アメリカンフットボール部UNICORNSは、11/23(土)に開幕する全日本選手権大会へ出場が決定しています。そこでこれに合わせ、アメフト部員の皆さんにインタビューを行いました。
第4弾はディフェンスとして今季出場機会を増やし、活躍の場を広げる田中凜奔(経2・慶應)です!
田中凜奔(たなか りお)背番号50/95
ポジション:ディフェンスライン
ーー全国出場決定おめでとうございます。率直なお気持ちを
まず一番はホッとしているというところです。法政戦あたりまではほぼ全国大会が確実か、というあたりから東大戦で負けたことで出場が危うくなりまして。もしかしたら全国にいけないのでは?というところから、中央戦に勝ててなんとか切符を掴んだというので、ひとまず安心しています。
ーー秋シーズンを振り返って。何点?
ディフェンスとしては70点くらいですね。理由として、ディフェンスはいい試合と悪い試合が両方ありました。まず、明治・立教戦はディフェンス全体として粘りながら戦えました。エンドゾーンが近くなってもキックの3点に抑えたり、接戦を抑えて勝てたのは良かったと思っています。ただ法政や早稲田はチーム力が大きく、実力差で負けたと思うので。その改善点を含めて、この点数ですね。
ーー今年のチームが始動した時のディフェンスの目標
去年のディフェンスチームはDL鎌田泰成さんやLB松尾修輔さんというスターが2人いて、その穴を埋めるのが大事という話を冬のミーティングでジョルディさん(筒井康裕ヘッドコーチの愛称)にもされました。オフェンスは去年のスターターが残っているが、ディフェンスはそこまで多くないので、その穴を今いるみんなで埋めていかないといけないよ、という話をされたのは覚えています。とはいえ2人分を2人で埋めるのではなく、特別なスターがいない分を全体で埋める意識を持ちました。11人で止めるディフェンスでこの1年を戦ってきました。
ーー今季はインターセプトやファンブルリターンなどビッグプレーも目立つ
ロースコアゲームが多くなるのを予想していたので、流れを持ってくることがキーだと思っていました。その中でオフェンスのタッチダウンだけに任せず、キックやディフェンスでボールを持ってくる意識は春の段階から全員で持っていましたので、その結果がファンブルフォースやインターセプトにつながっているのは非常にいいことだと思っています。
ーー春から1年間プレーできたことの影響
春シーズンの試合数を稼げたというのはディフェンスにとってもチームにとっても、経験値を重ねるという意味において大事だったと思います。ディフェンスで経験がある人は多くなかったので、試合による経験値を稼げたのは秋の結果にも大きく貢献したと思います。
ーー今季で一番うまくハマったプレー
立教戦は特に自分が出てて感じたんですが、相手のRBがすごいいい選手で、タックルしてもなかなか倒せない選手だったんですが、みんなで集まり続けて粘り続けられたというのがあり、いい試合だったと感じています。
ーー関学戦でチーム全体として期待すること。
関学というチーム自体が手先でやってくるのではなく基礎に基づいた実力のあるチームなので、そこにビビらずに、僕らもやってきた基礎を信じて真っ向勝負を挑みたいと思っています。僕はDLなので、関学ランオフェンスをどう止めるかに着目しています。今週は大きいOLにビビらずにスタートで勝つという意識で練習をしています。
ーー関学エースQB・星野(弟)の警戒について
星野(弟)くんは僕が高校の時にも彼が足立学園で一回対戦してて、彼の展開力、QBスクランブルの鋭さは経験しています。ディフェンスとして苦戦するポイントになると思いますが、11人全員で役割を全うして、彼のスクランブルを止めたいと思っています。
ーー関西の壁は高いか
プレーのレベル・個々の能力ともに非常に高いものがあると思っています。関西の大学とは春の関学しか経験がないんですが、映像を見るだけでもそれは感じます。なので、今の僕らがどれだけ挑戦できるか、通用するかは楽しみなところです。
ーー意気込みとメッセージ
まずはビビらず、関学というネームバリューに腰が引けることなく、自分たちのやってきたことを全力で出せるかが勝負なので、そこに集中できればと思います。
今年から制度が変わって、初めてトーナメントに出られるということになりますので、まずは僕らもこのチャンスを全力で楽しみたいと思います。応援に来ていただける方も楽しんで試合を見ていただければいいなと思います!
※画像にUNICORNSのロゴが入っているものは慶應義塾大学アメリカンフットボール部より提供いただきました。
(記事:東 九龍)