16日、第33回関東学生ラクロスリーグ戦FINAL4の試合が行われ、慶大は明大と対戦。慶大は終始リードを保ち、安定した試合運びでFINAL進出を決めた。この試合、2得点の活躍を見せた4年・榊田は、「自分の得点でチームを勢い付けることができて良かった。次の試合でも積極的に得点を狙いチームに貢献したい」とコメントした。
第33回関東学生ラクロスリーグ戦FINAL4 vs明大
10月16日(土)
♢得点♢
第33回関東学生ラクロスリーグ戦FINAL4 明大戦 | |||||
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
慶大 | 2 | 1 | 1 | 3 | 7 |
明大 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 |
♢慶大出場選手♢
〈スタメン〉
AT #7 小川 司(商3・慶應)
AT #1 中名生 幸四郎(経3・慶應)
AT #3 中名生 三四郎(経4・慶應)
MF #67 神津 悠生(商3・慶應)
FO #33 石井 ヴィクトール慶治(商3・慶應NY)
LMF #16 久保田 悠介(政4・慶應)
DF #22 八星 輝(法4・慶應)
DF #57 小川 健(政1・慶應)
DF #5 中根 之斗(法3・慶應)
G #0 野上 達也(政4・慶應)
第1クオーター、フェイスオフを奪った慶大は、早々に副将の田村脩眞(政4・慶應)による勢いに乗ったランニングシュートで先制する。その後も明大の巧妙なディフェンスによるプレッシャーに落ち着いて対応し、立て続けにショットを打つが、惜しくもボールは枠外へ。相手の守備を崩せず迎えた中盤、貝柄海大(政2・大宮)が放ったトップからのスタンディングシュートが鮮やかに決まり、慶大は2点目を追加した。しかし明大も決死の巻き返しを図り、1点を返す。激しい攻防戦の中、慶大は1点リードで最初のクオーターを終えた。
続く第2クオーター、序盤は野上によるナイスセーブ、添田大生(政4・慶應)の鮮やかにディフェンスをかわす好プレーで流れを作る。また中名生幸が、榊田大貴(法4・慶應)のスタンディングシュートを相手が弾いた隙を見逃さず、素早い動きでボールをすくい、見事なショットを決めた。明大のディフェンスがゾーンディフェンスに変更されると、それに気付いた慶大ベンチは即座にタイムアウトをとり、チームで態勢を整える。その後も、慶大選手の好プレーが光り、明大のショットを防ぎ続けると、慶大は2点リードを崩すことなく第2クオーターを終えた。
後半戦は、両者ペナルティにより1人少ない状態でスタートした。序盤から田村がショットを打つなど積極的に攻めるが、なかなか得点できない時間が続く。中盤には、榊田が今季リーグ戦初得点を決め、慶大に流れがきたかと思われたが、直後に明大が力強い突破力を武器に得点し、依然として2点差が続いた。このクオーター、両チーム1得点にとどまり、差が広がらないまま、試合は最終クオーターを迎える。
最終クオーター、初めに得点を挙げたのは慶大。榊田がこの試合2得点目となるシュートを決め、チームに勢いをもたらした。その後、明大に1点を返されたものの、榊田の得点をきっかけに慶大の攻撃が続く。小川司、小笠原洋允(政4・慶應)へとパスがつながると、最後にボールを受け取った田村がしっかりとシュートを決め、明大を再び3点差へと突き放した。その後も入谷が得点し、スコアは7-3に。序盤から徐々に点差を広げてきた慶大は、終始リードを保ち、安定した試合運びで勝利を収めた。
明大戦勝利により、慶大はFINAL進出が決まった。武蔵大との対戦が決定しているFINALは、11月6日(土)に行われる予定。
※今年は新型コロナウイルス感染症の影響によりトーナメント方式で大会を実施。
(記事:中西絵理奈、宮崎柚子 写真:慶應義塾大学體育會男子ラクロス部)
以下、選手のコメント。
主将・八星輝(法4・慶應)
――今日の試合を振り返って。
予選で苦しい試合が多かった分、今回の試合では終始リードを保ち、自分たちのペースで試合を展開できたので良かったです。また4年生の得点が多かったのもチームに勢いをもたらす大きな意味があったと感じています。
――勝因を挙げるなら。
明治大学の切り替えの早さと運動量に警戒していました。そのため試合を通して切り替えで負けないように全員で意識して明治の得意な形でのオフェンスを封じられていたのが勝因だと思います。また、慶應のオフェンスでは自分たちの得意な、ボールを長く保持する形で落ち着いて得点を重ねられたのも勝因の一つだと思います。
――次戦へ向けて。
次戦の相手は、強豪校を数々打ち破ってきている武蔵大学です。しっかりと準備をしたうえで慶應らしく圧勝して必ず日本一への切符を掴み取ります。
榊田大貴(法4・慶應)
――今日の試合を振り返って。
FINAL4ということもあり皆緊張していましたが、先制点を取れたことで、試合の主導権を握れたと思います。またディフェンス陣も、積極的にボールを奪うことができ、オフェンス、ディフェンス共に良い試合となりました。
――2得点の活躍。
試合を通してリードはしていたものの、緊迫した状況が続いていました。その中で、自分の得点でチームを勢い付けることができて良かったです。次の試合でも、積極的に得点を狙いチームに貢献したいと思います。
――次戦へ向けて。
武蔵大学(決勝の相手)は、史上初のFINAL進出を決め、波に乗っているチームです。その勢いに呑まれず、いつも通りのラクロスをして、チームの目標である日本一まで勝ち続けます。
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