開幕戦となった前回の一橋大戦では勝利するも課題も多く残ったユニコーンズ。この日はアミノバイタルフィールドで神奈川大を迎えての一戦となったが、この日も画した相手に前半ミスが目立ち苦戦。後半は持ち直すも、まだまだ仕上がりに不安の残る試合となった。
9月18日(日) 秋季リーグ戦 慶大-神奈川大 @アミノバイタルフィールド 14:00 K.O
得点 | ||
慶大 | 一橋大 | |
7 | 1Q | 3 |
3 | 2Q | 0 |
14 | 3Q | 0 |
7 | 4Q | 7 |
31 | 合計 | 10 |
1Q、開始早々試合が動いた。2分、神大の1stDownからのパスをDB臼田(商3)がインターセプト。ビッグプレーが飛び出し、そのままTDで幸先良く先制する。しかしその後は神大にパスを通され、徐々にゲインを許すと、4分にFGを決められ4点差に迫られる。差を広げたい慶大は7分、RB梅田(総4)がゲインし、敵陣10yからの1stDownを獲得。TDの最大のチャンスが訪れる。ところが3回の攻撃でTDを奪うことができずに迎えた残り2yからの4thDown。慶大はここでギャンブルを選択する。しかし神大LBのタックルを前にゲインすることはできず、1Qが終了した。
2Q、突き放したい慶大だったが、1Qからの悪い流れを止められず、神大にパスを通される苦しい展開に。しかし7分に神大が危険なタックルによりペナルティを取られると徐々に流れは慶大へ。直後の1stDownではQB徳島(政4)のランプレーが飛び出すと、9分にはWR吉田幸(法2)のゲインで敵陣28yからの1stDownを獲得。さらに次の攻撃で9yゲインして迎えた3rdDown。QB徳島が狙ったタッチダウンパスはWR齋藤(経4)に渡ったかに見えるも、強い流れに流されファンブル。結局この攻撃シリーズではDB加藤(経4)がFGを狙い、これが成功。10-3で前半を折り返した。
立て直したい3Q。慶大はRB小平(商4)と梅田の中央突破を軸に攻撃を組み立てる。そんな中、じわりじわりとゲインし迎えた5分、残り9yから徳島がランプレーからTD。さらに加藤のキックも成功し、リードを14点に広げる。さらに攻撃の手を緩めない慶大は8分、敵陣45yで徳島からWR冨沢(総3)にロングパスが通り、そのままTD。前半と打って変わって、力の差を見せつけた慶大が21点のリードを奪い、3Qでほぼ試合を決めた。
次戦に向けて良い流れで試合を終えたい4Q。ところが序盤から苦戦を強いられてしまう。2分、ランプレーで残り1yまでゲインされると、痛恨のTDを許してしまう。さらにその後の慶大の攻撃シリーズも活かせず、攻め手を欠く展開に。それでも徳島のランプレーを中心に徐々に流れを掴むと、終了間際に徳島のランプレーでTD。試合はそのまま31-10で終了した。
結果は31-10と快勝も、前半は10-3と苦戦した慶大。さらに格下相手の開幕2戦でどちらもTDを許すなど、ディフェンス面での課題も多い。しかしチームはまだ発展途上の段階だ。この2戦で出た課題をどれだけ修正できるのか。次戦・拓殖大戦に期待がかかる。
By Daiki Yamamoto
コメント