを切った慶大。しかし相手にドリブルで攻め込まれ、得点を重ねられてしまう。眞尾、重増、梅木理沙(経4・慶應女子)、武藤が積極的にルーズボールやリバウンドに絡み、林えみり(理1・慶應女子)が得点につなげるなど健闘。その後は多くのシュートチャンスを獲得するものの、イージーシュートを決めきることが出来ず、リードを許して10-22で最初の10分間を終えた。

西はスターティングメンバーとして活躍

第2Q、頃末のリバウンドをセカンドチャンスに繋げ眞尾が3ポイントを沈めると、続けてミドルシュート、再度3ポイントを決め、着実に流経大との点差を縮めていく。中盤、両者得点がなかなか動かない時間帯でも、重増、頃末がリバウンド争いを制し、最上級生の意地を見せる。相手に連続得点を許したものの、健闘した慶大は21得点を獲得。31-46で前半を終えた。

眞尾は果敢にゴールへ。

逆転を狙う第3Q。武藤が得点を決め、またしても慶大が先手を打つ。続けて梅木が連続得点、川俣乃英(商1・国立)が3ポイントを決め、大量得点を果たす。タイムアウト後、度重なるターンオーバーで相手に3ポイント、バスケットカウントを与えてしまう。このままでは終われない終盤、武藤のスティールを、梅木のアシストから林が得点につなげる連携プレーを見せ、13点ビハインドで最終Qへ。

インサイドでの勝負強さを見せた林

第4Q、オフェンスリバウンドを繋いだ川俣のシュートがリングを捉える。さらに梅木が連続シュートを決めきり、一気に流れを引き付けると相手のバイオレーションを眞尾が得点につなげ、梅木が再び3ポイントを沈める。しかし、終盤にかけて相手のインサイドシュートに圧倒され、慶大の勢いに陰りが見え始める。ドリブルでディフェンスを崩され、広げられた点差を縮めることが出来ず、74-89で幕を閉じた。

 

この日の慶大はスティール、リバウンドなどのディフェンス面で力を発揮した。全員でプレーをカバーしあう姿は、まさにチームプレーそのものだった。3部残留が決定したこの状況で、どこまで順位を上げることが出来るのか。来年へバトンをつなぐために、最後までバスケ部一丸となって走りぬく。

(記事:佐藤有、船田千紗・写真:船田千紗)

 

梅木理沙(経4・慶應女子)

――グループリーグが終わりました

目標は4勝だったのですが結果として2勝でした。ただ1つ上の学年が昇格した以上は残留は意地でもしないといけないなと思っていたので、昨日勝った瞬間残留がなくなってプレッシャーがなくなって今日は楽しく試合をすることができました。勝てなかったのは悔しいのですが、ここから順位決定戦でまた気持ちを入れ替えて頑張ります。

 

――今日の試合を振り返って

オフェンスが速いチームだったので、ディフェンス力あるメンバーで戦いました。それで結構守れている部分もあったのですが、向こうのアウトサイドシュートが結構入ったのもあったので、なかなか勝ちきれませんでした。競ったときに勝ちきる力というのは残りの試合も来年以降も重要になるのかなと思います。

 

――外からのシュートを多く決めていました

やっとですね!リーグ戦でこんなに入らないとはと。やっと入ったなというのと、あとは残留が決定したから気楽に打てたというのはあります。リバウンドを取ってくれる下級生が沢山いたので、信頼して打つことができました。

 

――1年生の2人の活躍も見られました

ルーキーとしてプレッシャーを感じずにやってくれたのはすごくよかったなと思います。2年生で試合に出ている子達は、去年よりもプレッシャーがある中でよく葛藤しながらチームを引っ張ってくれたなと思います。今年はかなり3年生に助けられた年でもあったので、その分来年すごく楽しみです。

 

――ベンチからの声かけの力は大きかったですか

大きかったですね。本当に追いつけないときに、暗くなりがちなのですが、ベンチに帰ってくるときに3年生中心に声をかけてくれたのは、やる気とかモチベーションにすごく繋がりました。

 

――順位決定戦に向けて

全ての試合が競る試合になってくると思うので、競り勝つというのを大事にしながら、今の時期に出られなかった選手も含めて3部という舞台を経験してほしいなと思います。

 

 

 

武藤怜(商2・成蹊)

――試合を振り返って

出だしがあまり良くなかったので、その代わりにディフェンス面を全員でカバーしようという意識があったのはとても良かったと思います。ですが、勝ち切るタイミングが何度もあったのに、相手とのシュート力の差であったり、必要のないミスをしてしまって点差を縮めきれなかったのが敗因かなと思います。

 

――今日の作戦は

沢山スカウティングを重ねていて、相手が結構スピーディーなチームで、一対一のプレーが多いと分かっていたので、そのようなところを徹底的に守って3ポイントをしっかりとケアをしようという意識で挑みました。

 

――ディフェンスリバウンドやセカンドチャンスで点数を重ねている場面が多く見られました

相手とミスマッチした部分が何人かあったので、そのようなところをカバーするためにも全員でリバウンドに飛び込んでいこうという話をしていました。

 

――順位決定戦までに改善したいこと

もちろん勝つということも大事なのですが、チームが一体となってディフェンスや全体の雰囲気をもう少し調整していけるようにしたいです。

 

――次戦に向けて

順位決定戦も強い相手が来ると思うのですが、しっかりと本塾らしく粘ってかんばっていきます。

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