5月11日より本選が行われている関東学生テニストーナメント。5Rではシングルスの選手が全て敗退となったが、残ったダブルス菅谷・有本ペアが勝利。優勝までまた一歩近付いた。
2024年関東学生テニストーナメント 本選5日目
5月16日(木)@有明テニスの森
♢試合結果♢
男子シングルス | ●下村亮太郎(法4・慶應) | 0{3−6、4−6}2 | ◯田中佑(筑波大) |
| ●有本響(総3・慶應) | 0{4−6、5−7}2 | ◯鈴木久統(明大) |
女子シングルス | ●西飛奈(環3・白鵬女子) | 0{2−6、3−6}2 | ◯鈴木渚左(明大) |
男子ダブルス | ◯有本響・菅谷優作(慶應) | 2{6−4、7−5}0 | ●山本律・高妻蘭丸(筑波大) |
♢男子シングルス♢
●下村亮太郎(法4・慶應) | 0{3−6、4−6}2 | ◯田中佑(筑波大) |
主将下村は筑波大のエースと激突。ボレーなど相手選手に果敢に攻め込むも、相手選手に翻弄され苦戦を強いられたことで、そのままストレートで敗北した。
●有本響(総3・慶應) | 0{4−6、5−7}2 | ◯鈴木久統(明大) |
有本は第1セット、第2セットと相手にペースを掴まれたまま試合が展開する。最終ゲームでは0―40とストレートで負けるピンチとなるもそこから粘り、30−40まで持っていく。しかし相手に一歩及ばずタイブレークに持ち込めなかったことでそのままストレートで敗北した。
♢女子シングルス♢
●西飛奈(環3・白鵬女子) | 0{2−6、3−6}2 | ◯鈴木渚左(明大) |
ここまで相手のネットボールを果敢に拾うなどフットワークを活かした試合を展開していた西だったが、今回はそのフットワークが活かせず苦戦する。最後まで走り切るもストレートで敗北となった。
♢男子ダブルス♢
◯有本響・菅谷優作(慶應) | 2{6−4、7−5}0 | ●山本律・高妻蘭丸(筑波大) |
シングルスが敗退し、慶大を背負った有本・菅谷ペア。第1セットは菅谷のバックハンドや有本のボレーが相手にうまく刺さり、二人の前陣でのスライスによる揺さぶりからの有本のボレーで決めた。
第2セット序盤はうって変わって相手ペースで進む。4ゲームを連取されピンチに陥るが、有本がリターンエースで得点を奪ったところから反撃が始まる。バックボレーなど積極的な攻撃で3ゲームを連取すると、ゲームカウント4−5に菅谷の3連続でのサービスエースによってゲームカウントが5−5に追いつく。第11ゲームでは有本のスマッシュや菅谷のバックボレーが刺さり、最終12ゲームはサービスエース3連からの有本のボレーで締め、準決勝に進出した。
♢選手コメント♢
下村亮太朗選手
――今試合の感想
今回の相手がジュニアの時から全国チャンピョンと強いことは分かっていましたが、その中でも相手にパワーで押されたり、自分の弱点を詰められたり、逆に自分が相手の弱点を狙えなくて主導権を握れない瞬間が続いていたので、そこを打破できなかったのが悔しいというのが正直な感想です。
――今大会でよかった点
今回は就活などで自分に自信のない状態で大会に望みましたが、そういった中でも勝ち切るところは勝ち切っていたのは、4年生らしい戦いができたと自信になったと思います。
――早慶戦の意気込み
早慶戦という伝統的な戦いで負けられないのでそこはチーム一丸となって戦い、自分は単複と出場するのでそこで2連勝を掲げたいです。
西飛奈選手
――今試合の感想
今日の試合は全体的に相手に主導権を握られていて、相手の方が実力が上だったなと感じますし、全体的にレベルアップしなくてはと感じました。
――今大会でよかった点
自分の武器である粘り強さ、攻守の見極めや緩急の付け方などが今大会ではよかったなと感じています。
――早慶戦の意気込み
早慶戦は慶應がチャレンジャーになると思いますが、しっかりチーム一丸となって勝てるよう頑張っていきます。
有本響・菅谷優作選手
――今試合の感想
菅谷:第1セット序盤で自分たちがたくさんブレイクできてサーブの調子も良かったので、その中で第1セットは奪うことができ、第2セットでは序盤から相手が流れを変えようとしたところで自分たちにミスが出てしまいましたが、そこから切り替えて自分たちの前に出て戦うスタイルが貫けたことが最後少しの差になったのかなと思っています。
有本:第1セットは自分たちの理想の形で取れましたが、第2セットの出だしはまだまだ課題があると感じました。しかしここで第3セットまで行かずに勝てたのは自分の自信にしていいかなと感じました。
――次戦の意気込み
菅谷:しっかり自分たちのやるべきことを考えてしっかり勝ちに行けるようチーム一丸となって頑張ります。
有本:リーグで当たる可能性のある相手なのでしっかりここで勝って自分たちが勢い付けるように頑張っていきたいと思います。
(取材:岡澤侑祐)