3月22日から23日にかけて行われたU23 JOCジュニアオリンピックカップ。2日目の23日には慶大から佐藤秀一郎(環3・八千代松陰)が男子フリースタイル97㌔級に出場。アジア大会王者の吉田アラシ(日大)相手に奮闘するも力及ばず。2戦目でも上手く勝ち切ることが出来ず、悔しい結果で今大会を終えた。
2025年3月23日(日)@ドーム立川立飛
【試合結果】
〈男子フリースタイル97㌔級〉
1戦目
●佐藤秀一郎(慶大)[VSU 3:46=1-11]吉田アラシ(日大)○
2戦目
●佐藤秀一郎(慶大)[VPO 6:00=0-4]佐々木優太(育英大)○
〈スコア見方〉
(例)[VSU、4:30=11-1]
・VSU→勝利方法、詳しくは下の図を参照
・4:30→試合終了時間(この場合は試合開始から4分30秒後に試合終了)
・11-1→試合終了時の点数(フォールによる勝利は点数を問わない)
VFA | victory by fall フォールによる勝利 |
VIN | victory by injury 負傷棄権による勝利 |
VCA | victory by 3 caution 警告3回による勝利 |
VSU | victory by technical superiority テクニカルフォール(10点差) |
VPO | victory by points ポイント判定勝ち |
VFO | victory by forfeit 不戦勝 危険試合による勝利 |
DSQ | disqualification 罰則による失格 |
2DSQ | double disqualification 両者失格 |
初戦はアジア選手権での優勝経験も持つ吉田アラシ(日大)と対戦。試合開始1分経ったところで4点を奪われると、その後も相手の技に翻弄され、第1ピリオド終了時点で0-8とされる。しかし、第2ピリオド開始直後に相手を押し出しなんとか1点をもぎ取り1-8とする。ただ、その後はアジア王者相手にそれ以上反撃することは許されず、1-11で敗れた。

強豪相手に挑んだ佐藤
2戦目は佐々木優太(育英大)と対戦。前半は拮抗した試合展開が続き、第1ピリオドを0-2で折り返す。第2ピリオドは執拗に顔付近を狙われ苦戦し、2点を失う。なかなか攻撃の糸口を見つけることが出来ず、0-4で敗北した。

攻撃の糸口を見つけきれなかった
(記事:塩田隆貴 取材:塩田隆貴、河合亜采子)
【選手インタビュー】
◇佐藤秀一郎(環3・八千代松陰)
――今日の試合を振り返って
1試合目の選手は小学校のころから同じ千葉県で何回も試合したことがあって、1回も点数を取れたことがなかったんですけど、今日は運よくタックルが決まって1点取れてよかったです。ただ、組み手とかでコントロールされ続けて自分のしたいことができなかったので、そこは反省点です。2試合目は力勝負で、もっと足を使えばよかったかなと思いました。

反省点も見つかり収穫もあった
――リーグ戦への意気込み
去年慶大は2部で優勝したので、今年もまた2部優勝して1部から落ちてきた大学も4校ありますが、そこにしっかり勝って、1部に昇格できるように自分は全勝を目指して頑張りたいと思います。