2024年度春季リーグ戦の開幕戦にて、慶大は絶対王者・山学大と対戦。試合は序盤から山学大が主導権を握り、開始わずか3分で先制点を奪取。その後も攻撃の手を緩めることなく、慶大を圧倒。結果的に大量18得点を挙げるゴールラッシュを展開され、慶大は防戦に徹するも、攻撃のリズムを作ることができず、18-0という圧倒的なスコアで敗北を喫した。
令和6年関東学生ホッケー春季リーグ
4/7(日) 11:50試合開始 @大井ホッケー場メイン
| 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
慶大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
山学大 | 5 | 2 | 6 | 5 | 18 |
スタメン
GK 斉木はるな(経4・慶應女子)
FB 金子桃子(法4・田園調布雙葉)、山岡怜奈(法4・Dwight School London)、笹山美由希(法4・桐光学園)、西潟遥(経3・International School of Düsseldorf)
MF 岩越美佳(法3・慶應女子)、村岡咲音(商4・慶應女子)、久井玲香(商4・Dwight School London)
FW 曽我部千紗(法4・Fleetwood Park Secondary school)、尾関恵真(経3・慶應湘南藤沢)、吉田朱里(総3・都立桜修館)
春の穏やかな天気に恵まれ迎えた2024年度の春季リーグ第1戦。今年も宿敵・早大、絶対王者・山学大とグループを同じくし、昨年度の雪辱を果たしたい慶大は山学大との対決で幕が開かれた。
慶大ボールで試合開始。山学大の攻撃を、FB金子桃子(法4・田園調布雙葉)や西潟遥(経3・International School of Düsseldorf)らが中心に防ぐも、3分に先制点を許してしまう。7分にも点を決められると、10分、11分には立て続けにPCを決められ、あっという間に4点を奪われる。それでも、GK斉木はるな(経4・慶應女子)が浮いたボールを左手で止める好セーブを見せ、慶大は一丸となり山学大の猛攻を凌ぐ。しかし、第1Q終了間際にシュートを決められ、序盤から5点を失う試合展開となった。
第2Q開始早々山学大は猛攻を見せるも、GK斉木が好セーブでシュートを阻止。直後のPCでも得点を許さず、防戦を続けるが、開始9分にはPCで得点を許し、そしてその1分後には相手FWにもゴールを奪われた。
エンドが変わった後半。慶大は序盤から積極的に相手陣地へ攻め入り、ゴール付近まで迫るも、相手の守備を崩せない。山学大にパスをカットされ、ドリブルで攻め込まれてしまい、3点を失う。第3Q終盤、GK峰岸佳子(商2・慶應女子)は新たに3点を失ってしまうも、相手のPCを防ぐ好プレーを見せる。
第4Qに入り、山学大の攻撃は止まらず2分と4分に立て続けに得点を許す慶大。5分には慶大のGK斉木が相手MFのシュートを右足で見事に止めるが、その後も連続して3点を決められる。13分にはPCからの浮いたボールを好セーブで防ぐも、得点の嵐は続き、試合は18ー0で慶大の完敗に終わった。
一度もゴールネットを揺らすことなく終わった絶対王者・山学大との開幕戦。慶大のちょっとしたパスミスを見逃さない、山学大の圧巻とも言える攻撃は、実力差を見せつけられた。しかし、試合を通して慶大はGK斉木をはじめとした守備面での好プレーも見られた。
次戦は東伏見に乗り込み、上位進出をかけた宿敵・早大との大一番。今試合を無得点で終えた悔しさを晴らすためにも、攻撃陣の奮起に期待し、チーム一丸となり勝ち点3を獲得してほしい。
次戦 春季リーグAプール第2戦 4/21(日) 15:00~ vs早大 @早稲田大学東伏見グラウンド
▽以下、選手コメント
FB笹山美由希(法4・桐光学園)選手
——今日の試合を振り返っていかがですか?
山学はもともとすごく強い相手なので、守備が中心になる試合展開になるとは分かってはいましたが、自分たちのちょっとしたミスやセットの遅さなど本来防げた失点をしてしまったことが大きな反省点だと思います。自分たちが多く守備につくと思っていたからこそ、攻められないだろうと感じながら攻撃してしまい、もう少しチャレンジできたなという部分も反省点だと思っています。
——次戦の早大戦に向けた意気込みをお願いします!
再来週の早稲田はまだ格上にはなりますが、早稲田に勝つには得点しなくてはならないので、守備から得点まで繋げられるよう残り2週間、攻撃力を上げていけたらと思います。
(取材:宇田川志乃、岡里佳)