【アメフト】全国大会直前! 〜UNICORNS Prideの可能性〜 第1弾/主将・石塚大揮

アメフト

アメリカンフットボール部UNICORNSは、11/23(土)に開幕する全日本選手権大会へ出場が決定しています。そこでこれに合わせ、アメフト部員の皆さんにインタビューを行いました。

第1弾は頼れる主将・石塚大揮(経4・慶應)です!

 

石塚大揮(いしづか だいき)背番号75

ポジション:オフェンスライン/ディフェンスライン

 

ーー全国出場決定おめでとうございます。率直なお気持ちを
「救われた」って感覚が一番強いです。自分たちの勝利で実質もぎとったわけではなく、法政が立教に勝ったおかげで私たちはPSに進めましたので。嬉しいんですが、助けられた感覚、なんというか、幸運だったなと感じます。

タッチダウンした久保宙を抱えて喜ぶ石塚

 

ーー秋シーズンを振り返って、何点をつけましょうか?
70点。まず初戦の早稲田戦で落ち着いた状態で試合をできなかったこと。浮き足立ってしまった状態で初戦に挑んだために、自分たちのやりたいことができなかったのが初戦です。その後明治・立教と格上を相手に、崖っぷちの気持ちで、なんとかまとまって勝利をもぎ取れたのはよかったと思います。ただし法政東大には負けてしまって。法政に関しては感触は悪くなかったんですが、東大は最悪でした。これは我々の反省でも挙がったんですが、安定していたというよりは、今までの勝ちを獲得できていたのが上振れだったと認識できたかなと思いました。東大戦、負けてはいけなかった試合を負けたのはチームとしても私個人としてもショックでした。そういう意味を込めて70点ですね。

ーー今年のチームスローガン「Pride」の意味、選定理由は
アメフトはポジションが複雑に分かれていて、ここまで専門性に特化しているスポーツはないと思っています。例えば足が速いだけのやつ、自分のようにでかいだけで足が速くないやつとかですね。他のスポーツは万能な選手が目立ちますが、アメフトは逆で、長所を生かしていけるスポーツです。その長所や専門性、自分の役割に誇りを持っていけるようにPrideという目標にしています。これは選手だけでなく、スタッフ・マネージャーも同じですね。

 

ーーキャプテンが注目する、今季もっとも成長した選手は
かなりいっぱいいますし、みんな変わったなと思いますが、玉川雄基(環4・都駒場)くんですね。理由は、3年生までリーダー役もやっていなく、自分のプレーに集中して貢献していこうというタイプだったのですが、ディフェンスリーダーが交代して彼になったのもあって、秋シーズンから特に自分以外のディフェンダーに働きかけていたところも練習中に見ますし、チーム全体に対してもパッションあふれる言動の熱が伝播して、ディフェンスユニットとしていい感じになっていると思うので、玉川を選びますね。

玉川雄基 キッカーとしての出場経験もありながら、今季はディフェンスの要として急成長

ーー秋リーグ期間、チームが変わったきっかけはどのタイミングか?
優劣つけ難いですが、明治戦前だと思います。早稲田戦が終わり、その後の反省で、2週間で治せることをピックしていきました。技術の反省は限られている中で、自信もってやり遂げたことを作り、自信を持って明治戦に臨みたい。ハドルを11人で組む時に大きい声をちゃんと出して早くセットするであったり、徳を積むとか。できることを一つずつ毎日やろうというので、掃除を毎日しようと決めたりしました。自分たちのプレーや日常についても自信をつけ、挑んで勝てたのがよかったと思います。

ーーご自身はオフェンスラインというポジション
オフェンスラインは目立たないポジションですし、目立つってことはQBサックをされたり等、「ミスが」目立つという試合ということだと思います。基本的に勝つチームはオフェンスラインは目立たないかなと思います。

ーー慶應キッキングユニットの強み
慶應ほどキックに力を入れてるチームはなかなかないと思っています。リーダーの努力も、時間の割き方もそうです。ベーシックなことが基本的で、相手の弱点を突くプレーはそんなにしないのかなと思います。ですが、慶應は各キックのリーダーがスカウティングをしっかりやって、少ないチャンスで流れを持ってこれるキックを考え、チームに伝達してくれるというのは強みだと思います。

ーー関学戦で「これだけは絶対やり遂げる」という最低ラインはあるか
正直考えたことないですね。個人的には、チーム全体で勝つことが絶対命題。それしか考えてなかったので、負けた時どうこうとは考えていないですが、やはり自分の持てる全てを出し切りたいとは思います。気持ちの面もそうですが、技術面で、プレーを用意したものや、今頑張って用意しているプレーを当たり前に出して、自分たちの「フットボール」をできればなと思います。

 

ーー関西というのは、関東にとっては高すぎる壁か?
ネームバリューでビビってるのもあると思います。TOP8の会見で喋ったことと被るんですが、関東のフットボウラーはそれでビビってるのが多いと思います。ですが、別に「人種が違う」とか、「年齢が大きく違う」というわけでもない、同じ、普通の学生ですから。そういうところに臆しなければ十分戦えると思っています。

 

ーー意気込み・メッセージをお願いします!
相手は日本選手権6連覇中の関学なんですが、臆することなく、慶應UNICORNSが変わった姿を見せつけたいと思っています。春のリベンジもありますので、絶対に勝ちます。
応援のほど、どうぞよろしくお願いします!

「縁の下の力持ち」でチームの勝利を引き寄せる

(記事:東 九龍)

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