【ラクロス(女子)】1点に泣く 反撃及ばずFINAL進出を逃す/第36回関東学生ラクロスリーグ第5戦vs日体大

女子ラクロス

早くもリーグ最終戦となった今試合。藤岡杏(法3・慶應女子)がゴールを決めるもその後は立て続けに2点を決められ、前半を1−4で折り返す。後半、秋山美里(環3・日本大学)がFSを決めて1点を返すことに成功すると村山遥(経3・慶應湘南藤沢)、片岡采香(経4・慶應湘南藤沢)もゴールを決め4ー5と1点差に詰め寄る。しかし終了間際に1点をとられ4ー6に。最終第4Qでは秋山が2得点目を挙げ再び1点差にするも、2連続ゴールを許しここで試合終了。5ー8で敗れた慶大は、昨季に続きリーグ最終戦を黒星で終えた。

9月22日(日)11:40 試合開始 

@大井ホッケー競技場・サブピッチ 

♢スタメン♢

AT#3  秋山美里(環3・日本大学) 

AT#11 片岡采香(経4・慶應湘南藤沢) 

MF#4  山根里華(環4・慶應湘南藤沢) 

MF#19 澤田彩子(文3・品川女子学院) 

MF#71 三好香奈(政3・慶應女子) 

DF#8  寺岡里紗(文4・慶應女子) 

DF#14 松尾美咲(法4・慶應湘南藤沢) 

DF#64 大貫有澄(理4・洗足学園) 

DF#95 林田あさ乃(法4・白百合学園) 

G #1  古川琴音(法4・Life Preparatory Academy) 

 

♢得点♢

 

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

日体大

慶大得点者

藤岡

 

秋山美、村山、片岡

秋山美

 

9/14(土)に行われた中大vs日体大の一戦は、7ー3で中大が勝利し中大・日体大・慶大が勝ち点12で並ぶ三つ巴の戦いとなった。この場合、当該校間の得失点差によってFINAL4進出が決まるルールとなっている。先に2校との戦いを終えた中大の得失点差は慶大⚫️−1、日体大⚪️4により、3となっている。(慶大の得失点差は1、日体大は−4)

 

この結果、慶大が今試合に勝利または引き分けるとブロック1位でFINAL4進出(2位中央大)。負けても2点差に抑えるとブロック2位でFINAL4進出となる(1位中央大)。両校にとって「3」点差が明暗を分ける一戦のスタンドには観客が詰め掛け、立ち見客が出るほどの熱狂ぶりだった。

 

序盤から日体大の猛烈な攻撃に対し、慶大も負けじと圧のある守りをするがファウルを取られ、相手にゴールを許し0ー1に。その後もなかなか相手の攻勢が衰えず、再びファウルを取られるピンチの中、守護神・古川琴音(法4・Life Preparatory Academy)のセーブにより、一気に流れは慶大に。パスワーク多めで慎重に攻撃を仕掛けるタイミングを伺っていると7分、藤岡のゴール裏からのシュートにより、1ー1と試合を振り出しに戻す。終盤、パスミスにより速攻を仕掛けられるとそこからゴールを許し、1ー2とされる。それでも慶大は粘り強いディフェンスにより、追加点を許さず第1Qを終える。

藤岡に駆け寄る選手たち

第2Qは慶大にとって厳しい15分間となった。序盤から何度も相手ゴール前に迫るも、相手Gのファインセーブに拒まれ得点には結びつかない。流れを引き寄せることができないまま中盤には2点を追加され、1ー4と早くも3点差をつけられる。その後も果敢に攻めるも最終ラインでパスが乱れ、獲得したFSも相手DF陣の好守が光り一度もゴールネットを揺らすことができないまま勝負は後半へと託された。

攻め込まれた慶大

開始早々のドローを奪取すると、獲得したFSを秋山美が決めて2ー4とする。しかし4分、相手にFSを決められ再び3点差に。それでも古川が足元へのシュートを好セーブで止め、なんとか喰らいつく。すると12分、村山がFSを決め2点差に詰め寄ると、その2分後には相手のパスミスを誘った片岡が自陣からドリブルし、シュートまで決めて4ー5とする。追いつき追い越せムードの中、終了間際にFSを決められ4ー6と2点差のまま試合は最後の15分を迎える。

好セーブが光った古川

チーム3点目を決めた村山

堅い守備に苦しめられるもドリブルから得点した片岡

全てが決まる第4Q、慶大は早々に攻撃を仕掛ける。藤岡が秋山美へ巧みなパスを出すと秋山美は背面でボールをキャッチしシュートするも、相手Gに阻まれる。その後も片岡を中心に攻撃を展開するが、相手Gも調子を上げていき中々得点に結びつかない。それでも慶大がボールを支配し続けついに6分、片岡がシュートを放ち、5ー6と1点差に。しかし終盤に迫るにつれ、負けられない相手の勢いが加速していくと、再びファウルからゴールを許し、5ー7とされる。パスもインターセプトされるなど苦しい状況が続き、残り5分、相手に追加点を許してしまい5ー8と運命分かれる3点差に。「あと1点を決めてやる」との執念で最後までボールを追い続けた慶大であったが、ここで無念のホイッスル。昨年度全国覇者にあと一歩届かず、5ー8で今季の幕を閉じた。

最終Qで攻守共に躍動した片岡

FINAL進出をかけて両校の意地がぶつかった今試合。慶大は序盤から攻撃を仕掛けるもことごとく相手Gの好セーブにあいゴールネットを揺らすことができなかった。敵ながら慶大が2点差に詰め寄ってからの日体大の勢いは凄まじく、何度もゴール前でパスを回され正確なシュートを叩き込まれてしまった。1点の重みを知ることとなった今試合は今後の慶大ラクロス部をさらに成長させてくれることとなるだろう。来年こそはFINAL進出はもちろん、悲願の「日本一奪還」を目指して頑張ってほしい。

 

(記事、撮影:和田里咲、岡里佳)

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