【庭球(男子)】「悔しい結果」日大に敗れ「王座」進出叶わず 下村率いるチーム慶應の戦いに幕 後輩たちに“王座奪還”を託す/2024年関東大学テニスリーグ 第5戦vs 日大

庭球男子

「日大戦に勝てば。」この試合に勝利すれば「王座」進出の可能性も残る、リーグ最終・日大戦。ここまで4戦全勝と勢いに乗る日大相手に、ダブルスは3本全てで第3セットの10点タイブレークに突入。ダブルス全勝でシングルスに弾みをつけたいところだったが、ダブルスは1勝に終わる。シングルスでは、S1の主将・下村がセットカウント1ー2の健闘も、5本はストレート負け。ダブルス1ー2、シングルス0ー6、計1ー8で日大に敗れ、「王座」進出は叶わず。「王座」連覇の夢も、ここで途絶えた。4年生は、個人戦を残す選手を除き、本リーグ戦がラストマッチとなった。

 

2024年関東大学テニスリーグ 第5戦 vs 日大

9月7日(土)@慶應義塾大学日吉キャンパス蝮谷テニスコート

 

♢試合結果♢

慶大 ●1{D1-2、S0-6}8〇日大

 

※ダブルス:3セットマッチファイナルスーパータイブレーク(最終第3セットは10ポイントタイブレーク制)

  D1

下村亮太朗(法4・慶應)・高木翼(総4・関西)

●1{5ー7、7ー5、4ー10}〇2                                            

齋藤成・髙悠亜

  D2         

有本響(総3・慶應)・菅谷優作(法3・慶應)

〇2{1ー6、6ー0、12ー10}●1 

石垣秀悟・小泉毅

  D3    

脇坂留衣(環4・興國)・眞田将吾(環2・四日市工業)

●1{3ー6、6ー3、8ー10}〇2    

丹下颯希・高畑里樹

  ※シングルス:3セットマッチ 

  S1  

下村亮太朗(法4・慶應)

●1{3ー6、7ー5、3ー6}〇2

髙悠亜

 S2

ジョーンズ怜音 (総1・第一学院四日市)

●0{2ー6、0ー6}〇2

丹下颯希

 S3

菅谷優作(法3・慶應)

●0{2ー6、6(1)ー7}〇2

小泉毅

 S4

脇坂留衣(環4・興國)

●0{0ー6、2ー6}〇2

石垣秀悟

 S5

有本響(総3・慶應)

●0{1ー6、1ー6}〇2

手嶋海陽

 S6

安藤凱(法1・慶應)

●0{2ー6、3ー6}〇2

田岡大知

 

※以下、試合終了順に掲載

♢ダブルス♢

  D2      

有本響(総3・慶應)・菅谷優作(法3・慶應)

〇2{1ー6、6ー0、12ー10}●1                                   

石垣秀悟・小泉毅

第1セット、D2の有本・菅谷ペアは日大の鍛え抜かれたコントロールショットに苦戦。ゲーム内では競った展開もみられたが、差し込まれて甘くなった球をノータッチエースで仕留められるなど、隙のない日大ペアのプレーを前にゲームを奪えず。立ち上がりから5ゲームを連取され、そのまま1ー6で1セットダウン。それでも、セットブレイクを挟んで有本・菅谷が形成逆転。第2セットは、有本のサービスゲームキープで始まると、有本のコースをついたナイスリターンから、菅谷が“壁”のように前で決め切るなど、良い形でポイントを重ねて脅威の6ゲーム連取。6ー0で第2セットを制し、ファイナルセットの10点タイブレークへと持ち込む。慶大ペアがネットプレーでポイントを奪えば、日大ペアは絶妙なコースを狙い打ち。両者が互いに強みを発揮し、ハイレベルなゲームが展開される。9ー9の場面では、有本のレシーブがアウトとなり相手にマッチポイントを握られるが、有本のサービスと菅谷のネットプレーで3連続ポイントを奪い、12ー10。白熱したゲームの軍配は、慶大の有本・菅谷ペアに上がった。

試合後に笑顔で握手する菅谷・有本(手前順に)

 

  D3         

脇坂留衣(環4・興國)・眞田将吾(環2・四日市工業)

●1{3ー6、6ー3、8ー10}〇2                                        

丹下颯希・高畑里樹

D3の脇坂・眞田ペアは、第1セットの第2ゲームでブレイクを許すも、すぐにブレイクバックで3ー3のイーブンとする。続く第7ゲームを日大ペアがキープし、迎えた3ー4の場面。攻めのプレーでのミスが重なり3ー4からブレイクを許すと、そのまま3ー6で第1セットを落とす。第2セットも3ー3のイーブンとなるが、今度は良い形でポイントを重ねて3ゲームを連取。6ー3で第2セットを制し、ファイナルセットに繋げる。10点タイブレークの第3セットは、脇坂のハイボレーや粘り強いラリーで3ー1とリードするが、慶大ペアのミスが続き3ー5と逆点される。眞田がドロップショットなどでポイントを奪い、追い上げを図るが、攻めたショットは惜しくもアウトで8ー10。あと一歩のところで決定力を欠き、悔しくも3ー6、6ー3、8ー10で敗れた。

惜しくもフルセットの末に敗れた

 

 D1 

下村亮太朗(法4・慶應)・高木翼(総4・関西)

●1{5ー7、7ー5、4ー10}〇2                        

齋藤成・髙悠亜

D1の下村・高木ペアの試合は、第1セットから両者の意地がぶつかり合い、拮抗した展開に。下村のサービスやネットプレー、高木のフォアハンドが光りブレイクに成功するも、日大ペアがすぐさまブレイクバック。両者一歩も譲らぬまま5ー5のイーブンを迎える。第11ゲームは、慶大ペアのリターンエースで40ー15とするが、2度のブレイクポイントを活かせず。デュースの末に、このゲームを落とす。5ー6で迎えた高木のサービスゲームも、40ー15のリードから一転。日大にブレイクを許し、5ー7で1セットダウン。第2セットは、5ー5の第11ゲームでブレイクに成功すると、今度は高木のサービスゲームをキープしてセットカウント1ー1。ファイナルセットは、高木のフォアハンドのリターンエースで先制するが、相手のコントロールショットに加えて慶大ペアのミスも目立ち、4ー10でゲームセット。5ー7、7ー5、4ー10で、下村・高木ペアの最後の戦いは悔しくも敗北に終わった。

高木・下村ペアのラストマッチだった

 

♢シングルス♢

  S5

有本響(総3・慶應)

●0{1ー6、1ー6}〇2

手嶋海陽

S5・有本の相手は、8月の2024年全日本学生テニス選手権大会(以下、インカレ)のダブルス決勝でも顔を合わせた、日大の手嶋。序盤からコートを広く使ったラリー戦が繰り広げられ、フットワークの見せどころとなる試合に。緩急のあるラリーで揺さぶりをかけるも、ライン際への精度の高いストロークにうまく対応できず、第1セットを落としてしまう。続く第2セットは、ナイスサーブを連発して第1ゲームをキープ。その後は、前セット同様に緩急のついたラリーを展開。有本は、相手に走らされながらもドロップショットを上手く拾い、コートの対角線上に鋭いフォアハンドを打ちこむなど、随所で対応力を発揮するもゲームを奪うことができず。1ー6で第2セットも献上し、1-6、1-6で日大・手嶋に敗北した。

フォアハンドを打ち抜く有本

 

  S3

菅谷優作(法3・慶應)

●0{2ー6、6(1)ー7}〇2

小泉毅

S3の菅谷は、強烈なフォアハンドで第1ゲームからブレイクに成功。勢いそのまま試合を優位に運びたいところだったが、直後にブレイクバックされてしまう。第4ゲームではストロークでのアウトが嵩み、40ー30からブレイクされて1ー3。その後も、40ー0などゲーム内ではリードしながらもゲームを勝ち取ることができず、2ー6で第1セットを落とす。第2セットは、前後に揺さぶられながらも、相手の逆をつくスマッシュやパッシングショットで着実にポイントを奪い3ー3。さらに、サービスゲームではノータッチエースを奪うなど、一進一退の攻防を繰り広げる。そして、5ー5で迎えた相手のサービスゲームでは、ベースラインギリギリの深いストロークで相手のミスを誘うなど、プレッシャーをかけて40ー0。相手のダブルフォルトでラブゲームとなり、大きなブレイクに成功する。しかし、直後のサービスゲームでブレイクバックされ、6ー6タイブレークへ。タイブレークでは、日大・小泉の性格無比なコントロールショットに圧倒されて0ー6。一度は相手のマッチポイントを凌ぐが、最後は相手のサービスエースでゲームセット。第2セットでは菅谷が粘りをみせたが、2ー6、6(1)ー7で日大の小泉に敗れた。

菅谷のサービスエースが光った

 

  S6

安藤凱(法1・慶應)

  ●0{2ー6、3ー6}〇2

田岡大知

S6は、1年生ながら、シングルスではリーグ戦全試合出場となった安藤。S6の試合は 第1ゲームからラリー戦となり、第3ゲームでは7度のデュースに。決め球のドロップショットが甘くなり相手のチャンスボールになるなど、あと1ポイントを決め切ることができず。0ー3で、いきなり3ゲームを追う展開となる。それでも、トップスピンのかかったエッグボールで相手のミスを誘い、さらには相手のバックハンドを集中的に狙うなど攻めの姿勢を崩さず、2ー4と追い上げを図る。自身の強みだと語っていたフォアハンドのエッグボール、さらにフォアハンドの逆クロスから前に詰め、良い形でポイントを重ねるが、2ー6で第1セットを落とす。続く第2セットは、強烈なフォアハンドが光り2ー0と幸先の良い立ち上がりをみせる。しかし、徐々に追い上げられて相手のペースに。3ー3のイーブンから2度のブレイクを許し、3ー6。安藤にとって初めてのリーグ戦は、2ー6、3ー6で幕を閉じた。

1年生ながらリーグ戦全試合を戦い抜いた安藤

 

  S4

脇坂留衣(環4・興國)

●0{0ー6、2ー6}〇2

石垣秀悟

S4の脇坂は、同じく4年生の日大・石垣との試合に挑んだ。左右に揺さぶられるラリー戦の中で、脇坂は積極的にダウンザラインを狙い、攻めの姿勢をプレーで体現。しかし、ゲーム内ではリードしながらも逆転される展開が目立ち、第1セットを0ー6で落とす。第2セットも激しいラリーが続き、ゲームカウント0ー5と追い込まれるが、第6ゲームをキープすると、続く第7ゲームをブレイク。第8ゲームは、粘り強くコースを打ち分けて相手のミスを誘い40ー15と大きくリードしながらも、デュースの末にこのセットを落として2ー6。脇坂は、0ー6、2ー6で日大・石垣にストレート負けを喫した。

試合後には悔しさを滲ませた脇坂

 

  S2

ジョーンズ怜音 (総1・第一学院四日市)

●0{2ー6、0ー6}〇2

丹下颯希

S2のジョーンズが対戦したのは、今年のインカレで準優勝の丹下颯希。立ち上がりから日大・丹下のペースに呑み込まれたジョーンズは、立て続けに5ゲームを連取されて0ー5。後がなくなったジョーンズだが、サービスエースや粘り強いラリーで相手のミスを誘うなど意地をみせ、2ー5。第8ゲームも、相手を左右に揺さぶりフォアハンドのダウンザラインを叩き込むなど攻めのプレーを続けるが、40ー15からブレイクを許して2ー6で第1セットを落とす。続く第2セットも、ラリー中のアンフォースエラーや、ダウンザラインを狙った攻めのプレーでのアウトが目立ち0ー3。第4ゲーム以降はラリー中のミスが減り、ゲーム内で先行する場面も多くなったが、インカレ準優勝の丹下に終始圧倒され0ー6でゲームセット。2ー6、0ー6で悔しい敗北となった。

ポイントを決めて喜ぶジョーンズ

 

   S1 

下村亮太朗(法4・慶應)

●1{3ー6、7ー5、3ー6}〇2

髙悠亜

S1・下村の相手は、シングルスでインカレ王者に輝いた髙悠亜。ノータッチエースをとれる精度の高いサービスが強みの下村だが、第1ゲームから相手にブレイクを許してしまう。それでも、しっかりと立て直してサービスゲームをキープし1ー3。第5ゲームのデュースでは、フォアサイドに走らされ体勢を崩しながらも、クロスのパッシングショットでノータッチエース。下村は、このスーパープレーでアドバンテージを握り、会場を大きく沸かせる。そして最後は、得意のバックハンドからスマッシュを決め、第5ゲームをキープ。しかし、相手のサービスゲームをブレイクすることができず、3ー6で第1セットを落とす。この日も第2セットの途中で他の試合が全て終了し、蝮谷にいる全員が1番コートに集まり、S1の試合の行方を見守る。第2セットは互いにサービスゲームをキープし、両者譲らぬ展開で5ー5。迎えた第11ゲーム、トップスピンの効いたフォアハンドでリターンエースを奪うなど、下村が精度の高いストロークで大きなブレイクに成功する。続くサービスゲームは、サービスのノータッチエースでポイントを重ねると、最後は外に逃げる強烈なサーブから甘く浮いた球を前でしっかりと決め切り7ー5。試合はファイナルセットに突入する。運命の第3セット、下村は得意のサーブとバックハンドで好プレーを連発するが、第6ゲームでブレイクを許すと、そのまま3ー6でゲームセット。インカレ王者の髙を相手に下村も互角の戦いぶりをみせたが、1ブレイクが勝敗を分け3ー6、7ー5、3ー6で惜敗した。

スーパープレーで会場を沸かせた主将・下村

                                

                               (取材:梅木陽咲、長掛真依)

 

 

♢選手コメント♢(最後のリーグ戦を戦い抜いた、4年生の3選手にお話を伺いました!!)

主将・下村亮太朗選手(法4・慶應)

ーーダブルスは今日もフルセットでしたが

自分たちのテニスとしては良いプレーが出来たんですけど、今回のリーグ戦通してファイナルセットに入った試合は全部負けてしまったので、勝負強さというところがダブルスでは発揮できなかったのが後悔かなと。悔しい思いです。

 

ーーシングルスは第2セットを勝ち取ってファイナルセットまで粘りました

 相手はインカレチャンピオンで格上だったので、思い切ってできた部分はあって。法政戦で出来なかったサーブとバックで攻めるということは出来てたんですけど、最後大事なところでポイントを取り切れなかったり、相手のブレイクポイントで自分のリターンを振り切れなかったところで、紙一重のところで勝ち切れなかった部分があって。良いプレーはしてたんですけど、悔しい結果に終わってしまいました。

 

ーー追い込まれた場面でもしっかりと振り切れていました

 やっぱり縮こまってしまった方がポイントが取れないので、そこは思い切ってやっていこうと決めていたので。自分はそういうプレースタイルなので、そういう振り切ったプレーが出来たのかなと思います。

 

ーー主将、S1、D1としてリーグ戦を戦い抜きましたが、振り返っていかがですか

正直、 自分たちが1年生の頃から見てきた主将像だったり、S1像というところと、自分は遠かったなと。今まで圧倒的なエースの存在がいて、自分はそこにはなりきれなかったんですけど、チーム慶應のS1だったり主将として戦えたことは誇りに思います。

 

ーー試合は今日がラストマッチということで。庭球部での4年間を振り返って、何を感じますか

個人では試合に出るつもりはないので、テニスは引退かなと思います。本当に良い思いをすることができたなというところで、26年ぶりに早慶戦で勝ったり、46年ぶりに日本一になることができて、本当に恵まれた代でテニスをすることができたなと感じています。

 

ーー後輩へのメッセージをお願いします!

自分たちが成し遂げられなかった王座優勝を再び成し遂げてほしいなと思います!

 

 副将・高木翼選手(総4・関西)

ーーダブルスを振り返っていかがですか

 やっぱりこのリーグ戦通じてファイナルセットを勝ち切れていなかったので、ストレートで終わらせたい気持ちはあったんですけど、そこが終わらせられなかったというところが一つ大きな敗因かなというところです。ファイナルセットでは、簡単なミスがすごく多くなってしまって、そこで相手に心の余裕を与えてしまったところも自分たちが負けてしまった原因なのかなというふうに考えています。

 

ーー副将、D1、初戦はS6としてもリーグ戦を戦い抜きましたが、振り返っていかがですか

正直、全然勝てていなくて。ダブルスだけで言うと1勝4敗で、シングルスは1回出て負けてしまって、本当にチームに迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちが大きいかなというところはあるんですけど。来年こそは、D1に今回D2で出ていた有本・菅谷(=総3・有本響、法3・菅谷優作)が上がってくると思うので、上が勝つことがいかに重要かということを知ってもらうことができたかなというふうに思うので、そこは来年意識して頑張ってもらいたいなと思います。

 

ーー今後は個人戦に出場されますか?そこまでにどう修正していきたいですか

そうですね。個人戦は関東学生と、もしかしたらインカレインドアという試合に出るかもしれないです。ダブルスはまた違うペアで出ることになるとは思うんですけど、そうなった時にも自分の武器であるフォアとボレーというところでいかに相手にプレッシャーをかけられるかというところが重要になってくるのかなと思うので、そこをあと1ヶ月くらいあるのでもう一回磨いてチャレンジできればと思います。

 

脇坂留衣選手(環4・興國)

ーーダブルスを振り返っていかがですか

これまでの4戦に比べて今日は結構暑くて、だいぶ体力的にしんどいところがありました。最後ということで全力で戦ったんですけど、やはり相手の方が一つ上回ったのかなと。

 

ーーシングルスはいかがでしたか

相手は同じ4年生だったんですけど、ちょっと手も足も出ないくらいボコボコにされて、あまり感想が出て来ないんですけど…。何も出来なくて悔しいです。

 

ーーここまでシングルス・ダブルスともに全試合出場。リーグ戦全体を振り返っていかがですか

正直、自分はリーグ戦に出られるか出られないかぐらいのポジションだと思っていたんですけど、監督やコーチの方が選んでくれて全試合に出場できて。やっぱり出る前よりも成長できましたし、応援される中でプレーするというのはありがたい時間だったなと思いました。

 

ーー今日がラストマッチということで。庭球部での4年間を振り返って、何を感じますか

3年生のときに怪我をして、1年間くらい試合に出られてなかったんですけど、それを経て最後こうやって4年生として全部出場できたというのは良かったです。これで終わってしまうのは寂しいんですけど、一つの区切りとして(大学テニスは)終わりになります。

 

ーー後輩に向けてメッセージをお願いします!

自分たちがいなくなって寂しいと思うけど、頑張ってほしいです(笑)。

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