【バレーボール】盤石な試合運びで青学大にストレートの快勝!/春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 第10戦vs青学大

バレー戦評

今季初のストレート勝ちを収めた

先週末の順大戦で見事勝利を収めその波に乗りたい慶大は、この日青学大との一戦に臨んだ。たとえ逆転を許しても自分たちのペースを乱さず、終始安定した試合運びを見せストレート勝ちを収めた。常日頃から選手たちが口をそろえて言うように「やるべきことをやる」、その努力が結実したと言えるだろう。自分たちの得意とする攻撃の形から流れを引き寄せ、今季4勝目をあげた。明日の相手は昨年の全日本インカレ優勝校である早大。躍進を遂げる慶大の力がどこまで通用するのか見物である。

 

 

2022年6月4日(土)

春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第10戦 慶大×青学大

 

得点

慶大

セット

青学大

25

18

26

24

25

18

 

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

   
   

OH

島田航希(経3・慶應)

MB

芳賀祐介(環2・札幌北)

OP

松本喜輝(環3・九州産業)

OH

18

安達龍一(環4・洲本)

MB

降小雨(商4・慶應)

S

高倉真古都(商4・慶應)

L

山元康生(法1・慶應)

途中出場

 

 

OH

12

内田克弥(環2・松江工業)

MB

27

下田悠生(経4・慶應湘南藤沢)

OH

山木柊(文1・慶應湘南藤沢)

 

 

 

攻守において存在感を発揮する芳賀

第1セット、序盤から流れをつかんだのは慶大だった。芳賀祐介(環2・札幌北)のAクイック、高倉真古都(商4・慶應)のブロックポイント、松本喜輝(環3・九州産業)のサービスエースなどナイスプレーが多く見られ、6-2とリードした状態で青学大が1回目のタイムアウト。タイムアウト明けも松本のサーブがエースとなり、7-2と差を広げていく。その後、こちらのミスに加え相手のバックアタックがコートの隅ぎりぎりに決まり8-5と詰められるも、二段トスを松本が力強く打ち抜き11-7と依然として流れは慶大のまま。しかし、徐々に攻撃に慣れ始めた青学大が追い上げを見せ、13―14と逆転を許してしまう。ここで流れを渡すわけにはいかない慶大は、安達龍一(環4・洲本)のスパイクでチームに勢いをもたらすと、16-14で青学大にタイムアウトを使い切らせる。降小雨(商4・慶應)がブロック、またクイック攻撃で2連続で得点し、20-15と先に20点台に乗せることに成功。そこからは慶大の流れのまま、最後は松本がバックライトから鋭いスパイクを叩き込み、25-18で第1セットを先取する。

 

 

 

松本の安定感のあるスパイク

勢いそのままにいきたい第2セット。長いラリーを粘り強く拾い、最後は降のブロックで得点をあげ、3-3。松本が短いトスに即座に反応し、走り込んでスパイクを決め7-8と、サイドアウトの応酬が続く。13-12でセットを折り返しリードを奪いたい慶大は、高倉のツーアタックで15-14とするも、相手のブロード攻撃に対応が遅れ16-16となかなか差を広げることができない。相手のサーブがネットインでエースとなり17-18と逆転されたところで、慶大はタイムアウトを要求するも、直後、松本が強烈な一打で流れを切り替え、18-18。今度は芳賀がサーブで崩し、ミスを誘うと22-21で青学大にタイムアウトを取らせる。そして、相手の連携ミスをチャンスに変え、松本がブロックアウトを取ると23-21でブレイクを奪うことに成功。24-24と追いつかれる場面もあったが、最後は甘く返ってきたサーブレシーブを降がすかさずダイレクトで押し込み、26-24で勝利に王手をかける。

 

 

 

連続でサービスエースを決めた安達

勝負を決めたい第3セット。島田航希(経3・慶應)にサービスエースが飛び出し、2-1と序盤から勢いに乗ると、今度は安達がノータッチエースを決め8-5、続けてまたも安達がサーブで崩し、ダイレクトで降が叩き込むと9-5とリードを保ったまま青学大にタイムアウトを取らせる。その後も降のクイック攻撃や松本のスパイクで得点を重ね13-9でセットは後半戦に。山元康生(法1・慶應)が安定したレシーブでAパスを返すと、高倉のトスは綺麗にアンテナまで伸び、15-10と安達のサイドの攻撃が気持ちよく決まる。そして、立て続けに安達のサービスエースが2連続で決まり、19-12と大量リードを奪う。22-13の場面、ピンチサーバーとして山木柊(文1・慶應湘南藤沢)が投入され、サーブで崩すことに成功。惜しくも得点にはつながらなかったが、リーグ戦初出場ながらその存在感を発揮した。その後も慶大の勢いは衰えることなく得点を重ね、マッチポイントで高倉が託したのはエース松本。松本はその思いをしっかり決め切り、25-18で第3セットも連取し、セットカウント3-0でストレート勝利を飾った。

 

 

(記事:田中瑠莉佳)

 

※本試合は企業報道の許可が下りず、写真は慶應義塾体育会バレー部より提供していただきました。

 

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