先日開幕した関東大学ボクシングリーグ戦。2部を戦う慶大は、開幕戦、法大に1―6で敗れた。初勝利を目指し第2戦は後楽園ホールで専大と対戦。LF級で米田大介(経3・慶應)が幸先良く勝利したものの、その後は接戦をものにできず、1―6で敗戦した。
関東大学ボクシングリーグ戦 2部 第2週 vs専修大
5/28(土) 11:30試合開始 @後楽園ホール
慶大●1―6◯専修大
階級 | 勝敗 | 慶大選手名 |
| 相手選手名 |
LF | ◯ | 米田大介 | 5―0 (30-27,30-27,29-28,30-27,30-27) | 松浦遼太 |
F | ● | 山崎博雄 | 2―3 (28-29,27-30,28-29,30-27,29-28) | 荒巻壱成 |
L | ● | 李烘在 | 0―5 (27-30,27-30,27-30,27-30,27-30) | 鈴木蓮 |
LW | ● | 松村和弥 | 1―4 (27-30,28-29,29-28,27-30,28-29) | 清水陸翔 |
W | ● | 大矢晋太郎 | ABD(2R 0’03)
| 青井翔星 |
M | ● | 石井百迅 | 0―5 (27-30,28-29,28-29,28-29,28-29) | 甲斐光 |
※B級は慶大の不戦敗
初戦はライトフライ級。慶大は米田大介が登場した。1Rから力強いストレートにフックを織り混ぜるリズムの良い攻めで流れを掴む。2Rも米田のペースは衰えず。1Rよりも手数が増し、相手を圧倒する。最終3Rに光ったのは米田得意のストレート。体を横に倒しながらの力強いパンチやノーモーションで繰り出すストレートなどをうまく使い分け、最後まで相手に流れを渡さなかった。5―0で初戦を制した。
続く2戦目はフライ級。期待の1年生、山崎博雄(経1)が登場した。1Rから、相手が素早いテンポでパンチを繰り出す。山崎はブロックしうまく対応するも、相手に効果的なパンチを当てることはできない。しかし2R、山崎がペースを掴む。得意のストレートが決まり、相手のパンチもうまく回避するなど優位に進めた。勝負の最終第3R。互いに疲労が目立ち、体力勝負となる。その中でもストレートがヒットするなど最後まで集中して攻撃を続けた。しかし、判定の結果2―3という僅差で、惜しくも敗れた。
続くライト級は李烘在(法3・慶應) 。1Rから相手のカウンターをもらってしまう。絡んでから離れる際、まともにパンチを受けてしまうなど、相手が優位に進める。2Rも相手のペースで進み、迎えた3R、李も攻勢を強める。ワンツーで効果的なヒットを狙うが、相手にうまくかわされてしまった。そのまま試合は終了。0―5で敗れた。
続くライトウェルター級は主将の松村和弥(総4・浅野)が登場。開始から相手にプレッシャーをかけ続け、幸先良いスタートとなる。しかし相手も力強いパンチを見せる。第2Rには相手のパンチをもらいながら、松村もカウンターを返していく展開に。互角の展開に思われたが3R、疲労からかガードが徐々に低くなり、完璧に相手のパンチをガードできず。判定の結果1―4で敗れた。
ウェルター級は大矢晋太郎(理3・慶應湘南藤沢)。開始から手数が多く、大矢のペースに。しっかりと上下を打ち分け主導権を握っていたが、1R途中、相手の右を顔面にまともに受けてしまう。1Rはなんとか戦い切ったが2R開始直後、試合続行は難しいと判断し、セコンドからタオルが投げ込まれた。
意地を見せたい慶大。石井百迅 (環3)がリングに向かう。実力者で、大柄な専大の甲斐光に対し、効果的なカウンターパンチを繰り出す。しかし、相手のコンビネーションパンチも食らってしまう。2Rにかけ、相手に主導権を奪われてしまった。3Rは石井が盛り返す。相手をコーナーへ追い詰めるシーンが目立つようになったが、最後まで試合の流れは変えられず。判定の結果0―5で敗れた。
初戦の米田が勝利を収めたものの、その後が続かず合計1―6で敗戦となった。しかし、F級の1年生・山崎が2―3と相手をあと一歩のところまで追い詰めるなど光明も見えた。後楽園ホールには、慶大選手のパンチが決まるたびに控えの部員、セコンド、マネージャー、詰めかけた関係者などからの拍手が鳴り響いていた。思いはただ一つ、次戦こそ待望の白星を掴み取ってほしい。(取材・松田 英人)
次戦 6/5(日) vs立教大