【ラクロス(男子)】貝柄海大が4得点の活躍、連覇に向け白星発進!/リーグ戦 vs東大

男子ラクロス

早慶戦から1カ月半、リーグ戦がついに開幕した。王者慶大は、入谷公基(医4・慶應)のショットで先制するもその後は東大に押し込まれる展開が続き、前半を1-3で折り返す。しかし後半、主将の貝柄海大(政4・大宮)が4得点を決め、逆転勝利で初戦を白星で飾った。

第34回関東学生ラクロスリーグ戦 vs東大 

8月28日(日) @駒沢オリンピック総合公園運動場第一球場

スタメン♢

AT #30 齋藤 侑輝(法4・慶應)

AT #7 小川 司(商4・慶應NY)

AT #1 中名生幸四郎(経4・慶應)

MF #8 神津 悠生(商4・慶應)

FO #33 石井 ヴィクトール慶治(商4・慶應NY)

LMF #17 塩原健司(政3・慶應)

DF #22 小川健(政2・慶應)

DF #16 奥澤拓馬(商2・慶應)

DF #6 吉田結貴(経4・慶應)

G #2 岸晋太郎(法4・慶應)

 

♢得点♢

 

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

東大

慶大得点者

入谷

貝柄、貝柄

貝柄、貝柄

 

雨が降りコンディションが悪い中、今季のリーグ戦が開幕した。初戦の相手は慶大選手を徹底的に研究してくる強敵・東大。全日本選手権連覇に向けて負けられない戦いである。

 

慶大は第1クオーター、FOで勝利するとパスを受けた入谷が攻め込み、ゴール右に突き刺さるショットで幸先良く先制する。しかし、その後は東大に時間をかけて攻められ同点にされると、慶大は得点を奪えず苦しい時間が続く。悪い流れを終盤まで変えられず、第1クオーター残り1分を切ったところで東大に攻め込まれ逆転を許した。

 

同点に追いつきたい第2クオーター。前半は一進一退の攻防が続いていたが、中盤に再び失点し2点差に広げられる。得点後のFO後も東大ポゼッションが続き第1クオーターからの劣勢を跳ね返せない。それでも終盤、入谷や小川司(商4・慶應NY)が惜しくも決まらなかったがシュートを放ち、G・岸晋太郎(法4・慶應)を中心に攻撃を凌ぎ、後半につなげた。

好セーブを見せている守護神・岸

前半終了で1-3とリードを許している慶大。第3クオーターは果敢にゴールを狙うが先制点を奪った入谷には厳しいマークが付き得点を奪えずいる。何としても流れを変えたい慶大は、細かくパスをつなぐと最後は貝柄が距離のあるシュートを決め1点を返す。主将のゴールで勢いに乗った慶大はDFでも魅せる。ATの入谷が一対一の力強いディフェンスで東大選手をゴールから遠ざけると、後半から出場のG・中西宙(経4・海城)も必死にボールを追い慶大ボールとする。さらには小川健(政2・慶應)が巧みに相手選手を交わすと、慶大応援席からも声援が送られ盛り上がりを見せた。流れに乗った慶大は終了間際に、パスを受けた貝柄が得点を奪い同点で最終クオーターへ臨んだ。

得点後の慶大選手

第4クオーターになっても慶大の集中力は切れることなく、堅いディフェンスで東大に思うような攻撃をさせない。残り9分、ゴール裏からパスを受けた貝柄が再びショットを決めついに逆転に成功する。その後もG・中西が一対一を止めるスーパーセーブを見せリードを守ると、終盤に貝柄が今試合4得点目となるゴールを奪い5-3で試合終了。リーグ戦初戦を逆転勝利で飾った。

雨の中最後まで戦い抜いた選手・スタッフたち

♢選手コメント♢

主将・貝柄海大

4ゴールの貝柄

――今日の試合を振り返って

序盤は追っている展開だったので、1点ずつ取っていこうという話はしていました。1点ずつ積み重ねていけたことが、結果として後半巻き返しにつながったので良かったです。

――前半は苦しい展開、チームで話したことは

ラクロスは1点ずつしか点を取ることができないので、ディフェンスには我慢強く守ってもらって、オフェンスはさきほど言ったように1点ずつ積み重ねていくことだけを意識してやろうと話しました。

――4得点の活躍、ご自身のプレーを振り返って

結果で引っ張ることが主将としての役割だと思うので、自分ができるプレーをしっかりできたことは良かったです。

――次戦に向けて

今日は課題がたくさん出た試合なので、その課題を次の試合までに克服していけるような練習をして、良い準備をして臨みたいです。

(記事:長沢美伸 取材:吉岡洲)

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