8日、開幕を目前に控えた関東大学サッカーリーグの記者会見が東京御茶ノ水、JFAハウスで行われた。慶大からは李監督が出席し、各校の監督らと談笑した。
関東大学サッカー連盟常務理事の松本氏は、1部リーグの覇権争いを演じるのは、層の厚い流経大、中大、明大の3校だろうと予想した上で、ダークホースとして慶大ら他2校を挙げた。また同氏は、田中(環3)・黄(総3)・三上(政4)・河井(政3)・風間(商3)などを有力選手として紹介し、彼らが中町(総卒・現アビスパ福岡)の穴をどれだけ埋めることが出来るかが慶大のポイントになると話した。
しかし、覇権争いの最有力校として名前を挙げられた流経大の監督中野氏は「どのゲームも100%出して、勝てるかな、というくらい」とあくまで1部リーグ戦国時代を強調。昨季に比べて、中盤のディフェンス能力は落ちていることをふまえて、1-0のゲームをしっかりこなして勝ち点を積み上げたいと、慎重に述べた。他にも中大の佐藤監督、明大の神川監督、順大吉村監督が壇上にのぼり、それぞれ今季の展望や目標を語った。
昨季で2連覇を成し遂げた流経大の存在は、相変わらず大きいものの、けして1部リーグは流経大だけのリーグではない。昨年は天皇杯での躍進が光った明大・神川監督は3冠を目標に掲げた。中大の林容平は注目選手として登壇した際、「どうせ流経大が勝つ、と思われないように、そこに勝てるよう挑戦したい」と気を吐いた。
慶大が掲げる目標は、昨年あと1歩のところで逃したインカレへの出場権獲得、そしてその先の日本一だ。けして楽な目標ではないが、「サッカーはやってみるまでわからない(李監督)」。昨年に引き続いての躍進に期待したい。
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